1. 一般的なワンルームの配置例
ワンルームの広さは6畳や8畳くらいが一般的だ。狭い空間を生かす配置例を紹介する。
6畳ワンルームのレイアウト
6畳のワンルームなら、ベッドはコンパクトなタイプを選ぶと配置しやすい。ソファーベッドや、収納付きベッドがあれば置く家具を最小限にできる。テーブルを置きたいなら、使わないときに収納できる折りたたみ式がおすすめだ。
ロフトベッドがあれば下のスペースを有効活用できる。デスクを置いて作業スペースにしたり、ラックを並べて収納スペースにしたりすると、狭いワンルームを広く使えるだろう。ロフトベッドの下にソファーを置き、対面の壁にテレビボードを配置すればゆったりとくつろげる空間になる。
8畳ワンルームのレイアウト
奥の壁面にベッドの長辺を寄せ、手前にソファーやテレビボードを配置するアイデアだ。ベッドボード上とソファーは同じ壁面につけて対面にテレビボードを置けば、両方からテレビが視聴できる。ソファーとテレビボードの間にはラグを敷き、上にローテーブルを配置するといいだろう。
ワンルームで窓までの動線を確保したいなら、家具は左右の壁面につけて配置するといい。テレビボードやデスク、ラックは奥行きが狭いものを選ぼう。コンパクトな一人がけの椅子を壁面につけて置き、その前に小さなカフェテーブルを配置するとおしゃれだ。
2. 広いワンルームの配置例
10畳や12畳の広いワンルームの配置例を紹介しよう。過ごしやすい部屋にするために、ぜひチェックしてほしい。
10畳ワンルームのレイアウト
10畳の広めのワンルームでは、食事を楽しめるソファーダイニングが実現できる。奥行きが狭いソファーと、高さがあるローテーブルを組み合わせよう。手前がダイニングスペース、奥がベッドスペースというように空間を分けるイメージだ。
ベッドの長辺を壁面に寄せて窓際に配置して、ベッド下の対面にはシンプルなデスクを置いてもいい。デスクの隣に寄せるように、ゆったり座れる大きめのソファーをレイアウトする。ソファーの前にはローテーブルを置き、対面にはテレビボードを配置しよう。
12畳ワンルームのレイアウト
12畳のワンルームをさらに広く見せたいなら、ロータイプの家具でそろえるといい。テレビやキャビネットは脚がないタイプを選ぶと、スッキリとした印象になる。壁面につけたソファーとテレビボードの間に正方形の広いラグを敷けば、床座スタイルも楽しめるのでおすすめだ。
両側がオープンなタイプの棚で、ワンルームに仕切りを作ってもいいだろう。ユニット式の棚なら、好きな高さに積み上げて使用できる。奥の寝室・書斎スペースにはベッドとデスクを、手前のリビングスペースにはソファーやローテーブル、テレビボードを置こう。
3. おしゃれなワンルームに仕上げる配置や家具選びのポイント
おしゃれなワンルームを実現するための、ポイントをまとめた。配置と家具選びを解説する。
低い家具をそろえる
低い家具でそろえると圧迫感が軽減されるため、狭いワンルームを広く見せられる。ソファーや椅子に座ったとき、目線より低い高さが目安だ。家具の高さはなるべくそろえると統一感が出る。
カラーに統一感をもたせる
家具やインテリアの色がバラバラだと雑多な印象になりやすい。家具やカーテン・ベッドカバーなどの布類は、それぞれ色を統一しよう。
大きな面積を占める壁や床などのベースカラーは「7」、主なインテリアに使用するアソートカラーが「2.5」、差し色になるアクセントカラーは「0.5」を目安にするとバランスよく仕上がる。
観葉植物を置く
おしゃれなワンルームにしたいなら、観葉植物をインテリアに取り入れよう。木製の家具と相性がよく、組み合わせることでナチュラルな雰囲気になる。観葉植物の世話をするのが面倒なら、フェイクグリーンを活用してもいい。
キッチンなども含めて「見せない収納」を考える
ものが多いワンルームは散らかって見える。生活感があるものはすべて見せない収納にして、スッキリとした空間を実現しよう。収納は引き出しや扉付きのラックを選ぶのがポイント。オープンラックの場合は、ケースやカゴを並べることで隠す収納になる。
インテリア選びにもこだわろう
おしゃれなワンルームにしたいなら、インテリアのテイストを決めておこう。シンプルな部屋にする場合、スッキリとしたデザインの家具や白・ベージュといった色をメインにする。北欧風にしたいなら、木材やアースカラー、動物・植物のモチーフを取り入れるといい。
4. ワンルームで快適に暮らすためにも配置にこだわろう
家具の配置にこだわれば快適なワンルームが実現する。部屋の広さにあわせて、置ける家具のサイズや数を考えよう。スムーズに移動できるように、適度な動線を確保するのがポイントだ。紹介した配置の実例を参考にして、おしゃれで暮らしやすいワンルームを実現してほしい。
結論
ワンルームの広さによって適した配置は異なる。畳数に分けて紹介した配置アイデアを、ぜひご自宅のワンルームで試してみてほしい。低い家具でそろえる、見せない収納をメインにするなど、配置と家具選びのコツとあわせてチェックしておこう。