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洗濯機

タオルが臭い?においの原因と消す方法や予防するコツまで徹底解説!

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年7月19日

タオルの臭いにおいは、洗濯機で洗っても落ちないことがある。スッキリ消すための方法を、事前にチェックしておこう。この記事では、タオルが臭い原因と解消方法を解説する。タオルの臭いにおいを防ぐ方法とあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. タオルが臭い!においの原因は何か?

洗濯物
タオルが臭くなる原因を2つ紹介する。臭いにおいを防ぐための基礎知識として、事前にチェックしておこう。

「モラクセラ菌」などの雑菌が主な原因

タオルが臭い原因は増殖した雑菌だ。代表的なのは「モラクセラ菌」で、鼻の粘膜や口などあらゆる場所に存在している。モラクセラ菌は乾燥や紫外線に強いため、洗って干しただけでは死滅しない。
皮膚にいる常在菌の「マイクロコッカス菌」は、汗臭いにおいの原因になる。どちらの雑菌も皮脂などの汚れや水分を好むため、部屋干ししたり乾くのに時間がかかったりすると繁殖してしまうのだ。

皮脂汚れが酸化して臭くなることもある

体や手を洗ったあとに使用するタオルには、皮脂が付着する。皮脂汚れは空気中の酸素で化学反応をおこして酸化し、頑固な黄ばみや臭いにおいの元になるので注意が必要だ。直接肌に触れる肌着や古着に発生しやすい。

2. タオルの臭いにおいを消す方法

お湯
タオルの臭いにおいは、正しい方法で洗えば消すことが可能だ。4つの効果的な方法を紹介するので、ぜひ実践してほしい。

煮洗い(煮沸消毒)する

  • 鍋に水を入れて60度以上に加熱する
  • 臭いタオルを鍋に入れる
  • タオルが鍋底につかないように注意しながら20分くらい弱火にかける
  • 鍋からタオルを取り出したら洗濯機でまわす
モラクセラ菌は60度以上で20分加熱すると死滅する。熱湯だと生地が傷むので、さし水をして温度を調整してほしい。鍋で煮沸する以外では、洗面器にお湯を入れて差し湯をしながら60度をキープする方法がある。

オキシクリーンなどの酸素系漂白剤でつけ置きする

  • お湯(40~50度)とオキシクリーン(スプーン1杯)を混ぜる
  • タオルを入れて20分ほどつけ置きする
  • 水ですすいだあと洗濯機でまわす
オキシクリーンなどの酸素系漂白剤とお湯、洗面器、混ぜる棒が必要だ。漂白や消臭、除菌といった効果があり、タオルの臭いにおいをスッキリと落とせる。なお、汚れやにおいが酷い場合は、つけ置きの時間を長くするとよい。

コインランドリーの乾燥機にかける

コインランドリーの乾燥機は家庭用よりも温度が高く、80~120度で加熱できる。高温に弱い雑菌を確実に死滅させられるのが魅力だ。ほかの消し方と違って、大量のタオルをまとめて消臭できるのもポイント。家族分のバスタオルの臭いにおいが気になったときは、コインランドリーの活用を検討しよう。

重曹でつけ置きしたり電子レンジで加熱したりする方法も

重曹は消臭効果がある。さらに弱アルカリ性なので、皮脂など酸性の汚れに効果的だ。体に安全な成分であり、赤ちゃんがいるご家庭でも使いやすい。そのほかには、電子レンジやアイロンでタオルを加熱して、モラクセラ菌を死滅させる方法もある。

3. タオルの臭いにおいを防ぐ方法

洗濯物
タオルの臭いにおいは日頃からの対策で防げる。4つの効果的な方法を紹介するので、ぜひ実践してほしい。

タオルを含む洗濯物は溜め込まないこと

汚れたタオルや洗濯物を放置すると、雑菌が繁殖するので注意が必要だ。すぐに洗濯をして、雑菌のエサになる汚れを落としてほしい。小まめに洗濯ができない場合は、ハンガーにかけて乾燥させることで雑菌の繁殖を抑えられる。

できるだけ短時間で乾かす干し方をする

タオルが濡れている時間を短くすれば、雑菌が繁殖しにくい。天日干しはタオルの繊維を傷めるので、風通しのよい場所で陰干しをしよう。どうしても天日干しをしたい場合は、繊維が硬くなる前に取り込んでほしい
タオルや洗濯物の間隔は空けて干し、風通しをよくしよう。2本のハンガーに渡す、折りたたんで竿にかけるとき長さをズラすなど、空気に触れる面を広くするのも効果的だ。部屋干しをする場合は、浴室乾燥機や扇風機、サーキュレーター、エアコンのドライ機能を活用しよう。

洗剤は適量を使いたっぷりの水で洗濯する

洗剤が多すぎるとタオルに石鹸カスが残ってしまう。臭いにおいの原因になるので、適量を量ってから入れることが重要だ。また、水が不足するとタオルや洗濯物が動かなくなり、洗浄力が弱くなる。汚れが残って雑菌が繁殖しやすくなるため、たっぷりの水を使って洗濯してほしい。

4. どうしてもタオルの臭いにおいが取れなければ買い替えを

タオル
紹介した方法でタオルの臭いにおいが取れない場合は、寿命かもしれない。においのほかに「手触りが悪い」「変色している」「吸収力が悪くなった」などのサインがあれば、買い替えのタイミングだろう。快適に使用できるように、タオルを定期的に交換することも大事だ。

結論

タオルが臭くなる主な原因は雑菌や酸化した皮脂だ。通常の洗濯だと落とすのは難しいので、煮洗いや酸素系漂白剤によるつけ置きを試してみてほしい。タオルを溜め込まない、短時間で乾かすなど、臭いにおいを防止する方法も紹介したので、あわせて実践してみよう。
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  • 更新日:

    2022年7月19日

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