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結露

部屋を乾燥させる方法とは?梅雨や冬に湿気をためない除湿方法を解説

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年6月16日

高温多湿の日本の気候のなか、昔から人々は部屋を乾燥させる方法を見つけてきた。それは、湿度が家屋にも健康にもよくないことを知っていたからだ。ここでは、部屋を乾燥させる方法を昔ながらの知恵から家電を使ったものまで、紹介していこう。

  

1. 湿気がたまる原因や場所

結露
湿気がたまりやすくなる原因があり、部屋を乾燥させる方法で除湿が必要になる場所もある。

梅雨や冬場は湿気がたまりやすい

一年のうちで梅雨と冬場は、とくに湿気がたまりやすい季節だ。梅雨はともかく、なぜ空気が乾燥する冬場に湿気がたまりやすいのだろう。それは、結露だ。
結露とは、部屋の温度と外の温度との差が大きくなればなるほど起こりやすい。冬場は、部屋の中で暖房を使うため、室内に結露ができやすくなる。

湿気がたまりやすい場所

湿度がたまりやすい場所は、通気性の悪い場所である。例えば、クローゼットや押し入れなどだ。気温が下がる北側の部屋も、湿気がたまりやすい。室温の高い部屋でたっぷりの湿気を帯びた空気が室温の低い部屋に流れて冷やされると、飽和水蒸気量を超えて水分に変化し、結露となる。外壁と接している靴箱や床下収納なども、湿気がたまりやすい場所だ。

2. 家電を使って部屋を乾燥させる方法

エアコン
部屋を乾燥させる方法として、家電を上手に使う方法を紹介しよう。

エアコンを使う

部屋を乾燥させる方法で最も効率のよいのがエアコンの除湿機能だ。湿度が60%以上になるとカビやダニが発生し、80%以上になると爆発的に増えるといわれている。エアコンのある部屋では、できるだけ湿度を50%程度にコントロールすると快適に過ごせる。

扇風機を使う

湿度がたまりやすい場所では、扇風機を当てる。とくに結露した場所では、風を当てて早めに乾燥させるとカビを防げる。扇風機は、家電で部屋を乾燥させる方法の中でも電気代がそれほどかからない。省エネにはおすすめだ。

換気扇を使う

台所やトイレ、お風呂場など、水まわりの部屋を乾燥させる方法として、換気扇が効果的だ。換気扇を回しながら、ほかの部屋の扉を開けるようにすれば、空気の流れができやすくなる。

3. 家電を使わずに部屋を乾燥させる方法

布団
家電を使わなくても、部屋を乾燥させる方法はいくつもある。電気代が気になるときに実践してみよう。

こまめに換気する

部屋を乾燥させる方法として、すぐにできるのがこまめな換気だ。効率よく換気するためには、部屋の対角線上の窓を開けるようにするのがコツである。

収納棚を定期的に開ける

晴れた日には、クローゼットや押入れなどの収納棚を定期的に開けて、空気を流すようにする。定期的に開けることで、湿気をためこむことを避けられる。

靴は干してから下駄箱にしまう

玄関は部屋の中よりも外に近いので、温度が低く湿気がたまりやすい環境だ。密室状態の下駄箱も湿気がたまりやすくなるので注意が必要である。とくに帰宅後すぐに靴を下駄箱に入れるのはNGだ。1日中履いた靴は、足からの汗などの水分を吸っている可能性がある。帰宅後は、しばらく玄関で干してから下駄箱にしまうようにしよう。

水回りの湿気対策を行う

部屋を乾燥させる方法を実践しても、水回りからの水分が蒸発して湿気が部屋に流れてくる可能性も高い。そこで、台所の排水口はふたをする。トイレや浴室からの水分も流れてこないように、しっかり扉を閉めて換気扇を回しておくなどの湿気対策を行う。

布団を敷きっぱなしにしない

寝ている間に人はコップ1杯程度の汗をかくといわれている。その汗の水分は敷布団やマットレスに吸収されるが、そのまま布団を敷きっぱなしにすると、水分が蒸発せずにカビなどの温床になりかねない。布団を敷きっぱなしにしたり、起きてすぐにたたんだりしないように注意しよう。

4. 家にあるものを使って部屋を乾燥させる方法

炭
部屋を乾燥させる方法として、もっと身近なものを使った除湿方法を紹介しよう。

乾燥剤

お菓子や乾物類などに入っているシリカゲルは、再利用できる乾燥剤だ。シリカゲルを再利用する場合には、湿気を吸収したシリカゲルをフライパンで弱火にかける。色がピンクから青に変わったら再生完了だ。靴などに入れて湿気を取る。

新聞紙

部屋を乾燥させる方法として、新聞を敷くだけの方法も簡単だ。タンスや引き出しに新聞紙を敷いておくだけで、湿気を吸わせられる。下駄箱に敷いておけば、同時に汚れを予防し、掃除も楽になる。

ダンボール

部屋を乾燥させる方法として、段ボールも使える。風通しの悪い家具と家具の間などに段ボールを挟んでおけば、除湿効果が期待できる。

コーヒーの出し殻

コーヒーの出し殻は、消臭効果とともに湿気も吸収してくれる。コーヒーを抽出したあとの水分を吸ったコーヒー殻をフライパンでよく乾煎りしてから使う。

炭は、小さな穴が無数に開いている。その穴が空気中の水分を吸収し、湿気を抑える働きがある。消臭効果もあるため、クローゼットや靴箱の隅に入れておくといいだろう。

重曹

掃除に活躍する重曹だが、消臭効果と除湿効果もある。重曹がこぼれないように器に入れ、湿気が気になる場所に置いておこう。重曹が固まったら交換のタイミングだ。固まった重曹は掃除に使える。

盛り塩

盛り塩は、昔から災難をはらい、運気が上がるようにと願いを込めて行われている風習だ。塩は、部屋を乾燥させる方法としても使える。湿気のたまりやすい玄関に置いておけば、除湿とともに運気もアップするかもしれない。

結論

部屋に湿気がたまる季節は、梅雨時と冬だ。水回り周辺や玄関、クローゼットの中などは湿気がたまりやすい。部屋を乾燥させる方法には、家電を使う方法と家電を使わない方法、身近なものを使う方法がある。部屋を乾燥させる方法を駆使して、湿度を抑えた快適な生活を送ろう。
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  • 更新日:

    2022年6月16日

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