目次
- 油や食品などで汚れていない
- においがついていない
- ぬれてとけていない
- 粘着テープやカーボン紙がはがしてある
1. ダンボールの捨て方は何ごみ?

ダンボールの捨て方の基礎知識として、分別を確認しておこう。リサイクルが可能なダンボールの条件とあわせて紹介する。
ダンボールは資源ごみ
ダンボールの分別はほとんどの自治体で資源ごみだ。無料で処分でき、回収されたあとは製紙原料となってリサイクルされる。なお、ダンボールは断面が波状になっているので、紙箱と間違えないように確認してこう。
リサイクルできるダンボールの条件
汚れやにおいがついているダンボールはリサイクルできないので、捨て方に注意する。細かくちぎってから燃えるごみとして処分しよう。なお、ワックス加工やアルミのコーティングなど、特殊なダンボールは一部の自治体では処分できないことがある。
2. ダンボールの正しい捨て方

ダンボールの正しい捨て方をまとめた。4つの捨て方を解説するので、ご自分にあった方法を選んでほしい。
自治体で処分する
ダンボールをたたんだあと、紐で十文字に縛ってから資源ごみの日に回収場所に出す。ただし、使用する紐や雨の日の回収の有無など、細かい捨て方のルールは自治体で異なることがある。
詳しい捨て方は自治体の公式ホームページで確認しよう。また、拠点回収を実施している自治体もある。店舗や施設に持っていけば無料で処分することができ、回収日まで待つ必要がない。拠点となる場所を調べて持ち込むとよいだろう。
古紙回収業者に依頼する
古紙回収業者なら、大量のダンボールをまとめて引き取ってもらえる。費用がかかるケースが多いが、回収日まで待つ必要がなく運搬も不要で手間がかからないのがメリットだ。
一方で少量のダンボールだと回収してもらえない可能性がある。まずは問い合わせや見積もりで、回収が可能な量や費用を確認しておくとよい。
不用品回収業者に依頼する
ダンボールと一緒に不用品を処分したいなら、不用品回収業者に依頼する捨て方がおすすめだ。即日対応の業者も多く、家具や家電、ダンボールなどがすぐに片付く。
ただし、不用品回収業者を利用するときは許可の有無を確認する。不法投棄や法外な費用請求などのトラブルを防ぐため、「一般廃棄物処理業許可(※1)」がある業者を選ぼう。
引っ越し業者に依頼する
ほとんどの引っ越し業者では、ダンボールの引き取るサービスを実施している。見積もりのときに依頼しておけば、大量のダンボールをまとめて処分できるのでおすすめだ。
無料の引き取りサービスを実施しているケースも多いが、料金や詳しい条件は引っ越し業者によって異なる。引き取りの期限や回数に制限があるケースもあるので、事前に確認しておくと安心だ。
3. ダンボールの捨て方の注意点

ダンボールの捨て方を間違えるとトラブルにつながる。3つの注意点を紹介するので、事前にチェックしておこう。
個人情報が分からないようにする
ネット通販で使用されたダンボールには、氏名や住所など個人情報が記載されているケースが多い。伝票やシールをはがして、情報の漏洩を防ぐことが大事だ。ダンボール本体に個人情報が記載されている場合は、見えないように油性ペンでしっかりと塗りつぶしておこう。
湿気を避けて保管しておく
ダンボールは丈夫だが湿気に弱い性質がある。野外の倉庫など湿気が多い場所に保管すると、形が崩れる可能性があるので注意が必要だ。湿ってボロボロになったダンボールは資源ごみとして出せなくなる。正しい捨て方で処分するまでは、風通しがよく湿気が少ない場所で適切に保管してほしい。
紐を使ってダンボールをまとめる
ダンボールが複数枚ある場合は重ねてから紐で縛ろう。大きさごとに分類するとまとめやすい。リサイクルができなくなる可能性があるので、多くの自治体ではガムテープを使って縛るのはNGだ。ダンボールを縛る紐は紙紐がおすすめだが、ビニール紐を使用できるケースもあるので自治体ごとの捨て方を確認しておこう。
結論
ダンボールは資源ごみとして分別する。しかし、汚れていたりにおいがついていたりすると資源としてリサイクルできないので、捨て方のルールを確認しておこう。自治体以外での捨て方にも注目。量が多いなら古紙回収業者、引っ越しをするなら引っ越し業者がおすすめだ。個人情報が分からないようにする、湿気を避けて保管するなど、注意点もあわせてチェックしておこう。
(参考文献)
※1:環境省「いらなくなった家電製品は正しくリユース・リサイクル!」