目次
1. 冷蔵庫は家電リサイクル法の対象
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冷蔵庫は「家電リサイクル法」の対象になる家電だ。冷蔵庫のほかには、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機、エアコン、テレビがある。家電リサイクル法の対象となる家電を廃棄する場合には「収集運搬料金」「リサイクル料金」を支払う必要がある。
冷蔵庫の処分にかかる料金
収集運搬料金とリサイクル料金が、それぞれどれくらいかかるのか知りたいところだが、廃棄方法によって料金が異なってくる。たとえば、自分で指定された場所に冷蔵庫を搬入する場合には、リサイクル料金だけで収集運搬料金はかからない。
また、冷蔵庫のメーカーや大きさによっても費用が異なってくる。「一般財団法人家電製品協会」のホームページなどでチェックすることができる。
2. 冷蔵庫の正しい廃棄方法
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冷蔵庫は、家電の中でも「大型家電」と呼ばれ、廃棄するのも大変だ。廃棄方法は大きく分けて5つの方法が考えられる。
家電量販店に引き取ってもらう
最も手軽な方法が、買い替えのタイミングで家電量販店に引き取ってもらうことだ。購入したお店に頼めば、新しい冷蔵庫を搬入するときに古い冷蔵庫を回収してもらえる。もちろん、購入するときに収集運搬料金とリサイクル料金を支払うことになる。
また、買い替えない場合でも購入したお店にはリサイクル法で引き取りに応じる義務がある。この場合、リサイクル料金は同じだが、運搬費用などは各店で異なってくるので、事前に確認しておこう。
指定取引場所に持ち込みする
冷蔵庫は大型のものが多いので、自分で運搬するのは大変だ。しかし、軽トラックなどが用意できるのであれば、指定取引場所まで運搬していくことができるだろう。この場合、収集運搬料金は必要ない。しかし、リサイクル料金は支払わなくてはならないので、事前に郵便局で手続きを済ませておく必要がある。
指定取引場所を知りたい場合には、「一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センター」のホームページでチェックできる。
フリマやオークションに出品する
まだ十分使えるので、廃棄処分するのはもったいないという冷蔵庫の場合には、フリマやオークションに出品するという方法もある。この方法なら収集運搬料金やリサイクル料金もかからず、なおかつ収入にもなる。
ただし、売れるのに時間がかかる場合がある。また、大型の冷蔵庫の梱包・発送に苦労するかもしれない。
リサイクルショップに売る
購入して間もない冷蔵庫や状態がいい冷蔵庫であれば、リサイクルショップに売るという方法もある。ただし、冷蔵庫の耐用年数は8~10年といわれているので、それ以上経っていると値段が付かない可能性もある。せっかく持って行っても買い取ってもらえず、徒労に終わるかもしれない。そうならないためにも、前もって冷蔵庫のメーカーや年式、状態などを電話で伝えて確認しておくとよいだろう。
不用品回収業者に売る
冷蔵庫だけでなく、ほかにも廃棄処分したいものがあるときには、不用品回収業者を利用するという方法もある。回収料金はかかるが、収集運搬料金やリサイクル料金はかからない。すぐにでも廃棄処分したいという場合には便利だ。
ただし、業者選びには注意が必要だ。不用品回収業者は古物商許可がなければならない。無許可の業者に依頼してしまうと、法外な回収費用を請求されたり、不法投棄などのトラブルが発生したりする可能性がある。
3. 冷蔵庫を廃棄する前の準備
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冷蔵庫を廃棄する前には、いくつか準備することがある。まず、当然ながら冷蔵庫の中をすべて空にすること、前日には電源プラグを抜いておくこと、排水が必要な冷蔵庫は水を空にしておくことが必要だ。
また、運搬中に棚板が動くと危険なので、パーツやドアをしっかりとテープで固定しておこう。運搬中にほかの家具や壁などにぶつけて傷つけないように、毛布などで巻いておくと安心だ。
結論
冷蔵庫を廃棄処分する場合には、リサイクル法で決められた収集運搬料金とリサイクル料金が必要になる。冷蔵庫を処分する場合、家電量販店に引き取ってもらう方法や指定取引場所に持ち込む方法、さらにフリマやオークション、リサイクルショップ、買取業者に売る方法もある。冷蔵庫の状態などを考えて処分方法を選ぼう。