目次
1. アルバムの捨て方は何ゴミ?

自治体でのアルバムの捨て方を解説する。分別や捨てる前の準備とあわせて紹介しよう。
アルバムは資源ゴミではない
アルバムは表紙やフィルム、背の部分に紙以外が使われているものが多い。資源化ができる雑誌や本などの紙類と違うため、資源ゴミとして処分しないように注意する。
一方で広島市など一部の自治体だと分別は資源ゴミだ。また卒業アルバムやフォトブックは印刷物であるため、資源ゴミとするケースが多い。まずは自治体の公式サイトで分別や捨て方を確認しよう。
アルバムは可燃ゴミとして出す
アルバムは可燃ゴミとして分類するのが一般的だ。たとえば横浜市だとアルバムを可燃ゴミとしている。大阪市では不燃ゴミと可燃ゴミを分けないため、普通ゴミとして分類が可能だ。しかし、材質やサイズによっては、可燃ゴミ以外に分類するケースもある。
たとえば、相模原市ではアルバムの分別は一般ゴミだが、50cm以上だと粗大ゴミだ。川崎市だと紙製ならミックスペーパーで、プラスチック製なら普通ゴミに分別される。
松戸市の分別はやや複雑で、50cm未満で紙製なら金属部分を取り外して可燃ゴミに出す。プラスチック製なら金属部分を取り外して不燃ゴミとして処分する。このように分別は自治体によって異なるため、公式サイトで捨て方のルールを確認しておこう。
アルバム内の写真はシュレッダーにかける
アルバムの写真には人物が写っているケースが多い。ご自身やご家族、ご友人が写っている写真は、個人情報として悪用される可能性もある。ハサミで切り刻むか、シュレッダーにかけてから処分するのが正しい捨て方だ。
写真の数が多いとすべて切るのは大変なので、ガムテープで厳重に包んでから処分する捨て方もある。もしくは漂白剤でインクを溶かしてもいいだろう。ぬるま湯に混ぜて写真を入れれば、大量の写真をまとめて漂白できる。
回収時間の直前に出す
一部の写真を残して処分する場合、回収時間の直前に出すといいだろう。アルバムの中身を見られてしまうリスクを減らすことが可能だ。粗大ゴミの回収時間は電話で申し込みをするときに確認できるので、捨て方とあわせてチェックしておこう。
2. アルバムのその他の捨て方

自治体以外での捨て方をまとめた。それぞれの方法を解説するので、捨て方を選ぶときの参考にしてほしい。
自分でゴミ処理場に持って行く
回収日まで待たずにアルバムを処分したいなら、ゴミ処理場に持ち込もう。大量のゴミを安価で処分できるため、冊数が多かったりその他に捨てたいものがあったりするときにおすすめだ。自家用車が必要だが、回収場所に出す一般的な捨て方と違って中身を見られる心配が少ない。ゴミ処理場の場所や受付時間は、自治体の公式サイトで確認しよう。
お焚き上げする
大事な人の写真や故人の写真を処分することに抵抗を感じる方は多い。ゴミとして捨てたくないなら、神社やお寺にお焚き上げをお願いするのがおすすめだ。まずはお焚き上げを受け付けているかどうかを調べる。郵送で受け付けている神社やお寺なら、ダンボールにつめて送るだけでOKだ。
業者に依頼して処分する
不用品回収業者に依頼して処分してもらう捨て方だ。料金はかかるが、大量のアルバムでも自宅まで引き取りにきてもらえる。また、個人情報を漏らさずに写真ごと処分したいなら、溶解処分業者がおすすめだ。そのまま溶解処分にするため、中身を見られる心配がない。ただし、アルバムの溶解処理に対応していない業者もあるので、事前に問い合わせておこう。
3. アルバム内の写真の保存方法

アルバムは処分する場合でも、思い出の写真は残しておきたい。アルバムの捨て方とあわせて、写真の保存方法をチェックしておこう。
写真を整理して新しいアルバムに入れる
残しておきたい写真だけ選んで、新しいアルバムに入れかえる。薄くて小さなアルバムを選ぶのがポイントだ。コンパクトなものに変えることで、収納スペースをとらずに収納できる。
デジタルデータ化する
写真をデジタルデータにして、パソコンやDVD、ブルーレイディスクに保存しよう。専用アプリやスキャナーを使用する方法なら、自分でもデジタルデータにできる。
ただし、アルバムの写真を1枚ずつスキャンするのは大変な作業だ。アルバムの写真をまとめてデジタルデータにしてくれるサービスなら手間がかからないので、ぜひ活用してほしい。
結論
アルバムの捨て方は、まず自治体のルールを確認しよう。可燃ゴミとして捨てるのが一般的だが、サイズや材質によって分別が異なることがある。他にもゴミ処理場に持ち込んだり、業者に依頼したりする方法もあるので、自分にあった捨て方を選ぼう。アルバム内の大事な写真を残す方法も、あわせて参考にしてほしい。