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スモークツリー

スモークツリーとは?育て方と増やし方や剪定などのお手入れも解説!

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年6月11日

スモークツリーと呼ばれる植物をご存じだろうか。その名の通り、ふわふわと煙るかのような姿が特徴的な植物だ。意外と環境に適応しやすく、日本でも育てるのが簡単なスモークツリー。今回は、スモークツリーの育て方や管理方法、増やし方などを紹介しよう。

  

1. スモークツリーとはどんな植物?

スモークツリー
スモークツリーとはどのような植物なのだろう。花言葉も併せて紹介しよう。

雌雄異株の落葉樹

スモークツリーは、アジアからヨーロッパまで広い範囲に分布する植物だ。属性はウルシ科の落葉樹だが、ウルシのように触っただけでかぶれることはない。また、イチョウと同じように雌雄異株の植物だ。雄の木と雌の木があり、スモークになるのは雌の木だけである。スモークツリーがスモーク状になるのは、花を咲かせた後に「不稔花」と呼ばれる花柄が20cmほど伸びて、多数枝分かれするからだ。この様子が遠くからみると、まるで煙のように見えることからこの名が付いたとされる。

花言葉

スモークツリーは、煙のようにみえることから、花言葉ではすぐに消え去ってしまう「はかなさ」をイメージしている。
  • 煙に巻く
  • はかない青春
  • 賢明
  • にぎやかな家庭

2. スモークツリーの育て方1|栽培環境

スモークツリー
スモークツリーは、あまり手のかからない植物だ。ここでは、育て方のポイントを紹介しよう。

置き場所・日当たり

スモークツリーは、太陽が大好きな植物だ。直射日光にも強く乾燥にも耐えるので、できるだけ日当たりのよい場所で育てよう。逆にジメジメした場所は苦手なので、水はけのよい場所を選ぶことだ。

用土

スモークツリーは乾燥を好むので、水はけのよい用土を選ぼう。鉢植えにする場合には、赤玉土:腐葉土:川砂を5:3:2程度の割合で混ぜて使うとよいだろう。

温度管理

スモークツリーは、耐寒性、耐暑性に優れた植物だ。そのため、温度管理にはとくに神経を使う必要はない。

3. スモークツリーの育て方2|水やりと肥料

ジョウロ
スモークツリーが根付いたら、水やりや肥料は生育のポイントになる。

水やり

スモークツリーは乾燥を好む植物だ。植え付けの直後だけは軽く水やりをするが、あとは土が乾いたら水やりをする程度でかまわない。地植えの場合には、水やりは不要だ。夏の日照りが続いた場合のみ、水を与えるとよいだろう。

肥料・追肥

スモークツリーの成長が思わしくないときは、肥料・追肥をしてやるとよい。肥料を与える時期としては12月~3月で「緩効性化成肥料」や「固形の油かす」を施そう。

4. スモークツリーの育て方3|剪定と増やし方

剪定
スモークツリーは、成長が早い植物だ。長く楽しむためにも、剪定方法や増やし方を覚えておこう。

剪定

枝が横へと伸びやすいスモークツリーは、剪定をして形を整える必要がある。そのままにしておくと、雪の重みなどでも枝が折れてしまう。
まずスモークツリーの剪定時期だが、冬の落葉期がおすすめだ。晩秋から花芽を持つため、すべての枝を剪定してしまうと、花が咲かなくなるので注意しよう。古い枝や伸びすぎた枝をバランスよく剪定するのがコツだ。

増やし方(挿し木)

スモークツリーは、挿し木で増やすことができる。挿し木をする時期は、花が終わった後が適している。新しく伸びた枝の先から10cm程度切って、挿し木にしよう。
発根剤液に30分~1時間程度浸けたら、赤玉用土に挿してほしい。根が出てくるまでは日陰で育て、土が乾かないように注意しよう。根が出ても、いきなり地植えするのではなく、鉢である程度の大きさになるまで管理すると失敗が少ない。

5. スモークツリーの栽培で注意したい病害虫

水やり
スモークツリーは、病害虫に比較的強い植物だが、注意は必要だ。

病気

スモークツリーがかかる病気の代表は「うどん粉病」だ。葉に粉が吹いたような症状があらわれたら注意しよう。放置しておくと、どんどん広がる可能性があるので、気が付いたら葉を摘み取るなどの対策が必要だ。それでも被害が拡大しそうなら、市販の薬剤を散布するとよい。

害虫

スモークツリーは、枝の成長が早く、あっという間に伸びる。そのため、風通しが悪くなって害虫が発生することもある。スモークツリーに寄生する害虫としては「カイガラムシ」「ミノムシ」がある。ミノムシの場合は捕殺して駆除できるが、カイガラムシの場合には、薬剤散布で駆除するのが好ましい。

6. ?煙のような「不稔花」を咲かせるスモークツリーをぜひ育ててみよう

スモークツリー
スモークツリーは、特徴的な「不稔花」をつけることで知られている植物だ。フワフワとした綿毛は、独特の存在感で庭を彩ってくれるだろう。近くで見るのと遠くから見るのとでは、まったく違った印象もまた楽しい。
暑さや寒さにも強く丈夫なので、育てやすい植物といってよいだろう。煙のような不稔花を楽しみたいのなら「雌の木」を植えることだ。購入するときには、必ず確認しよう。

結論

煙のような花穂をつけるスモークツリーは、ウルシの仲間で落葉樹だ。太陽と乾燥を好む植物なので、日当たりがよく水はけのよい場所を選んで植えよう。また、生育旺盛で枝がすぐに伸びてしまうので、1年に1度、冬の時期に剪定をして樹形を整えてやるとよい。病害虫には比較的強いが、うどん粉病やカイガラムシなどには注意しよう。
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  • 更新日:

    2022年6月11日

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