目次
1. タブレットは処分より下取りがおすすめ

多くの大手メーカーでは、タブレットの下取りプログラムを実施している。捨て方とあわせて、メーカーごとの下取りをチェックしておこう。
ドコモでの下取り方法
ドコモでタブレットの下取りをすると、購入する機種の代金から割引が受けられる。ドコモショップや取扱い店、ドコモオンラインショップから申し込もう。一部の機種は下取りの対象外なので条件を確認しておきたい。
auでの下取り方法
機種変更のときにタブレットの下取りをして、ポイントの還元を受けよう。対応機種と還元価格はauの公式サイトで確認できる。店頭で下取りをするか、郵送下取りを店頭で申し込もう。
ソフトバンクでの下取り方法
PayPayポイントの還元と、代金からの割引のどちらかを選べる。店頭で下取りをするか、店頭で郵送下取りの申し込みをしよう。対応する機種や詳しい条件は、ソフトバンクの公式サイトでチェックしてほしい。
Appleでの下取り方法
購入するデバイスの割引、もしくは「AppleGiftCard」から選ぶことが可能だ。店頭のほか、郵送での下取りにも対応している。機種や状態によっては断られることがあるので、事前に条件をチェックしておこう。
リサイクルショップでの下取り方法
一部のリサイクルショップでは、タブレットの下取りを実施している。下取り価格や対応機種、条件は店舗によって違うので、十分に調べてから利用してほしい。なお、付属品や箱を揃えておくと、下取り価格が上がる可能性がある。
2. 下取りできるタブレットの条件

電源が入らなかったり本体が大きく破損していたりすると、下取りができないケースが多い。メーカー保証外となる改造がされている場合もNGだ。古いタブレットの場合は下取りの対象機種から外れる可能性があるので、事前にチェックしておこう。
一方で画面割れなど軽度な破損品の場合は、下取り対象になることがある。ただし、下取り価格は下がってしまうので注意が必要だ。メーカーによって買取価格や詳しい条件は異なるので、あらかじめ確認しておこう。下取りができないタブレットは、正しい捨て方で処分してほしい。
3. 下取りできないタブレットの捨て方

下取りができないタブレットの捨て方をまとめた。5つの捨て方とそれぞれの特徴を紹介する。
自治体で処分する
タブレットをゴミとして処分する場合は、自治体の公式サイトで捨て方のルールを確認しよう。たとえば福岡市では、区役所やスーパーに設置してある小型家電の回収ボックスに入れるとしている。ただし、投入口に入らなかったり、持ち込みができなかったりする場合は燃えないごみだ。
また、タブレットは「小型家電リサイクル法」の対象であり、回収に出すことでリサイクルされる。対応する回収方法や場所は自治体によって違うので、「小型家電リサイクル回収ポータルサイト(※1)」で調べてほしい。
メーカーや家電量販店に引き取りを依頼する
タブレットに「PCリサイクルマーク」がついている場合は、メーカーに引き取りの義務がある。製造メーカーを確認したうえで、公式サイトから回収を申し込もう。郵送で引き取りをしてもらえるため、費用もかからない。
PCリサイクルマークがついていないなら、家電量販店に依頼する捨て方がおすすめだ。費用の有無は店舗によって違うが、無料で引き取ってもらえるケースは多い。公式サイトで費用や回収方法をチェックしておこう。
不用品回収業者を利用する
そのほかにも処分したいものがあるなら、不用品回収業者に依頼する捨て方がよいだろう。費用はかかるが、電話一本で自宅まで引き取りにきてもらえる。まだ新しいタブレットなら、買い取りに対応している業者を選ぶのがおすすめだ。ただし、無許可の不用品回収業者(※2)には十分に注意してほしい。
欲しい人に譲る
希望する方にタブレットを譲るのも選択肢の一つだ。問題なく使用できる状態であれば、喜んで受け取ってもらえるだろう。回線契約を解除しても、相手の自宅にWi-Fiがあればインターネットも使用できる。
フリマやオークションに出す
フリマやオークションに出せば、不要なタブレットを買い取ってもらえる。ほかの捨て方と違ってお金を受け取れるのがメリットだ。新しく状態がよいタブレットなら、高値での買い取りも期待できるだろう。一方でフリマやオークションの出品には手間がかかる。売れない可能性もあるので、十分に調べてから利用することが大事だ。
4. タブレットを捨てる前の注意点

タブレットの捨て方を間違えると、さまざまなリスクがある。事前に捨て方の注意点をチェックしておこう。
データをバックアップしておく
タブレットを処分するとデータはすべて消去される。大事なデータはバックアップをとっておくことが重要だ。SDカードやメモリーカード、外付けHDDに入れたり、新しい端末に移行したりするとよい。ほかには、WEB上に保存するオンラインストレージを活用する方法もある。
データを完全に消去する
データを完全に消去するのが捨て方のポイントだ。削除しただけだとデータは復元が可能で、そのまま処分すると個人情報が流出する可能性がある。タブレットを初期化して工場出荷時の状態にしておくことが大事だ。詳しい方法は説明書やメーカーの公式サイトで確認できる。データの消去と一緒にユーザー登録の削除もしておこう。
結論
タブレットを処分するときは、まずメーカーによる下取りの方法をチェックしてほしい。割引を受けられたり、ポイントをもらえたりするのでおすすめだ。タブレットが下取りの対象でない場合は、そのほかの捨て方で処分しよう。5つの捨て方や処分する前の注意点を紹介したので、参考にしてほしい。
(参考文献)
※1:環境省「小型家電リサイクル回収ポータルサイト」
※2:環境省「いらなくなった家電製品は正しくリユース・リサイクル!」