1. 突っ張り棒の捨て方は素材やサイズなどで異なる
突っ張り棒を自治体のごみとして出す場合の捨て方は、突っ張り棒の状態によって分かれる。たとえば、突っ張り棒の材質によって、金属製なら資源ごみ、プラスティック製なら燃えるごみなどと区分けしている自治体も多い。
また、突っ張り棒の長さによって変わる場合があり、30㎝以上は粗大ごみ扱いになる自治体も多い。
このように、突っ張り棒の捨て方は素材やサイズ、自治体によって変わってくるので、必ず確認してから捨てるようにしよう。
2. 自治体別に突っ張り棒の捨て方の例を紹介
自治体によって突っ張り棒の捨て方はまちまちだ。ここでは自治体別に捨て方の例を紹介しよう。すべてのケースについて紹介することができないので、以下にない場合は、お住まいの自治体のホームページで確認、あるいは直接問い合わせてほしい。
札幌市
札幌市での突っ張り棒の捨て方は、プラスチック製なら「燃やせるごみ」、金属製は「燃やせないごみ」となる。どちらの場合も、指定ごみ袋に入り、袋の口をしっかりと縛ることができるサイズのものは、「燃やせるごみ」または「燃やせないごみ」として出すことができる。
柏市
柏市での突っ張り棒の捨て方は、半分以上が金属製であれば「資源品」、プラスチック製であれば「不燃ごみ」となる。ただし、1.2m以上の長さがある突っ張り棒は粗大ごみだ。粗大ごみは、粗大ごみ処理券取扱店で「粗大ごみ処理券」を購入する必要がある。
品川区
品川区での突っ張り棒の捨て方は、長さが30㎝以上であれば「粗大ごみ」となる。突っ張り棒5本以内であれば300円、直接持ち込みであれば200円の処理手数料がかかる。それ以下であればプラスチック製は「燃やすごみ」、金属製は「金属ごみ」として出せる。
渋谷区
渋谷区での突っ張り棒の捨て方は、長さが30㎝以上であれば「粗大ごみ」扱いとなる。それ以下であればプラスチック製は「可燃ごみ」、金属製は「不燃ごみ」として出す。
横浜市
横浜市での突っ張り棒の捨て方は、基本的に「粗大ごみ」として出す。ただしプラスチック製で50cm未満は「燃やすごみ」、金属製で30cm未満は「小さな金属類」として出すことができる。
相模原市
相模原市での突っ張り棒の捨て方は通常「粗大ごみ」で、10点1束400円の手数料が必要だ。ただし、50㎝未満であれば、金属製の突っ張り棒は「金物類」、金属製以外の突っ張り棒は「一般ごみ」として出すことができる。
大阪市
大阪市での突っ張り棒の捨て方は、1m以内の金属製であれば、資源ごみとして出すことができる。そのほかの素材は「普通ごみ」として出す。また一度に多くを出すと、粗大ごみとして有料収集となる場合がある。
3. 長さのある突っ張り棒を不燃ごみとして出す方法
各市町村の突っ張り棒の捨て方を見てみると、長さによって有料の粗大ごみになるケースが多い。そこでお金のかかる粗大ごみを避けて、不燃ごみとして出す方法を考えてみよう。
粗大ごみにならない長さにカットする
自治体の捨て方のルールとして、突っ張り棒の長さが30㎝や50cm未満であれば、不燃ごみとして出せるところが多い。粗大ごみとして出すと、費用もかかるし申し込みのための手間もかかる。そこで、長い突っ張り棒を短いサイズにカットして不燃ごみとして出すようにしよう。
突っ張り棒をカットするためには、ノコギリ、パイプカッターなどの工具を使うと便利だ。パイプカッターはノコギリを使うよりも力を入れずに簡単に切ることができる。
工具を持っていなければ粗大ごみでもOK
突っ張り棒だけのために工具を買うのはもったいない。それならば数百円の手数料を支払っても粗大ごみで捨てる方がいいだろう。たくさん処理したい突っ張り棒がある、そのほかの用途にも使いたいといった場合には、工具をそろえてもいいだろう。
4. 突っ張り棒はルールに沿って適切に処分しよう
突っ張り棒の捨て方は、自治体によってルールが違ってくる。必ず住んでいる自治体のホームページで確認し、わからない場合には市町村の窓口で確認しよう。突っ張り棒だけではないが、どのようなものでも捨てる場合には、ルールに沿って適切に処分しないと、あとのごみ処理が大変になるので注意しよう。
結論
突っ張り棒の捨て方は、素材やサイズなどによって燃えるごみ、燃えないごみ、資源ごみ、粗大ごみなどに分かれる。各自治体によってルールが違うので、捨てる前にしっかり確認しておこう。ほとんどの自治体では、突っ張り棒を短くカットすれば、不燃ごみなどとして出すことができる。粗大ごみの費用とカットする手間とを比較して、都合のよい方を選ぶといいだろう。