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布団

布団のダニ退治は「熱」がポイント!効果的な方法と予防策を紹介!

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年7月14日

布団にダニが発生したときは、正しい方法で退治する必要がある。放置すると健康を害する恐れがあるので、早めの対処が重要だ。この記事では、効果的なダニ退治方法を5つ紹介する。大量発生したダニを放置するリスクや、発生を防ぐ方法とあわせて紹介しよう。

  

1. 布団のダニを退治するためのポイントは「熱」

布団
皮膚カスなどの栄養源も豊富で、適度な湿度と温度がある布団はダニが繁殖しやすい。まずは、退治するための基礎知識をチェックしておこう。

ダニは熱を与えることで死滅する

ダニは一定以上の熱を与えることで退治できる。50度なら20~30分、60度では一瞬で死滅させることが可能だ。天日干しだけだと、退治できる温度まで達することはほぼない。片面を干しても裏側に逃げてしまうため、ほとんど意味がないだろう。ダニを確実に死滅させるには、正しい方法で十分に加熱することが大事だ。

2. 布団に潜むダニを退治する方法

コインランドリー
布団に発生したダニを退治する方法を4つ紹介する。掃除機を使った簡単な対策とあわせて、チェックしてほしい。

布団乾燥機のダニ退治モードを活用する

布団乾燥機のダニ退治モードを選択、もしくは一番高い温度に設定して1時間ほど加熱しよう。布団乾燥機のシートを直角に置いたら、敷布団を包むように折り曲げる。それから掛け布団を被せれば、熱が逃げにくくなり隅々まで加熱することが可能だ。ただし、ダニの死骸やフンは残るので、布団乾燥機を使用したあとは掃除機をかけよう。

コインランドリーの乾燥機にかける

コインランドリーの乾燥機なら、布団全体を効率よく加熱できる。ガス熱風により、ふんわりと仕上がるのもメリットだ。丸洗いしてダニのエサになる汚れを除去してから乾燥機に入れると、よりキレイに仕上がる。
短時間で終わらせたいなら乾燥機だけでもOKだ。なお、布団の材質によっては水洗いや乾燥ができないので、あらかじめ洗濯表示(※1)を確認しておこう。洗濯処理記号とタンブル乾燥記号をチェックしてほしい。

クリーニングの布団丸洗いと乾燥に出す

クリーニングに依頼すれば汚れの除去やダニの退治は簡単だ。お金はかかるが、羽毛など洗濯が難しい布団にも対応している。防ダニ加工のオプションを追加すれば、より高い殺虫・防虫効果を実感できるだろう。クリーニングが終わるまで10日以上かかるので、布団を変えるシーズン終わりに利用するのがおすすめだ。

布団を干して退治するなら黒いカバーをかける

天日干しだけでは熱が足りないため、日光を吸収する黒いカバーをかけるとよい。真夏の晴れた日に黒いビニール袋や不織布で包み、表と裏に日光を当ててダニを退治しよう。
また、真夏の車内は高温になるので、フロントガラスの下に置いて日光に当てるのもおすすめだ。表と裏を2時間ずつ干すとよい。どちらの方法もダニの死骸が残るので、最後はしっかりと掃除機をかけよう。

掃除機は表面のダニやその死骸を取り除くのに効果的

掃除機を使用すれば、布団の表面にいるダニや死骸、フンを吸い取れる。布団を吸い込んでしまうので、掃除機用ノズルを使うかストッキングを被せよう。1週間に1回の頻度で掃除機をかければ清潔に保ちやすくなる。
1㎡を20秒くらいのスピードでゆっくりとかけるのがポイントだ。片面で40秒を目安に両面に掃除機をかけよう。一方で掃除機だけでは中に入り込んだダニは退治できない。加熱する方法とあわせて実践することが大事だ。

3. ダニが布団に大量発生するリスクとは?

布団
布団はダニが繁殖しやすい条件が揃っているので、放置すると大量発生してしまう。どのようなリスクがあるのか、事前に確認しておこう。

アレルギーを発症するおそれがある

大量発生したダニを放置すると、就寝時に死骸や抜け殻、フンを吸い込むことになる。アレルギー性の鼻炎や皮膚炎、ぜんそく、結膜炎の原因になるので注意が必要だ。起床したとき咳や鼻水、目のかゆみといった症状がある場合は、ダニによるアレルギーを疑おう。
とくに小さなお子さんはアレルギー症状が発生しやすい。家族の健康を保つためにも、適切な方法で退治することが大事だ。なお、ツメダニなど人を刺すダニに刺されると、腫れやかゆみといった症状が長く続くことになる。

4. ダニが布団に発生するのを防ぐ方法は?

掃除機
ダニの発生は日頃からの対策で防ぐことが可能だ。布団を清潔に保つ4つの方法を実践してほしい。

シーツやカバー類はこまめに掃除機がけや洗濯をする

布団にはシーツやカバーを使用して、定期的に掃除機がけや洗濯をしよう。週に1回の頻度で洗濯して、ダニのエサになる汚れをしっかりと落とすことが大事だ。ただし、湿気が残ったままだとダニが好む環境になる。しっかりと乾かしたシーツやカバーを使おう。

湿気がこもらないように干したり立てかけたりする

ダニは湿気を好むため、布団を乾燥させることが重要だ。布団であれば定期的に干して、マットレスなら立てかけて乾燥させよう。使用後の布団は湿気を吸っているので、収納前に椅子にかけて湿気を飛ばしておくとよい。
風通しが悪くなるため、押入れやクローゼットの詰め込みすぎはNGだ。適度に隙間をあけたり、すのこを敷いたりして、湿気がこもらないようにしてほしい。定期的にふすまや扉を開けて、換気をするのもおすすめだ。

コインランドリーや布団乾燥機で定期的に熱を与える

ダニが大量発生する前に、コインランドリーや布団乾燥機で熱を与えよう。ダニの退治はもちろん、発生の原因となる湿気も除去できるのがメリットだ。
ダニをゼロにするのは難しいが、3ヶ月に1回の頻度で加熱すれば布団を清潔に保ちやすいだろう。布団乾燥機をかけたあとは、忘れずに掃除機をかけてほしい。

ダニ退治アイテムや防ダニシートなどを活用する

簡単にダニ対策をしたいなら、ダニ退治アイテムと防ダニシートがおすすめだ。置くだけでダニを集めて退治する「日革研究所ダニ捕りロボ」や、敷くとダニを寄せ付けない「ダニクリン布団・まくら用シート」など、いろいろなタイプの商品がある。天然由来の成分を使ったアイテムなら、お子さんがいるご家庭でも安心して使用できるだろう。

結論

ダニの退治には熱が有効だ。50度なら20~30分で、60度だと一瞬で死滅する。布団乾燥機やコインランドリー、黒いカバーなどの退治方法を紹介したので、ぜひ実践してほしい。シーツやカバー類を変える、湿気対策をするといった予防方法も日頃からの習慣に取り入れて、ダニを寄せ付けないようにしよう。
(参考文献)
※1:消費者庁「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」
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  • 更新日:

    2022年7月14日

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