目次
1. 寝室のレイアウトを決める前に考えるべきこと
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こちらでは、寝室のレイアウトを決める前に考えるべきことについて紹介しよう。
ベッドサイズの選び方
ベッドのサイズは、使用する人数や体格によっても異なる。標準サイズのシングルは、幅100cm、縦205cmほどであり、子どもから大人まで使用できる。しかし、寝たときに窮屈に感じるときやゆったりと休みたい場合は、幅が125cmのセミダブルサイズを選ぶとよいだろう。
寝室のサイズを確認
ベッドを選ぶときは、寝室のサイズを確認することが大切だ。ベッドのサイズが寝室のサイズに対して大きすぎるものでは、生活動線を妨げてしまう可能性もある。戸や収納棚の開閉などにもベッドが干渉しないか、よく確認しよう。
6畳の寝室のサイズは、幅270cm、奥行360cmが目安になる。8畳の寝室のサイズは、幅360cm、奥行360cmが目安だ。10畳の寝室のサイズは、幅360cm、奥行450cmである。
2. 寝室の基本レイアウト

こちらでは、寝室の基本レイアウトについて紹介しよう。
6畳の場合
6畳の寝室は、部屋の長辺の中央にベッドの頭側を沿わせて置き、その左右にチェストやデスクなどを設置するのが基本のレイアウトだ。ベッドのサイズは、シングルからキングサイズまでレイアウト可能。しかし、ベッドのサイズが大きくなるほど、空間のゆとりが少なくなるため、生活動線の確保のためにインテリアのサイズを考慮して選ぶ必要がある。
8畳の場合
8畳の寝室もベッドの頭側を壁に沿って置き、ベッドの左右や入口側の壁にチェストやドレッサーをレイアウトするのが基本になる。8畳では、キングサイズやシングルベッドを2台並べて置いても空間に余裕をもたせることができる。
10畳の場合
10畳の寝室もベッド頭側を壁に沿って置き、ベッドの左右や入口側に大きめの家具をレイアウトするのが基本だ。キングサイズのベッドだけでなくシングルベッドを2台離してレイアウトしても空間にゆとりがあるため、ホテルのようなレイアウトもできるだろう。
3. 風水から見る寝室のレイアウト

こちらでは、風水から見る寝室のレイアウトについて紹介しよう。
本命卦の吉方位にベッドを配置
風水では、本命卦の吉方位にベッドをレイアウトすると運気上昇に効果的とされる。この本命卦は、生まれつきの気質のことであり、誕生日ごとに吉凶の方位が決まっている。そのため、先に自分の本命卦を確認し、それぞれの吉方位にベッドをレイアウトすることが大切だ。もし、夫婦で方位が異なるときには、夫に合わせてレイアウトするとよいとされる。
ベッドはドア正面や窓際は避ける
風水では、ドアは気の流れが激しい場所とされる。さらに、就寝中は無防備であるため、ベッドがドアの正面にくる状態は、悪い気の影響を受けやすい。そのため、ベッドをレイアウトするときには、ドアの正面にベッドがくることは避ける方がよいといわれている。間取りによってどうしても調整ができない場合は、パーテーションや棚などで間仕切るとよいだろう。
ベッドと壁の間にスペースを作らない
風水では、隙間には強い気の流れができるといわれている。そのため、ベッドと壁の間には隙間ができないようにレイアウトするとよい。ベッドは、左右上下のいずれかの1辺が壁に接していればよいとされている。
4. 寝室のレイアウトの注意点

こちらでは、寝室のレイアウトの注意点について紹介しよう。
災害に備えて配置する
寝室に本棚やクローゼットなどの家具を置くときには、就寝中に地震などによって家具が倒れても下敷きにならないようにレイアウトすることが大切だ。また、家具が倒れたときに避難経路をふさぐことのないよう、配慮することも忘れないようにしよう。
災害に備える観点から考えると、寝室にレイアウトする家具は最低限にしたり、ウォークインクローゼットで収納を分けたりするとよいだろう。
風通しの良い配置にする
寝室は就寝中の呼吸や発汗により湿気がこもりやすく、通気性が悪いとベッドや布団にカビが発生する原因になる。そのため、ベッド周囲の家具の数をおさえ、風通しの良い配置を検討することが大切だ。
5. 寝室のオシャレなレイアウト実例

最後に、寝室の部屋の広さ別にオシャレなレイアウト実例を紹介しよう。
6畳寝室のレイアウト例
ロータイプの家具で開放感のある寝室に
6畳の寝室にベッドや家具を置くと、圧迫感が出てしまうことが気になる場合もあるだろう。そんなときには、ベッドやチェストをロータイプのものにし、ベッドの頭側を出入り口と反対側の壁につけてレイアウトすると、開放感のある寝室にできる。
8畳寝室のレイアウト例
抜け感のある寝室に
8畳の寝室で展望や外観がきれいに見える間取りでは、窓側にベッドの頭側を向け、梁のある壁側にベッドの左右どちらかの辺をつけてレイアウトするとよい。ベッドを部屋のサイドに寄せることで窓からの景色がよく見えるようになるため、抜け感のある寝室にできる。ドレッサーやキャビネットなどの家具は出入り口側に置くとよいだろう。
10畳寝室のレイアウト例
セミダブルベッド2台で特別感のある寝室に
10畳の寝室では、セミダブルベッドを2台離してレイアウトすると別荘やホテルのような印象にできる。ラウンジチェアやサイドボードにテレビなどをレイアウトすると、より非日常的な特別感を演出できるだろう。
結論
今回は、寝室のレイアウトについて、事前に考えるべきことや注意点、部屋の広さ別の基本のレイアウト、風水から見るレイアウトなどについて解説した。ぜひ当記事を参考に、それぞれの寝室の間取りに応じたレイアウトを検討し、快適な空間を作ってほしい。