目次
- 「スタート」ボタンを右クリックしたら「エクスプローラー」をクリック
- 「PC」を選択したら初期化したいハードディスクを右クリックする
- メニューからフォーマットを選んでクリックして設定を確認する
- 「開始」をクリックして初期化が終わるまで待つ
- iTunes認証の解除とiCloudのサインアウトをする
- 電源を落としたあと「command」+「R」を押して起動する
- 「ディスクユーティリティ」をクリックする
- 「Macintosh HD」を選択したら「セキュリティオプション」をクリックする
- 消去オプションから最も安全を選択して「OK」をクリックする
- 「消去」をクリックしたら初期化が終わるまで待つ
1. ハードディスクの正しい捨て方

ハードディスクの正しい捨て方を5つ紹介する。方法とメリットを詳しくまとめた。
自治体で処分する
外付けハードディスクやパソコンのハードディスクの分別は、不燃ゴミもしくは小型家電回収ボックスとするケースが多い。たとえば福岡市や名古屋市では小型家電回収ボックスの投入口に入らないものは、不燃ゴミとしている。大阪市の捨て方は小型家電回収ボックスもしくは普通ゴミだが、最大の径が30cmを超えれば粗大ゴミだ。
このように詳しい分別は自治体によって異なるので、自治体の公式ホームページで確認しておこう。小型家電回収ボックスの設置場所は、「小型家電リサイクル回収ポータルサイト(※1)」で調べられる。投入口のサイズやその他に対応している回収方法もわかるので、ぜひチェックしてほしい。
製造メーカーで処分する
パソコンごとハードディスクを処分したい場合は、製造メーカーに依頼しよう。「PCリサイクルマーク」が貼ってあるパソコンなら無料で回収してもらえる。電話や公式ホームページで申し込んだあとは、梱包して郵送するだけでOKだ。戸口集荷に対応しているケースも多く、手間をかけずに処分できる。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼する捨て方なら、好きな日程で自宅に回収にきてもらうことが可能だ。即日対応の業者も多いので、すぐに処分したいときによいだろう。費用は自治体と比較して割高なので、その他の不用品とまとめて処分したいときにおすすめだ。無許可の不用品回収業者には十分に注意してほしい。(※2)
リサイクルショップに売る
まだ使用できるハードディスクなら、リサイクルショップに売却する捨て方がおすすめだ。パソコンのハードディスクの場合はパーツの専門店に依頼する必要があるが、外付けハードディスクなら一般的なリサイクルショップで売却できるケースが多い。ただし、壊れていたり古かったりする場合は、買い取りを断られる可能性がある。
フリマやオークションに出品する
ハードディスクの需要は多いため、フリマやオークションに出品すれば売れる可能性が高い。自分で価格を決められるので、リサイクルショップより高値がつくケースもあるだろう。一方で売れないことがある、購入者とのやりとりや発送などに手間がかかるといったデメリットもある。初めて利用する場合は十分に調べておこう。
2. ハードディスクの捨て方の注意点

ハードディスクの捨て方を間違えた場合、情報漏洩などのトラブルが心配だ。捨て方の注意点を解説するので、チェックしてほしい。
データを完全消去する
ハードディスクの情報を完全に消去しないと、個人情報が漏洩する可能性がある。アカウントIDやパスワード、クレジットカードの情報が残っていれば、悪用されるリスクがあるだろう。ゴミ箱のデータを削除しても、ハードディスクには残るので注意。完全消去や初期化をしておくのが捨て方の基本だ。
データのバックアップを取っておく
ハードディスクのデータを処分する前に、バックアップを取っておこう。一度データを完全消去すると戻すことはできない。外付けハードディスクやSSD、移行ツールを使用して移しておくことが重要だ。隠しデータやレジスト情報、フォルダ構造をそのまま移したいなら、専用のクローンソフトを活用するとよい。
3. ハードディスクのデータの消去方法

ハードディスクのデータを完全消去する、3つの方法を紹介する。捨て方の基本として実践しよう。
専用ソフトを使用する
専用のソフトならば、簡単な操作でデータを消去することが可能だ。無料のフリーソフトも多いため、手軽に利用できるだろう。一方でパソコン初心者だと導入や操作に手間がかかる。基本的な知識がある方向けの方法といえるだろう。
物理的に破壊する
ハードディスクを徹底的に破壊すれば、中のデータは読み取れなくなる。外付けはそのまま、内蔵ならパソコンから取り出してから破壊しよう。ただし、折り曲げたり水に浸したりしただけだと、データを復元できる可能性がある。ハンマーで粉々に砕く、隙間から内部を壊すといった方法が効果的だ。
専門業者に消去依頼する
データを完全に消去したいなら専門業者に依頼しよう。料金はかかるが、預けるだけでよいので簡単だ。ただし、信頼できる専門業者を選ばないと、個人情報が漏洩する可能性がある。ビックカメラやソフマップなど、目の前で破壊してくれる大手の業者を選ぶとよいだろう。
4. ハードディスクを初期化する方法

完全消去以外では、ハードディスクを初期化するのもおすすめだ。WindowsとMacの初期化方法を紹介するので、捨て方とあわせて参考にしてほしい。なお、バージョンによってやり方が異なることがあるので、調べておくと安心だ。
Windowsの初期化方法
こちらはWindows11での方法だ。なお、Windows8.1以前のバージョンを初期化する場合は、専用のソフトをダウンロードしよう。
Macの初期化方法
外付けハードディスクは「Finderアイコン」をクリックして「移動」「ユーティリティ」の順番で選択する。「ディスクユーティリティ」をダブルクリックしたらすべてのデバイスを表示させよう。あとは初期化したいハードディスクを選んで、消去をクリックすればOKだ。
結論
ハードディスクにはいろいろな捨て方がある。自治体で処分する場合は、不燃ゴミもしくは小型家電回収ボックスに分別することが多い。新しいハードディスクならリサイクルショップに売却してもよいだろう。また、処分する前にはデータの移行や消去が必要だ。消去する方法と初期化する方法を紹介したので、捨て方とあわせてチェックしてほしい。
(参考文献)
※1:環境省「小型家電リサイクル回収ポータルサイト」
※2:環境省「いらなくなった家電製品は正しくリユース・リサイクル!」