目次
1. 1DKとは?

1DKとは、仕切られた1つの部屋とダイニングキッチンが設けられた間取りのことである。キッチンで食事し、居住スペースはもう一つの部屋に確保するといったレイアウトがおすすめだ。
2. 1DKの部屋のタイプ

こちらでは、1DKの部屋のタイプを紹介しよう。
DKと玄関が一体化しているタイプ
築年数が経過した物件に多い間取りの1つであり、DKの部屋に玄関が直接接続している間取りだ。トイレやお風呂などの水回りにはDKからアクセスするタイプだが、脱衣所がない場合もある。物件によっては、キッチンが広く確保されているものもあるのが特徴だ。
DKが縦長のタイプ
DKが縦長のタイプは、DKが通路としての役割も果たし、個室やトイレ、浴室などへアクセスできるのが特徴だ。
水回りが独立しているタイプ
浴室やトイレ、洗面室などの水回りが、部屋から独立している間取りだ。水回りが独立しているタイプでは、部屋のスペースを有効活用可能である。くつろぐスペースを確保したり、大き目の家具をレイアウトしたりできる。
3. 1DKの基本レイアウト

こちらでは、1DKの基本レイアウトを紹介しよう。
DKを食事専用にする場合
DKを食事専用にするときは、コンパクトな食器棚やダイニングテーブルのみをレイアウトするとスッキリした印象になる。収納棚やテレビなどは、寝室に当たる部屋に置くため、来客があってもプライベートな部分を見せずに済む。
DKをリビングにする場合
DK部分をリビングにするときは、テレビやテーブル、収納棚などをレイアウトし、寝室はベッドのみを設置する方法だ。
居住スペースと寝室を完全に分けられるため、メリハリのある生活が可能になる。趣味のスペースを確保したり、ダブルベッドを置いたりしたい場合におすすめだ。
4. 1DKレイアウトの注意点

こちらでは、1DKレイアウトの注意点を解説しよう。
背の低い家具を選ぶ
1DKは、家具をまとめてレイアウトしがちになるため、ごちゃついたり、圧迫感を与えたりしてしまうこともある。これを防ぐためには、背の低い家具を選び、見通しのよい空間に仕上げることが大切だ。家具もできる限りコンパクトなものを選び、床が見える面積を増やすことで、部屋を広く見せることができるだろう。
家具は収納力を重視
1DKにレイアウトする家具を選ぶときには、収納力を重視することが大切だ。衣類の収納は、たんすやチェストではなくハンガーラックを選ぶとコンパクトに衣類を収納できる。調理用具や生活必需品も専用の棚を選ぶより、カラーボックスを上手に組み合わせると収納を確保することが可能になる。
色の数を抑える
1DKの部屋の中にレイアウトする色が多種類あるとごちゃつき、落ち着きのない印象になってしまう。家具などを選ぶときは、色やトーンをそろえるなどして色の数を抑えると落ち着いたセンスのよい部屋を作れる。
カーペットでスペースを区切る
1DKの部屋に仕切りとなる家具などをレイアウトすることが難しい場合は、カーペットを敷いてスペースを用途ごとに区切る方法もある。テーブルを置くその下にカーペットを敷くと食事と生活スペースになり、ベッドやキッチンと仕切れる。
5. 1DKのレイアウト実例

こちらでは、1DKのレイアウト実例を紹介しよう。
一人暮らしのレイアウト例
白とブラウンでシンプルに格好よく
壁の色が白の場合は、家具を木製や同系色のブラウンでまとめると、一人暮らしの男性向けのシンプルかつ格好のよいスタイルの部屋にできる。背の高い家具は、できる限り部屋の入口付近にレイアウトすると開放的な印象になる。
使う色を決めてセンスよく
部屋で使用する色をブラウン・ベージュ・白などと決めると統一した印象になり、センスのよい部屋を作れる。やわらかい印象を与える家具を選んだり、かわいらしい観葉植物を取り入れたりすると一人暮らしの女性向けのレイアウトに仕上げられる。
二人暮らしのレイアウト例
テイストをそろえてオシャレに
1DKで二人暮らしするときには、収納棚やテレビボード、テーブルなど大きめの家具のテイストをそろえるとオシャレな空間に仕上げられる。二人同時のテレワークが必要になる場合は、それぞれの作業場所を確保できるように家具を選んだり、レイアウトしたりすると快適に過ごせるだろう。
結論
今回は、1DKの間取りからレイアウトの注意点、一人暮らしや二人暮らしのレイアウト実例などについて解説した。1DKは、レイアウトの方法次第で部屋の印象や生活の快適さが大きく異なる。当記事を参考にそれぞれの間取りや同居者の有無に応じて家具選びやレイアウトを工夫し、快適な部屋に仕上げてほしい。