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パキラ

実生パキラの育て方!挿し木苗との見分け方や幹を太くするコツも解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年5月19日

パキラは実生(みしょう)と挿し木に分かれる。育ち方に違いがあるので、あらかじめ基本的な知識を確認しておこう。この記事では、実生パキラの正しい育て方を解説する。パキラの基礎知識や、実生苗と挿し木苗の見分け方とあわせて紹介しよう。

  

1. パキラには「実生苗」と「挿し木苗」がある

パキラ
パキラの苗は実生と挿し木に分かれるので、違いをチェックしておこう。パキラの基礎知識と苗の見分け方を解説する。

そもそもパキラとは?

パキラとは手を広げたような葉が特徴的な観葉植物だ。乾燥に強く耐陰性があるため初心者でも育てやすい。サイズが豊富で、幹を編んで仕立てることも可能だ。

実生苗と挿し木苗の違いと見分け方

実生苗は種から発芽したもので、挿し木苗は切り取った枝から育てたものだ。主な違いは幹の太りやすさにある。実生苗のほうが太くなりやすく、挿し木苗だと太くなりにくい。花を咲かせるのも実生苗から育てたパキラだけだ。
挿し木苗のパキラは幹の太さが一定なのに対して、実生苗のパキラは根本が膨らんでおり先端が細い。幹の太さがわかりにくい小さなパキラの場合は、最初の葉が双葉であれば実生苗だ。見分けるのが難しいなら、実生と記載があるものを購入すると確実だろう。

2. 実生パキラの育て方|日当たりと温度管理などの栽培環境について

パキラ
実生パキラを元気に育てたいなら、まず栽培環境を整えよう。ここでは、日当たりと温度管理についてまとめた。

日当たり

実生パキラは日当たりがいい場所を好むが、直射日光が当たると葉が枯れやすい。室内ならレースカーテンがある窓辺、屋外の場合は日除けのあるベランダが適している。

温度管理

実生パキラは寒さに弱いので冬は室内で管理しよう。冬の窓辺は温度が下がりやすいため、夜は部屋の中に移動するといい。

3. 実生パキラの育て方|幹を太くするには水やりと肥料が重要

パキラ
育て方の基本である、水やりと肥料の与え方をチェックしよう。実生パキラの幹を太くするためにも、正しい方法を確認してほしい。

水やり

水のやりすぎは根腐れの原因になるので、土の表面が完全に乾いたタイミングで水やりをしよう。ただし、冬は水を吸う力が弱くなるため、土が乾いて2~3日ほど経過してからで十分だ。

肥料

実生パキラの幹を太くしたいなら、成長期である4?10月に肥料を与えよう。液体肥料は10?15日に1回が目安だ。固形肥料を与えるなら幹から少し離れた場所に置いてほしい。

4. 実生パキラの育て方|剪定と植え替えのやり方も知っておこう

パキラ
実生パキラを元気に育てるには、定期的な剪定と植え替えが必要だ。それぞれの基本的なやり方を解説しよう。

剪定

1~2年に1度の頻度で、5~7月頃に剪定して形を整えるといい。内向きに絡み合っていたり、伸びすぎたりした枝は根本から剪定してもOKだ。

植え替え

2~3年に1回ほど、4~7月頃に一回り大きな鉢に植え替えよう。数日水やりを控えた実生パキラを鉢から取りだして、黒ずんだ根があればカットしてほしい。
新しい鉢に鉢底ネットをかぶせて鉢底石を敷き、三分の一ほど土を入れよう。あとは実生パキラを入れて周りを土でおおってから、水やりをすればOKだ。

5. 実生パキラの増やし方

パキラ
実生パキラの枝を使用すれば、挿し木パキラを簡単に増やせる。剪定した枝が使えるので、ぜひ試してみてほしい。

挿し木

実生パキラの枝を10~15cmにカットしたら、真ん中から下の葉を取り除こう。切り口を斜めにカットして、水を入れたコップに挿しておく。根が生えてきたら挿し木用の土に植え、土が乾燥しないように日陰で管理する。1~2ヶ月ほどたつと根が十分に生えるので、一回りほど大きな鉢に植え替えよう。

6. 実生パキラで注意すべき病気や害虫

パキラ
実生パキラを元気に育てたいなら、病気や害虫に注意してほしい。育て方とあわせて確認しておきたい、主な病害虫とその対策を解説する。

病害虫

病害虫に強いパキラだが、ハダニやアブラムシ、カイガラムシがつくことがある。見つけたら薬剤を使って駆除することが重要だ。カビ菌の一種であるすす病など、害虫が原因で発生する病気にも注意しよう。
病害虫の対策は元気に育てることだ。土が湿った状態だと病害虫が発生しやすいので、水はけがよい用土を使用して、風通しと日当たりがいい場所で育てよう。ハダニ対策には葉水が有効なので、こちらもあわせて実践してほしい。

7. パキラの幹を太く育てたければ「実生苗」を選ぼう

パキラ
パキラの苗は種から育てた実生と、枝から育てた挿し木に分かれる。より太く育てたいなら、実生苗を選ぶのがおすすめだ。幹の形や最初の葉など、見分け方のポイントをチェックしておこう。通販サイトでは実生と記載しているケースがあるので、見分ける自信がないならそちらで購入するといい。

結論

実生パキラは、挿し木のパキラより太く育つという特徴がある。実生苗と挿し木苗の見分け方を確認して、ぜひ購入してほしい。また、実生パキラを大きく育てるためには育て方が重要だ。肥料を与えればより太く育つので、頻度ややり方をチェックしておこう。そのほかに日当たりや剪定、増やし方など基本の育て方を紹介したので、ぜひ参考にしてほしい。
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  • 更新日:

    2022年5月19日

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