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冷蔵庫

引っ越し時の冷蔵庫の運び方 | 中身の始末や水抜きの手順を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年6月25日

引っ越しで冷蔵庫を新居に持って行く際には、霜取りや水抜きなどの作業が必要だ。この記事では、引っ越し時の冷蔵庫の運び方を紹介する。霜取りや水抜きの手順をはじめ、自分で冷蔵庫を運ぶ際のポイントや、冷蔵庫のみを業者に運搬してもらえるかについても解説しよう。

  

1. 引っ越しで冷蔵庫を運ぶ際の流れ

霜
まずは、引っ越しで冷蔵庫を運ぶ際の流れを解説する。霜取りと水抜きは引っ越しの前日から準備が必要なので、事前に流れをしっかり把握してスケジュールを組んでおこう。

冷蔵庫の中身を片付ける

冷蔵庫の中に食品が入った状態では、引っ越し業者に運搬してもらえない。冷蔵庫の中身は前日までに片付けて空にしておこう。要冷蔵の食材や調味料を使いきれなかった場合はクーラーボックスに保管したり、クール便で新居に送ったりするのもよい。

霜取りと水抜きをする

冷蔵庫の内部には霜がつきやすい。霜がついたままの冷蔵庫を運ぶと、溶けた水が漏れてくるおそれがある。そのため引っ越しの前日までに冷蔵庫の電源を切り、霜取りと水抜きを行うことが欠かせない。

電源を切るのは何時間前?

霜が完全に溶けるには半日程度かかる。引っ越し時間の10~15時間ほど前には冷蔵庫の電源を切り、霜をしっかり溶かそう。

霜取りや水抜きの手順

  • 冷蔵庫の電源を切る。万が一水が漏れても問題ないよう、冷蔵庫のまわりにタオルや雑巾などを敷いておこう。このとき冷蔵庫のドアは開けっ放しにしておくとよい。
  • 製氷皿の氷をシンクに捨てる。
  • 10~15時間ほどたったら、霜が溶けて蒸発皿に水がたまっている。蒸発皿を取り外し、水を捨てれば完了だ。

冷蔵庫を掃除する

冷蔵庫の中が空になったら、濡らして固く絞った布で庫内を拭いて掃除しよう。目立つ汚れは、水で薄めた中性洗剤やクエン酸スプレーをつけて拭くとよい。最後は水分や洗剤が残らないよう、乾いた布でしっかり拭く。

2. 引っ越しの際の冷蔵庫の運び方

梱包材
家具・家電や荷物の運搬は引っ越し業者に依頼するのが便利だが、冷蔵庫を自分で運ぶ場合にはいくつか注意点がある。ここでは正しい運び方を紹介するので、冷蔵庫や壁などの破損・傷を防ぐためにもしっかりチェックしておきたい。

ドアやトレーを固定する

運搬中にドアが開いたり中のトレーが飛び出したりすると、思わぬ事故や破損の原因となる。そのため運ぶ前にはドア・引き出し・トレーなどは養生テープで固定しておこう。

毛布や梱包材などで保護する

重い冷蔵庫をぶつけたり落としたりすると、床や壁が傷つくおそれがある。さらに冷蔵庫自体に傷やへこみができるリスクも考えられる。冷蔵庫のまわりには緩衝材を巻きつけ、その上から毛布や梱包材などで覆うのがおすすめだ。

縦向きのまま運ぶ

冷蔵庫を運ぶときは横に傾けず、縦向きのまま運ぼう。冷蔵庫の中には、庫内を冷却するための液体が内蔵されている。横にするとそれらの液体が漏れ、冷蔵庫を故障させるおそれがあるためだ。

3. 冷蔵庫だけを引っ越し業者に依頼できる?

トラック
冷蔵庫が重くて自力で運ぶのが難しい場合などは、冷蔵庫のみの運搬を引っ越し業者に依頼することも可能だ。大型家電だけを運ぶプランを用意している引っ越し業者も多い。冷蔵庫など家電1点から依頼できることもあるので、引っ越しの費用を抑えたい場合は調べてみよう。

4. 引っ越し先での冷蔵庫の設置方法

冷蔵庫
引っ越し先で冷蔵庫を設置する際にも気をつけたいポイントがある。新居での冷蔵庫の設置時は以下の3点に注意しよう。

放熱スペースを確保する

冷蔵庫を置く際は、まわりに放熱スペースを確保することが大切だ。冷蔵庫には、冷媒が回収した熱を放出するための放熱板がついている。放熱板がある位置は冷蔵庫ごとに異なるが、古いものは背面、最近のものは上部や側面についていることが多い。取扱説明書で位置を確認し、冷蔵庫がしっかり放熱できるよう十分なスペースをとろう。

電源をすぐに入れない

冷蔵庫を引っ越し先に運んで設置し終えても、すぐに電源を入れてはいけない。運搬中は揺れや傾きにより、庫内の冷却液が移動してしまうことがある。液体が元の位置に戻るまで1時間ほど待ってから電源を入れるとよい。

冷蔵庫にすぐに食品を入れない

冷蔵庫の庫内が十分に冷えるには、電源を入れてから3~4時間ほどかかる。食品をすぐに冷蔵庫に入れても適温で保存できず、食品が傷むおそれもあるため、庫内がしっかり冷えたのを確認してから入れよう。

5. 引っ越しを機に冷蔵庫を処分する方法

冷蔵庫
引っ越しを機に冷蔵庫を買い替える場合は、古い冷蔵庫の処分が必要だ。冷蔵庫は家電リサイクル法の対象品目であり、大型ゴミとして処分できない。冷蔵庫のリサイクル方法はいくつかあるので、状態や製造年数などに応じて以下の中から選ぼう。

家電販売店で回収してもらう

冷蔵庫は家電販売店で回収してもらえる。古い冷蔵庫を購入した店か、新しい冷蔵庫に買い替えるなら購入先の店に回収を依頼しよう。その際はリサイクル料金や回収料金がかかるので、あわせて確認しておきたい。

リサイクル料金を払って処分する

自治体の指定引き取り場所で冷蔵庫をリサイクルしてもらう方法もある。郵便局でリサイクル料金を払って「家電リサイクル券」を受け取り、自治体の指定引き取り場所に持ち込もう。自力での運搬が難しい場合は収集を依頼できるが、別途回収料金がかかる。

買取してもらう

冷蔵庫の年式が比較的新しく状態も良好な場合は、リサイクルショップなどで買い取ってもらうのもよい。通常のリサイクル方法では費用がかかるが、この方法では買取してもらうことでお金が得られるのがメリットだ。

結論

引っ越しの際には、運搬する10~15時間ほど前までに冷蔵庫の電源を切り、霜取りや水抜き、庫内の掃除を行おう。自分で冷蔵庫を運搬する場合は運び方にも気をつけ、ドアやトレーを固定したうえで、縦向きで輸送することが肝心だ。適切な場所に設置し、新居でも冷蔵庫を快適に使ってほしい。
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  • 更新日:

    2022年6月25日

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