目次
- 水引を包みの下に横向きに通す
- 右から回してきた水引が上にくるように交差させる
- 下に出ている2.の水引で輪をつくる
- もう一方を上から手前に倒し、輪を作りながら3.の下をくぐらせる
- 左右の輪の大きさをそろえ、はみ出している端を切る
- 紅白の水引を包みの下に横向きに通す
- 左の白が下、右の赤が上にくるように、包みの縁に併せて水引を折る
- 赤が上に出るよう、左右を交差させる
- 白を上に持ち上げる
- 白が上にくるように交差させてひとつ結びにする
- 慶事の場合は水引の先端を上に向け、余分な長さを切る
- 右側の水引が上にくるように、左右を交差させて輪を作る
- 交点を押さえながら、左の水引を輪に重ねる
- 2.の交点を押さえながら、右の水引を輪の下からくぐらせる
- 3.の右の水引を上へ引っ張る
- 右側の水引が上にくるように、左右を交差させて輪を作る
- 右手で交点を押さえる
- 上に重ねた水引で1.の輪に重ねて2つ目の輪を作る
- 3.でできた交点を左手で押さえる
- 2つの輪に重ねるよう、もう一方の水引を上下交互にくぐらせて輪を作る
- 水引の端を上向きにして左右の輪を持ち、引き締めて中央のしずく型を小さくする
- 水引の端を内側から1本ずつ引き締めて、左右の輪を小さくする
- 水引の端を中央の輪に上から入れる
- 8.でできた輪にもう一方の水引の端を上から入れる
- 裏面で水引の端を引き締め輪の大きさを調整する
- 裏を向け、水引の左右の端をワイヤーでしばる
- 表から見えない長さに水引の端を切る
1. 水引とは?

水引は、ご祝儀や不祝儀袋などに用いられる飾り紐のことである。おめでたいときに使われる、紅白の水引を目にする機会が多いのではないだろうか。現在では、カラフルなものや松竹梅、鶴や亀、宝船の水引細工など、豊富な種類と色の素材の水引が販売されている。
2. 水引の結び方の種類一覧

水引の結び方の種類を解説する。以下の一覧から、それぞれの意味や結び方をチェックしてみよう。
蝶結びの意味
花結びと呼ばれることもある、蝶々の形に結ぶ水引。片方の紐を引くと簡単に解くことができ、簡単に結び直しもできることから、何度も繰り返してほしいという意味や想いが込められる。出産や入学祝いなど、何度も繰り返してよい慶事で用いられる結び方だ。
蝶結びの結び方
結び切りの意味
水引を固結びにする結び切り。簡単には解けないことから、二度と繰り返さないように、固く結ばれて離れないようにという意味や想いが込められる。婚礼や弔事、お見舞いや快気祝いなどのシーンに用いられる結び方だ。
結び切りの結び方
あわじ結びの意味
複雑な結び目が特徴的なあわじ結び。アワビに似ているため、鮑結びと呼ばれることもある。結び切りと同様に結ぶと簡単には解けないことから、一度切りであってほしいシーンに用いられる結び方だ。
あわじ結びの結び方
梅結びの意味
梅のような形が特徴の梅結び。結び方が複雑なため、固い絆という意味が込められている。そのほかにも、魔除けの縁起物として考えられてきた梅がモチーフになっていることから、無病息災や運命向上の願いも込められた結び方だ。
梅結びの結び方
3. 水引の本数に関するマナー

水引は本数によって使用するシーンが異なる。マナーとして把握しておこう。
慶事の場合は奇数本
慶事の場合の水引は3本、5本、7本と奇数で使用する。5本が基本であり、数が増えるほど丁寧な意味になるのが特徴だ。ただし、婚礼関係の慶事では5本の水引を2組、合計10本使用する。
弔事の場合は偶数本
弔事の場合の水引は2本、4本と偶数で使用する。4本が一般的だ。
結論
ご祝儀や不祝儀袋、お年玉袋などの包みに使われる水引。包みを止めるだけでなく、想いを込める役割も持っている。袋に印刷されたものを使用するのもよいが、特別なときに自分で結んでみるのもおすすめだ。しかし水引には結び方、本数に意味やマナーがあるため、正しい知識を持って結ぶのが望ましい。水引の意味や結び方については、当記事が役に立つだろう。