目次
1. 缶コーヒーの間違った温め方

まず、缶コーヒーの間違った温め方から紹介しよう。
そのまま電子レンジで温めない
缶コーヒーを缶ごと電子レンジに入れて作動させると、缶がマイクロ波を跳ね返すため、破裂する危険性がある。また、電子レンジの故障の原因にもなり得るため、缶コーヒーをそのまま温めることは避けよう。
鍋を火にかけたまま湯煎しない
湯煎するときは、缶コーヒーが鍋の底に触れる。そのため、鍋を火にかけたまま湯煎すると缶コーヒーに直に熱が伝わり、温度が上がりすぎてしまう。缶コーヒーの熱が上がり過ぎてしまうと爆発する危険性もあるため、湯煎するときには必ず鍋の火は消すことが大切だ。
ストーブやコンロで直接温めない
ストーブやコンロで直接缶コーヒーを温めると熱が集中することで、缶コーヒーの熱が上がりすぎて爆発する危険性がある。そのため、ストーブやコンロで直接缶コーヒーを温めることは避けてほしい。
2. 缶コーヒーの正しい温め方

こちらでは、缶コーヒーの正しい温め方について解説しよう。いずれの方法も缶コーヒーが温まった後は、直に触れると火傷の危険性があるため、鍋つかみを使用するなど十分に配慮してほしい。
お湯をはった鍋で湯煎する
缶コーヒーの正しい温め方の1つは、お湯をはった鍋などで湯煎する方法だ。鍋を使用するときは、必ず火を消して加熱されないようにすることが大切だ。お湯の温度が90度の場合、10分ほどを目安に湯煎するとよいだろう。
ほかの容器に移して電子レンジで温める
缶コーヒーをマグカップなどの耐熱容器に移し、電子レンジを使用する温め方もある。このときには、過熱すると突沸現象が生じ、容器から吹きこぼれることもあるため適度に加熱することがポイントだ。また、この突沸現象を防ぐためには、加熱後すぐではなく、1分から2分ほど経過してから取り出すとよいだろう。
電気ポットやケトルに入れる
電気ポットやケトルでお湯を沸かし、その中に缶コーヒーを入れて湯煎する温め方もある。電気ポットやケトルに直接缶コーヒーを入れることは避けたい場合は、大きめの耐熱容器に缶コーヒーを入れ、缶コーヒーが浸るまでお湯を注ぐとよい。その後、5分から10分ほど放置すると温められる。
大量の場合はスチロールクーラーを使う
大量の缶コーヒーの温め方には、保温性の高いスチロールクーラーを使う方法がある。スチロールクーラーの中に缶コーヒーを入れて、そこにお湯を注いで放置するとよい。しかし、スチロールクーラーに熱湯を注ぐと変形してしまう危険性があるため、お湯は70度ほどのものを注ぐようにしよう。
3. 便利グッズを使った缶コーヒーの温め方

最後に便利グッズを使った缶コーヒーの温め方を紹介しよう。
Hotす~る
電子レンジでこのグッズを加熱し、その中に缶コーヒーを入れて湯煎のように温められる容器だ。容器の中には、マイクロ波で効率的に温まる特殊な液体が含まれており、電子レンジでこの容器を1分から2分加熱することで液体を温められる。このグッズは、液体の熱を効率的に缶コーヒーに伝えられる構造になっており、手軽に湯煎と同じような温め方ができるのが特徴だ。
缶ウォーマー
保温・保冷コースターや家庭用の冷温庫などの缶ウォーマーを使用する温め方もある。複数の缶を同時に温められるもの、家庭だけでなく車載できるタイプもあるため、用途に応じて選んでほしい。
結論
今回は、缶コーヒーの間違った温め方をはじめ、正しい温め方や便利グッズを使った缶コーヒーの温め方について紹介した。ぜひ当記事を参考に、適宜便利グッズなどを取り入れながら、缶コーヒーを安全な正しい方法で温めて楽しんでほしい。