目次
- スプレータイプの殺虫剤
- 捕獲器タイプの殺虫剤
- 熱湯シャワー(60度?70度のお湯をかける)
- めんつゆトラップ
- 食べ残しや飲み残しはすぐに片付ける
- 生ゴミは袋に入れて密封する
- 三角コーナーに生ゴミをためない
- 水回りや排水口を小まめに掃除する
- 隙間テープや網で侵入経路をふさぐ
- アロマオイルを忌避剤として使用する
- 観葉植物の受け皿に水をためない
- 観葉植物の土を表面だけ無機質の用土にする
- 観葉植物の肥料を化成肥料にする
- ペットのトイレを清潔に保つ
1. コバエの種類と主な発生場所

コバエにはいろいろな種類がおり、見た目や発生する場所が異なる。発生する原因とあわせて、それぞれの特徴をチェックしておこう。
ショウジョウバエ
体は黄色いものが多く、目が赤いのが特徴だ。発酵食品に集まる性質があり、腐った果物やアルコール、酢、みそを好む。生ゴミが発生の原因になるため、キッチンで見かけることが多いコバエだ。
ノミバエ
後ろ足が発達しており、ノミのように跳ねるように動く。動きが速く俊敏に飛び回るため退治するのが難しい。生ゴミや腐った動植物、動物の排せつ物に発生。キッチンやゴミの周辺を好み、肉などの食品に入り込んで産卵することがある。
キノコバエ
薄暗く湿気が多い環境を好む、灰黒色の小さなハエだ。網戸の網目など、小さな隙間から入り込むことがある。腐葉土など有機物を含んだ土に産卵するため、観葉植物が発生の原因になるケースは多い。
チョウバエ
他のコバエと比較するとやや大きく、表面が体毛に覆われている。夜行性なので昼はあまり動かない。生ゴミや石鹸カス、排水口のヌメリに卵を産むのが特徴。水回りを好むため、キッチンやトイレ、洗面所、浴室に発生する。
コバエによる「害」とは?
直接的な被害は少ないが、飛び回る姿はとても不快だ。さらに食品のにおいを好むコバエは多いため、知らないうちに食べてしまうこともあるだろう。腐った食品や排せつ物にむらがり、雑菌を運んでしまうことも考えられる。
2. コバエはどこからくる?発生する原因も解説

コバエが発生する主な原因をまとめた。大量発生を防ぐためにも、事前に確認しておいてほしい。
コバエの侵入経路となりうる場所
小さなコバエはわずかな隙間から家に入り込む。室外機や換気扇、通風孔、網戸の隙間は侵入経路になりやすい。目の大きさによっては網戸の網目から入ってくることもあるので、注意が必要だ。
コバエが発生する主な原因
コバエの主な栄養源は腐敗物や汚れだ。生ゴミや放置された食べ物、腐った観葉植物、排水口のヌメリ、ペットの排せつ物を好む。
水はコバエが発生する原因になるので、キッチンや浴室、洗面所はとくに注意が必要だ。有機の土や有機肥料を好むコバエもいるため、観葉植物周りは発生しやすい場所といえる。
コバエが短期間で大量発生する原因
種類によって差はあるが、コバエはふ化から成虫になるまでの時間が短い。そのうえ生涯に240個もの卵を産む種類もいる。コバエが家の中で卵を産めば、すぐにふ化して大量の成虫になってしまう。
その成虫がさらに卵を産むことで、短期間で大量発生してしまうのだ。1匹のコバエが大量発生の原因になることもあるため、見つけたらすぐに駆除してほしい。
3. コバエの駆除方法と発生させないための対策

コバエを見つけたときは素早く退治する必要がある。効果的な駆除方法と、発生させないための対処法を紹介しよう。
すでに発生しているコバエの駆除方法
めんつゆトラップとは、水の中にめんつゆと中性洗剤を1:1の割合で混ぜたものだ。カットしたペットボトルに入れておけば、においに釣られたコバエが入って沈む。めんつゆの代わりにお酢を使用してもよい。
コバエが発生するのを防ぐ方法
コバエが発生する原因を取り除くことが重要だ。生ゴミや食品はすぐに片付けて、水回りは清潔に保つようにする。アロマオイルを忌避剤として使用する場合は、ペパーミントやユーカリ、ローズマリーがおすすめだ。
4. コバエが発生する原因を知って効果的な対策を!

コバエが発生する原因を知っていれば、適切な対策ができる。大量発生を防ぐためにも、腐敗物や汚れといった原因を取り除いてほしい。食べ残しをすぐに捨てたり、水回りを掃除したりして、部屋を清潔に保つことが重要だ。
結論
コバエは狭い隙間から侵入して、家の中で大量発生することがある。侵入経路をふさいだり、発生する原因を取り除いたりすることが大事だ。発生したコバエは駆除剤やめんつゆトラップで駆除しよう。食べ残しや生ゴミはすぐに片付ける、観葉植物の受け皿に水をためないなど、コバエの発生を防ぐ対策もあわせて実践してほしい。