1. コスメの捨て時はいつ?
種類によっても変わるが、開封済みのコスメの寿命は3ヶ月~1年ほどだ。スキンケアアイテムや下地、ファンデーションは6ヶ月、リキッドアイライナーやマスカラ、リップは3ヶ月を目安にする。オーガニックコスメは1~2ヶ月と、使用できる期間が短いものが多い。
未開封のコスメでも3年を過ぎたら処分しよう。また、コスメの寿命は手入れの頻度や保管状態によって変わる。古いものを使用を続けると、肌トラブルの原因になるので注意。色やにおいが変わった、機能が感じられない、使い心地が悪くなったなどの異常を感じたら、正しい捨て方で処分しよう。
2. コスメの中身の捨て方
コスメやスキンケアアイテムの捨て方を、種類別に紹介する。処分方法で迷ったときはぜひ参考にしてほしい。
マスカラの捨て方
紙コップの中にキッチンペーパーなどを敷き、口を下にした状態でマスカラを立てよう。24~48時間ほど放置したら中身が出るので、自治体のルールに従って処分する。燃えるゴミとして分別するケースが多い。
ファンデーションやアイシャドウの捨て方
粉タイプのファンデーションやアイシャドーなどのコスメは、新聞紙やティッシュに包んで処分するのが正しい捨て方だ。液体タイプのファンデーションなら染み込ませる。どちらも分別は燃えるゴミだ。
クレンジングの捨て方
クレンジングは紙類に吸わせてから、燃えるゴミとして処分する。量が多い場合は、ティッシュや新聞紙をゴミ袋に入れてから吸わせるとよい。
化粧水の捨て方
化粧水は、ゴミ袋に入れたティッシュや新聞紙に吸わせて燃えるゴミとして処分しよう。なお、まだ使える化粧水なら入浴剤の代わりとして使用してもよい。お子さんの入浴は避け、浴槽はいつもより念入りに掃除しよう。
美容液や乳液の捨て方
美容液や乳液はトロミがあるため、ティッシュや新聞紙に吸わせて燃えるゴミに捨てる。まだ使用できる場合は、ボディーローションのように体に塗るのもおすすめだ。
リップの捨て方
固形のリップ(口紅)は、中身を最大限に伸ばしてからティッシュで包んで折ってほしい。残った部分を綿棒を使ってできるだけかき出すのが、捨て方のポイントだ。グロスは中身をティッシュや新聞紙に出す。リップやグロスの中身は燃えるゴミとして処分してほしい。
マニキュアの捨て方
中身を新聞紙やティッシュに染み込ませてから燃えるゴミに出すのが、正しい捨て方だ。ただし、粘度が高かったりラメパウダーが入っていたりするマニキュアは、取り出しにくい。除光液を入れて振って溶かしてから中身を出そう。
香水の捨て方
ゴミ袋に新聞紙や布を入れて香水を染み込ませ、燃えるゴミとして処分する。においが気になる場合は、ビニール袋を2重にして口をしっかりと縛ろう。竹串やリードを挿して、香りを楽しむリードデュフューザーにしてもよい。
3. コスメの容器の捨て方
中身を取り出したコスメの容器を捨てるときは、まず材質を確認しよう。「プラ」のマークがあれば分別は容器包装プラスチックだ。ガラスの場合は資源ゴミに分別することが多いが、コスメ容器の場合は捨て方が異なるケースもある。
容器ににおいがついている場合は、資源ゴミとして出せない可能性があるので注意が必要だ。自治体によって捨て方のルールは異なるため、まずは公式サイトを確認してほしい。分別に迷ったときは電話で問い合わせると安心だ。
4. 捨てる以外のコスメの処分方法
捨てる以外にもコスメを処分する方法がある。一般的な捨て方とあわせてチェックしておこう。
買取業者に売る
未使用のコスメなら買取業者に売るのも選択肢の一つだ。高級なコスメや限定品なら高値で買い取ってもらえる可能性がある。香水など使用済みのアイテムを買い取ってくれる業者もあるので、対象になるコスメの条件を調べてみよう。
フリマやオークションに出品する
フリマやオークションなら、自分で価格を決めてコスメを売ることができる。プチプラや使用済みなどのコスメでも、買い取ってもらえる可能性があるだろう。ただし、売れなかったり発送などの手間がかかったりするので、十分に調べてから出品してほしい。
結論
古くなったコスメは正しい捨て方で処分する。中身の処分方法は種類によって違うので、紹介した捨て方を参考にしてほしい。容器を捨てるときは材質と自治体のルールを確認しよう。未使用の高級コスメは、買取業者やフリマ・オークションで売るのがおすすめだ。