目次
1. コーヒーかすの再利用法

コーヒーかすは捨てずに再利用するのがおすすめだ。10通りの使い方を解説するので、ぜひ試してみてほしい。なお、使用するのは基本的に乾燥させたコーヒーかすだ。
消臭剤や脱臭剤として使う
コーヒーかすにはたくさんの孔が空いており、これがにおいを吸収する。濡れたまま使用できる期間は2日ほどだが、乾燥させれば1ヶ月以上持つ。濡れたまま放置するとカビが発生するので、上手に使い分けてほしい。
ゴミ箱の消臭
スプーン1杯くらいのコーヒーかすで、生ゴミの嫌なにおいを消臭できる。また、アンモニアへの高い効果も期待できるため、おむつやペット用のゴミ箱におすすめだ。コーヒーかすをゴミ袋の底に入れておき、上から小まめに振りかけるとにおいを軽減できる。三角コーナーの生ゴミに振りかけておくのもおすすめだ。
衣類や靴の消臭
クローゼットや靴箱に脱臭剤として置くといい。ブーツなど蒸れやすい靴なら直接入れてもいいだろう。コーヒーかすははぎれやガーゼで包むか、お茶や出汁用のパックに入れておくと使いやすい。また、冷蔵庫やトイレの消臭に使用する場合は、濡れたまま容器に入れて数日ごとに交換してもいいだろう。
魚焼きグリルの消臭
乾燥したコーヒーかすを使えば、魚焼きグリルの生臭さを軽減できる。洗剤で洗って乾かしたグリル皿に入れておけばOKだ。すぐに効果を実感したいなら、濡れたままのコーヒーかすを入れて2~3分ほど加熱するといい。
灰皿の消臭
灰皿の底に1cmほどコーヒーかすを敷いて、たばこのにおいを脱臭しよう。使用後はたばこの吸い殻や灰と一緒に捨てるといい。吸い殻を小まめに捨てる場合は、コーヒかすが完全に乾いてなくても問題ない。自宅用はもちろん、車内にある灰皿の消臭にもおすすめだ。
肥料として庭にまく
コーヒーは発酵させれば肥料として再利用できる。植物の成長を阻害したり、カビの原因になったりするので、そのまま庭に混ぜるのは避けよう。ダンボールに2~3日分の新聞紙を敷き詰めて腐葉土を7割ほど入れたら、コーヒーかすを混ぜてほしい。コーヒーかすは途中で足してもOKだ。1日1回ほど混ぜて、触れたときに温かみがあればしっかりと発酵していると考えていい。
虫除けや除草剤として使う
コーヒーかすはナメクジやカタツムリ、アリの予防におすすめだ。湿気が多い場所や、家の周り、生け垣に軽くまいておくといい。また、上記でも説明したとおり、コーヒーかすには植物の成長を阻害する作用がある。雑草が気になる場所にまくと成長を抑制できるので、ぜひ試してみてほしい。
洗剤代わりにする
コーヒーかすには孔がたくさんあいているため、油やにおいをよく吸着する。油汚れがついたフライパンに入れてなじませたら、キッチンペーパーで拭き取るといい。粒子が細かく研磨剤としても使えるので、食器に入れて振り洗いしたり、スポンジで擦ったりといった使い方もできる。
コーヒー風呂にする
コーヒーかすをお茶のパックやストッキングに入れれば、入浴剤が完成。浴槽に入れるとうっすらと茶色になり、ふんわりと香りが広がる。コーヒーの香りをかぐとリラックスしたときに発生するα波が増幅するため、心地がいいバスタイムになるだろう。入浴後は色移りしないように、シャワーをあびて念入りに浴槽を流してほしい。
マッサージクリームとして使う
コーヒーかすとオリーブオイルを混ぜてコーヒースクラブを作ってみよう。オリーブオイルの代わりに、ホホバオイルと混ぜてもいい。角質の除去や足のにおいケアにおすすめだ。ただし、肌にあわないケースもあるので、異常を感じたらすぐに使用を中止しよう。
染料として使う
コーヒーかすを染料として活用する再利用アイデアだ。水1Lに大さじ3杯の分量で30分ほど煮出したら、キッチンペーパーでこす。あとは染めたい布を浸して、ギリギリ沸騰しないくらいの火加減で煮よう。好みの色合いになったら色止めに塩(水1Lに大さじ1)を入れて冷めるまで待ち、すすげばコーヒー染めの完成だ。
ワックス代わりにする
コーヒーかすには油分が含まれており、靴磨きや金属磨きに使うとツヤがでる。ガーゼのような目の細かい布で包んで磨くだけでOKだ。
針山にする
コーヒーかすを布で包んで針山として再利用しよう。好きな布を使って手作りすれば、オシャレで使いやすいアイテムになる。コーヒーに含まれる油分が針を保護することで、布滑りがよくなるのが魅力。サビ防止にもなるので、ぜひ試してみてほしい。
インテリアにする
コーヒーかすをガラス瓶や缶に入れると土のように見える。フェイクグリーンやエアプランツを飾れば、オシャレなインテリアが完成。コーヒーかすには消臭効果が期待できるので、においが気になるトイレや玄関に置くのがおすすめだ。
2. コーヒーかすを乾燥させる方法

コーヒーかすを再利用するには、しっかりと乾燥させる必要がある。簡単な3つの乾燥方法を紹介しよう。
電子レンジで加熱する
抽出後のコーヒーかすを耐熱皿に乗せてレンジで加熱しよう。20g(2杯分くらい)の量なら、600Wで3~4分を目安にしてほしい。乾燥がたりないようなら、かき混ぜたあとに少しずつ追加で加熱しよう。
天日干しする
風通しのいい日向で天日干しをする方法だ。新聞紙に乗せて干し、2~3回ほど混ぜてしっかりと乾燥させる。粉が舞う可能性があるので、風が強い日に干すのは避けたほうがいい。
フライパンで煎る
フライパンや鍋でコーヒーかすを煎って、余分な水気をしっかり飛ばそう。細かいかすは焦げやすいので火加減が重要だ。弱火で様子を確認しつつ、時間をかけてじっくり煎るのがポイントだ。
結論
抽出後に残るコーヒーかすは、消臭剤や肥料、虫よけ、洗剤、染料、ワックスになる。ほかにもコーヒー風呂にしたり、針山を作ったりと、再利用方法はさまざまだ。必要なときすぐに使用できるように、しっかりと乾燥させておこう。電子レンジでの加熱や天日干しなど、簡単な乾燥方法を紹介したので、あわせてチェックしてほしい。