目次
- 1. 電球の捨て方|白熱電球やLED電球の場合
- 2. 電球の捨て方|蛍光灯や電球型蛍光灯の場合
- 3. 電球のそのほかの捨て方
- 4. 電球を処分する際の注意点
- 5. 電球の捨て方について自治体のルールを確認しておこう
1. 電球の捨て方|白熱電球やLED電球の場合

白熱電球とLED電球は同じ捨て方ができる。各自治体のホームページで確認しよう。
「不燃ごみ」「ガラス」「資源ごみ」など自治体による
白熱電球は、ソケット接合部分以外はガラスでできている。LED電球はソケット接合部分以外も金属が多い仕様となっている。
白熱電球とLED電球は、ほとんどの自治体では「燃えないごみ」として収集される。電球は、割れないように元の箱に入れるなどしてから出すようにしよう。
2. 電球の捨て方|蛍光灯や電球型蛍光灯の場合

蛍光灯や電球型蛍光灯の場合は、捨て方に注意が必要だ。
「水銀」が使用されているため捨て方には注意が必要
白熱電球やLED電球は水銀が含まれていないので、燃えないごみとして捨てることができる。しかし、蛍光灯は水銀を含むガスが入っているため、燃えないごみとして捨てることができない場合もある。
蛍光灯は形状でわかりやすいが、電球型蛍光灯は外見からは分かりにくいかもしれない。電球型蛍光灯かどうか確認するためには、型番をチェックすることだ。「EF」で始まる型番であれば、電球型蛍光灯で間違いない。
蛍光灯や電球型蛍光灯の捨て方は、自治体によってさまざまだ。有害物質が含まれているため「有害ごみ」として扱われる自治体や、中身がわかるように表記してから「燃えないごみ」として処分できる自治体もある。また、封入されている水銀は貴重な資源となるため「資源ごみ」として扱う自治体もある。
3. 電球のそのほかの捨て方

電球は、自治体のごみに出す以外の捨て方もできる。いくつかの捨て方があるので、覚えておくと便利だ。
回収ボックスを利用する
地域によっては、市町村役場や公共施設、スーパーなどに回収ボックスを設置しているケースもある。基本的には無料で回収してくれるので、近くに回収ボックスがある場合には、持って行って処分するといい。
電気店やホームセンターなどに持ち込む
家電量販店や電気店、あるいはホームセンターなどで回収を行っているところもある。とくに、有害物質の含まれている蛍光灯を買い替える際には、購入店に問い合わせてみよう。
不用品回収業者に依頼する
捨てる電球が多く、なおかつほかにも捨てるものがある場合などは、不用品回収業者に依頼するという捨て方もある。ただし、業者選びには注意が必要だ。一般家庭から出るごみの処理は「一般廃棄物」の免許を持った業者を選ぶことだ。「産業廃棄物収集運搬業許可」「産業廃棄物処理業許可」「古物商」免許などでは回収は許可されていない。無許可の業者に依頼すると、不法投棄などのトラブルになるので注意しよう。(※1)
4. 電球を処分する際の注意点

電球は割れると運搬や処分する際に危険が生じる。正しい電球の捨て方を覚えておこう。
破損しないように箱に入れるまたは梱包する
電球は破損しやすいので、新しく買った電球の箱を利用して捨てる。もし電球の箱がない場合には、新聞紙や厚紙などで厳重に包んでから袋に入れるようにしよう。
ほかのごみとは一緒にしない
ゴミステーションに置くときにも、ほかのごみから少し離した場所に置くなどの配慮が必要だ。自治会にルールがある場合には、それに従った捨て方をする。
「危険」「ワレモノ」などとわかりやすく記載する
電球は非常に割れやすく、割れるとケガをする危険性がある。「危険」「ワレモノ」など、誰でもわかるように注意喚起の表示をしよう。
5. 電球の捨て方について自治体のルールを確認しておこう

電球の捨て方は、各自治体で異なる。たとえば、仙台市では蛍光灯はビン・缶の収集日に黄色の回収容器の脇に置く。電球は家庭ごみとして、緑色の指定ごみ袋に入れて捨てるという決まりがある。一方横浜市では、週2回の燃えないごみの収集日に「蛍光灯」など品物名を明記して捨てるといった決まりがある。
このように、住んでいる自治会によって電球の捨て方は変わってくるので、引っ越した場合など、まずホームページなどで確認しておくことが大切だ。
結論
電球の捨て方は、住んでいる自治体によって違ってくるので、事前に確認しておこう。電球は割れやすくケガの危険性もあるため、捨て方にも注意が必要だ。電球の空き箱や新聞紙、段ボールで割れないように保護し、「ワレモノ」などと書いておく。くれぐれも、ほかの一般ごみと一緒にしないように注意しよう。
(参考文献)
※1:環境省_廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!