1. 歯ブラシは意外と汚れている?

口腔内にはさまざまな菌が付着している。悪い菌ばかりではないが、中には虫歯や歯周病などにつながる菌もある。
使用後の歯ブラシを水洗いで済ませる人が多いはずだが、それだけで完全に菌は除去されているのだろうか?
気になる人は、次の方法で週に1回程度消毒するとよいだろう。
2. 歯ブラシの消毒と保管方法

歯ブラシの消毒は、自宅にある物を使って手軽にできる。たとえば、うがい薬の「イソジン」や、哺乳瓶用消毒液の「ミルトン」などだ。いずれも口に入れても安全なので、使用後にそのまま歯を磨いても構わない。
ほかにも食品用の重曹を水で薄め、消毒するという方法もある。歯ブラシ専用の除菌器を使って消毒するのも一つの方法だろう。
なお消毒後は、雑菌の繁殖を防ぐために毛先を上に向けて乾燥させてほしい。
3. 消毒における注意点

歯ブラシは熱に弱く、温度によっては変形する可能性がある。煮沸消毒や、電子レンジを使用した消毒方法は避けた方がよいだろう。
また、台所用の漂白剤は使用すべきではない。歯ブラシに残った漂白剤が、口腔内を傷つける恐れがあるためだ。漂白剤には、菌を完全に除去する効果がないこともあわせて知っておこう。
まとめ
歯ブラシの消毒は、必ずしも必要というわけではない。だが歯ブラシをより清潔に使用・保管したい人は、定期的に消毒するとよいだろう。
今回紹介した消毒液は、自宅になくても薬局などで手軽に買えるものばかりだ。
正しい方法で消毒をおこない、清潔な歯ブラシで毎日歯を磨いてはいかがだろうか。