目次
1. 狭い部屋のレイアウトのコツ

まずは、狭い部屋のレイアウトのコツを解説しよう。
ゆっくり寛げる空間を意識する
狭い部屋は、同じ家具を置いてもレイアウト次第で印象が大きく変化する。大きめの家具はできる限り壁に沿って置き、窓に向けて視野が広がるようにレイアウトするとゆったりとした印象にできる。窓の前には、可能な限り家具を置かないように意識するだけでも、ゆっくりとくつろげる空間になるだろう。
インテリアに統一感を出す
狭い部屋ではとくに部屋のテーマを決め、そのテーマに沿って統一したインテリアを選ぶとすっきりとした印象を与えることができる。テーマを決めずに好みや機能だけでインテリアを選ぶと配色や素材がばらつくため、ごちゃついた圧迫感のある部屋になってしまう。狭い部屋に置くインテリアを選ぶときは、統一感を出せるものを選ぶことがコツの1つだ。
2. 狭い部屋に置く家具の選び方

次に、狭い部屋に置く家具の選び方を紹介しよう。
コンパクトな家具を選ぶ
狭い部屋に置く家具は、できる限りコンパクトで背の低いものを選ぶと圧迫感を与えずに済む。使用頻度が低いものは折りたたみ式のものを選ぶと、スペースを有効活用できるだろう。
収納付きの家具を選ぶ
狭い部屋には、収納付きのベッドや収納場所に活用できるスペースのある家具を選ぶとすっきりとした部屋作りができる。
淡い色の家具を選ぶ
色には、ものを大きく、広く見せる膨張色と、小さく、狭く見せる収縮色がある。狭い部屋には、膨張色であるベージュや白などの淡い色の家具を選ぶと、空間を広く見せることができる。
細身のデザインの家具を選ぶ
狭い部屋では圧迫感を抑えるために、家具は細身のデザインのものを選ぶのがおすすめだ。アイアンテイストの家具を選ぶときも存在感を出し過ぎないように、脚やフレームが細身のデザインを選ぶとよいだろう。
3. 狭い部屋にレイアウトしたい家具

こちらでは、狭い部屋にレイアウトしたい家具を紹介しよう。
ソファベッド
狭い部屋でもソファを置きたいときは、ソファベッドを選ぶとよいだろう。ソファベッドは、起床時はソファとして使用し、就寝時はベッドに変化させて使用できる。ソファとベッドの両機能を備えた家具であるため、省スペースのレイアウトが可能だ。
ロフトベッド
ロフトベッドは、床の空間を有効活用したい場合におすすめだ。ベッドの下部分にデスクや収納棚をレイアウトすれば空間を有効に使える。
ウォールラックやラダーラック
狭い部屋では、ウォールラックやラダーラックなどの壁面収納を設置するとスペースを有効活用できる。ラダーラックは、壁を傷つけずに設置できるため、賃貸物件にもおすすめだ。
鏡
鏡を設置すると、部屋を広く見せる効果が期待できる。そのため、スペースや用途に応じた鏡を部屋の片隅や壁にレイアウトするのもよいだろう。
4. 狭い部屋のレイアウト実例

最後に、狭い部屋のレイアウト実例を紹介しよう。
2畳・3畳の部屋のレイアウト例
狭い部屋を書斎に
3畳ほどの狭い部屋でも、デスクのサイズや奥行きを調整して選ぶと本格的な書斎を作ることができる。本棚などを置くことが難しい場合は、デスクの上に壁面収納を取り入れるとよいだろう。
リビングに近い和室をキッズスペースに
リビングに近い3畳ほどの狭い部屋や和室は、襖や戸を取り外し、キッズスペースとしておもちゃ箱や本棚をレイアウトするとスペースを有効活用できる。
4畳・4畳半の部屋のレイアウト例
壁面収納を組み合わせて空間を有効活用
4畳や4畳半ほどの狭い部屋でも、壁面収納を組み合わせると十分な収納を確保したり、空間を有効活用できたりする。たとえばテレビを壁にかけたり、収納棚を部屋の角に沿ってL字に設置したりするとデッドスペースの有効活用が可能だ。
5畳・6畳の部屋のレイアウト例
部屋の片側に家具を寄せてレイアウト
5畳や6畳ほどの狭い部屋では、ベッドやデスクなどの大きさや高さのある家具を部屋の片側にまとめてレイアウトすると、何もないスペースを確保できる。筋力トレーニングやヨガなどを日課にしている人も、気兼ねなく実践できるだろう。
結論
今回は、2畳から6畳ほどの狭い部屋のレイアウトのコツから、家具の選び方、レイアウトの実例などについて解説した。狭い部屋は工夫次第で、スペースを有効活用した機能的な空間にすることができる。ぜひ、当記事を参考に、それぞれの用途に応じた家具選びやレイアウトを実践し、快適な部屋を作ってほしい。