1. ワラジムシの生態と駆除の必要性

ワラジムシは見た目がダンゴムシに酷似しているものの、ダンゴムシほどの艶っぽさはなく、触っても丸くならない。主なエサは、昆虫の死骸や枯れ葉、腐葉土などである。不快害虫の一種とされているが、毒はない上に分類は甲殻類なのだ。
ただ人への害はないといえど、栽培中の作物を食すことがある。
基本的に駆除する必要はないが、実害が生じているならば駆除を検討した方がよいだろう。
2. ワラジムシの効率的な駆除方法

もっとも効果的で手っ取り早いのは、殺虫剤を使って駆除する方法だ。粉末や誘引剤、スプレータイプなど種類は問わない。
ただ子どもやペットと同居しているご家庭は、薬剤の取り扱いに注意する必要がある。
薬剤の使用を避けたい人におすすめしたいのが、木酢液を用いた駆除だ。水で薄めて、気になる場所にスプレーしておくとよいだろう。ただ木酢液には毒性が強い成分も含まれているため、正しい方法で取り扱ってほしい。パッケージなどを事前によく確認しよう。
3. 駆除と同時進行すべき対策

駆除と並行して行ってほしいのが、こまめな除湿や換気だ。ワラジムシが生息しにくい環境を作ることで、被害の再発防止につながる。
また、エサとなる朽木や枯れ葉などを掃除するのも有効な対策である。庭にプランターがある場合は、地面へ直接触れない工夫をするとよいだろう。
まとめ
ワラジムシは人体へ被害を及ぼす心配はないものの、農作物を食す恐れがある。
不安な場合や、実害が生じている場合は駆除を検討した方がよいだろう。その際は駆除だけでなく、再発生を防ぐための対策も講じることが重要だ。