目次
- 1. 知らない番号から電話が何回もあるのはなぜ?
- 2. 知らない番号からの電話に折り返してはいけない理由
- 3. 知らない番号からの電話に折り返す前の確認事項
- 4. 知らない番号からの電話に折り返してしまったときは?
1. 知らない番号から電話が何回もあるのはなぜ?

知らない番号から電話が何度もしつこくかかってくる。わずらわしい反面、何か重要な電話だったらどうしようという不安もつきまとう。電話をかけてきた相手の電話番号がわかれば、相手をだいたい予測できる。
相手が固定電話の場合
知らない番号から電話があり、それが固定電話だった場合、市外局番がわかる。市外局番は各都道府県に割り当てられた番号なので、どこの都道府県からかけられているのかが確認できる。
また、同じ固定電話でも「0120」から始まるのは、フリーダイヤルだ。フリーダイヤルは企業が使っていることが多いので、インターネットで調べると企業名がわかる。
相手が090の場合
知らない番号から電話があり、それが「090」から始まる電話番号だった場合、携帯電話からの着信であることがわかる。登録し忘れた友人・知人の電話番号かもしれない。留守電やショートメールなどその後のリアクションがなければ、それほど重要な内容ではないと判断してもいいだろう。
相手が080の場合
知らない番号から電話があり、それが「080」から始まる電話番号だった場合、やはりこちらの番号も携帯電話からの着信だ。「090」と同じ対応をしよう。
「090」や「080」は携帯電話の番号で、詐欺グループや勧誘のケースであることも多い。安易に知らない番号からの電話に出ない方が賢明だ。
相手が070の場合
知らない番号から電話があり、それが「070」から始まる電話番号だった場合、やはり詐欺や勧誘の電話を疑おう。「070」はもともとPHSのキャリア番号だったが、携帯の普及によって、加えられるようになった番号だ。
2. 知らない番号からの電話に折り返してはいけない理由

かかってきた番号の履歴が残っていると、ついつい気になって折り返したくなる。しかし、折り返してはいけない理由がある。
営業や迷惑電話の可能性がある
知らない番号から電話があった場合、何度も同じ番号からかかってくるようであれば、営業や迷惑電話の可能性がある。しつこいセールス電話の場合は「必要ないのでもうかけてこないでください」ときっぱり断るようにしよう。
詐欺の可能性がある
オレオレ詐欺のような詐欺の可能性もある。最近の携帯電話を使った詐欺は、巧妙になっており「オレオレ」とは言わない。銀行員や役所、警察官などを名乗ってこちらを萎縮させることが多いのだ。身に覚えのないことなら何も言わずに切ってしまうのが一番安全だ。
個人情報を収集している可能性がある
不特定多数の電話番号にかけ、もしつながったら個人情報を引き出そうとする業者もいる。電話にうっかり出ただけで、声の調子や電話の背景などの音声で、年齢、性別、子どもの有無など、個人情報だけでなくライフスタイルまで情報を盗まれてしまう可能性があるので注意しよう。
3. 知らない番号からの電話に折り返す前の確認事項

知らない番号から電話がかかってきても安易に出てはいけない。もし折り返しが必要かもしれないと思ったら、事前に確認しておくようにしよう。
電話番号を検索して着信相手を調べる
知らない番号から電話があり、もしそれが勧誘やセールスの電話番号なら、ネット検索でヒットする可能性が高い。不特定多数に同じような電話をかけているので、すぐにわかる。企業名も出てくるので、もし心当たりがあればすぐに折り返しすればいい。
不審な電話なら折り返さず着信拒否する
もし着信があっても留守電メッセージが無言であったり、不審な内容であったりした場合、折り返してはいけない。心当たりもなく、しつこく電話がかかってきた場合には着信拒否をした方が安全だ。
4. 知らない番号からの電話に折り返してしまったときは?

営業職などであれば、いつ、どんな取引先から電話がかかってくるかわからない。つい知らない番号からの電話に折り返してしまうこともあるだろう。そのようなときの対応策を紹介しよう。
自分の名前を言わない
相手がどのような目的で電話をかけてきているのかわからないので、最低限の防御策として自分の名前を言わないことだ。詐欺や勧誘の場合には、それだけで相手に個人情報を与えてしまう。名前を言わず「先ほどお電話いただきましたが」とだけ言って様子を見よう。
相手に対して怒らない
しつこく電話がかかってくると、ついイライラして怒鳴ってしまいそうになる。しかし、そこは冷静に、事務的に対応しよう。かけてきた側も同じ人間だ。感情を害してしまった場合、悪意を持たれてトラブルの原因になるかもしれない。
営業電話ならきちんと断る
悪質な営業電話は、いくら「忙しい」と言っても、一方的にまくしたてるケースが多い。少しでもスキを見せると、どんどん突っ込まれてしまい最後は相手のペースに巻き込まれてしまう。そのようなことがないように、あいまいな言葉で断るのではなく「必要ありません」「お断りします」と毅然とした態度で断ることだ。
結論
固定電話や携帯電話に知らない番号から電話があった場合、安易に出てはいけない。しつこい勧誘や詐欺の電話である可能性があるからだ。知らない番号から電話があったら、ネット検索で電話番号を調べる。不審な電話であれば折り返しせずに着信拒否をしよう。もし折り返しの電話をしてしまっても、自分の名前を相手に教えることは避けておいた方が無難だ。情報化時代の昨今だが、自分の身は自分で守る意識を持とう。