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磁石

磁石の正しい捨て方と注意点を解説!マグネットシートは分別が必要?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年6月30日

いらなくなった磁石をいざ処分しようと思っても、捨て方がわからずお困りの方もいるのではないか。そこで今回は、磁石の捨て方と処分する際の注意点を解説する。マグネットシートの捨て方も紹介するので、この機会に正しい分別方法をマスターしよう。

  

1. 磁石の捨て方は?何ごみに分別するのが正解なのか

ごみ
磁石は何ごみに分別するのが正解なのだろうか。ここでは磁石の正しい捨て方や、分別が必要なケースについて解説する。

多くの自治体では「燃えないごみ」「不燃ごみ」

多くの自治体では、磁石を燃えないごみや不燃ごみと定めている。一般家庭から出る常識的なサイズおよび量の磁石を捨てるなら、基本的にはそれらの捨て方でOKだ。磁石は原料に鉱石を使っているため、誤って燃えるごみとして捨てると環境汚染につながるおそれがある。ルールを守ってきちんと処分しよう。

「マグネットシート」などは分別が必要なケースも

しかし中には、燃えないごみ以外の捨て方が望ましいケースもある。たとえばマグネットシートは、燃えるごみとしている自治体もあるので注意しよう。また製品に付着・内蔵されている磁石の場合は、分別が必要になる。製品を分解して磁石を取り出せるなら、磁石を燃えないごみに捨て、ほかの部分は適切に処分するとよい。

必ず自治体のルールを確認してから廃棄しよう

紹介したように磁石は燃えないごみとする捨て方が一般的だが、自治体によって異なる場合がある。サイズによっては燃えないごみ以外に分別する場合もあるので、お住まいの自治体のホームページなどで必ず確認しておこう。

2. 磁石の正しい捨て方と処分する際の注意点

磁石
実は、磁石をそのまま捨てると危険な場合がある。磁石をトラブルなく処分するためにも、捨て方の注意点をしっかり押さえておこう。

磁気の影響を可能な限り軽減した状態で捨てること

磁石を捨てる際は、磁気の影響を可能な限り軽減した状態で捨てることが大切だ。たとえば、捨てた磁石がごみ収集車のタンクや壁面にくっつき除去しにくくなってしまう、磁石がほかのごみを引き寄せて作業員をケガさせてしまうといったリスクがある。磁石を捨てる場合は重ねた新聞紙などで厚く包んで、磁石の影響が及ばないようにするとよい。

一度に大量の磁石を処分する場合は配慮が必要

少量の磁石であれば上記の捨て方で問題ないが、一度に大量の磁石を処分するなら、磁力が強まることでさまざまな影響が想定される。小さい磁石でも数が多いと、事故を引き起こすリスクも高まってしまう。大量にある場合は小分けにして処分するか、自治体に捨て方を相談するのがおすすめだ。

「脱磁」して処分する方法もある

大量の磁石を処分する際は、市販の脱磁器を使う方法もある。脱磁器を使うことで磁石の磁気を弱められ、捨てやすくなる。磁石を処分する個数や機会が多い方はチェックしてみよう。

ネオジム磁石の取り扱いにもご注意を

ネオジム磁石はとくに磁力が強いため、捨て方には注意が必要だ。磁石に反応するものが近くにあると引き寄せやすいうえ、粉々になったものは発火のリスクも生じる。ほかのものと触れ合わないよう、新聞紙などにくるんで慎重に処分したい。

3. 磁石はリサイクルも可能

磁石
使わなくなった磁石はリサイクルするのもおすすめだ。ここではマグネットシートを自分でリメイクして再利用する方法と、リサイクル業者に回収してもらう捨て方を紹介しよう。

マグネットシートをリサイクルする方法

広告が印刷されたマグネットシートをお持ちの方も多いだろう。この広告部分をはがせば、好きな柄のマグネットシートにリメイク可能だ。マグネットシートをぬるま湯に長時間浸しておけば、広告の部分だけ剥がれやすくなる。シートだけになったら、好きなデザインのシートや子どもが描いた絵などを貼り付け、オリジナルのマグネットシートを作ってはいかがだろうか。

リサイクル業者に回収してもらう方法

リサイクル業者に磁石を回収してもらう捨て方もある。とくにネオジム磁石はレアアースなどの希少な原料を含むため、リサイクル目的で回収する業者が増えている。お住まいの地域のリサイクル業者を調べ、磁石を回収しているか問い合わせてみるとよいだろう。

ただし無許可の業者には依頼しないこと

中には無許可で営業しているリサイクル業者もいる。そのような業者によってごみが不法投棄されたり、不適切な管理による火災が起きたりといった事例も報告されているので、無許可の業者には依頼しないよう注意しよう。
家庭からの廃棄物を回収できるのは、「一般廃棄物収集業」の許可を持つ業者だ。「産業廃棄物収集運搬業許可」「産業廃棄物処理業許可」「古物商」といった許可や免許では、家庭の廃棄物を回収できない。(※1)

結論

磁石は燃えないごみとする捨て方が一般的だ。磁力でほかのごみを引き寄せるなどの影響を及ぼさないよう、紙に包むなどして慎重に捨てる必要がある。ほかにはリメイクする、リサイクル業者に出す、脱磁して捨てるなどの方法もよいだろう。お持ちの磁石のサイズや量に合った方法で、磁石を適切に処分してほしい。
(参考文献)
※1出典:環境省「廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!」
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  • 更新日:

    2022年6月30日

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