目次
- カバーを開けてフィルターやその周りに掃除機をかける
- フィルターをはずしたら新聞紙に乗せて外側から掃除機をかける
- フィルターの裏側からシャワーをかけて汚れを落とす
- 汚れが落ちない場合は中性洗剤とスポンジを使って優しく擦る
- キレイにすすいだあとに陰干しで乾燥させる
- 完全に乾いたのを確認したらフィルターを取り付けてカバーを閉じる
1. エアコンクリーニングの頻度

エアコンを清潔に保つために、クリーニングの頻度をチェックしよう。内部とフィルターに分けて目安を紹介する。
エアコン内部のクリーニングは「1~2年に1回」
内部クリーン機能がないエアコンの場合、内部をクリーニングする頻度は1~2年に1回が目安だ。フィルターを掃除していても、内部には汚れがたまるので注意。エアコンの使用前の春か、使用後である秋にクリーニングをするとよい。
内部クリーン機能付きであれば「2~3年に1回」
内部クリーン機能付きのエアコンなら、2~3年に1回の頻度で内部のクリーニングをしよう。内部クリーン機能とは、エアコンを止めたあとに内部を乾燥させる機能だ。カビやにおいの発生を抑えられるが、完璧に防ぐのは難しいため定期的なクリーニングが必要になる。
エアコンフィルターのクリーニングは「月2回」
エアコンフィルターは汚れやすいので、月に2回はクリーニングをしたい。付着したホコリを小まめに取り除くことが重要だ。ただし、「フィルターお掃除機能」が付いたエアコンなら、基本的に掃除が必要ない。ホコリがたまるダストボックスを定期的に手入れをして、フィルターは汚れがひどいときだけクリーニングをしよう。
最適な頻度は設置場所や使用時間などでも変わる
エアコンを設置している場所や、使用する時間によって汚れやすさは変わる。油を使用するキッチンに設置していたり、長時間使用していたりする場合は、クリーニングの頻度を多くしたほうがよいだろう。上記はあくまでも目安なので、ケースバイケースで考えてほしい。
取扱説明書に頻度の目安が記載されていることもある
エアコンをクリーニングする頻度で迷ったら、取扱説明書をチェックしてみよう。適切な頻度の目安が記載されていることがあるので、参考にするのがおすすめだ。
2. エアコン内部やフィルターのクリーニングの必要性

エアコンの内部とフィルターを掃除する必要性を解説する。汚れを放置するとどうなるのか、あらかじめ確認しておこう。
汚れがたまるとさまざまなリスクが生じる
嫌なにおいが発生する
汚れたエアコンを使用すると嫌なにおいが発生しやすい。内部に発生したカビのにおいが風にのり、部屋全体に広がってしまう。エアコンをつけたときに嫌なにおいがしたら、クリーニングを検討してほしい。
電気代が高くなる
エアコン内部やフィルターの汚れを放置した場合、冷暖房の効率が悪くなる。設定温度になるまでが遅くなり、余計な電力を消費。電気代が高くなるのはもちろん、エアコン自体の寿命を縮めることにもつながるだろう。
アレルギー症状を招くリスクも
エアコン内部のホコリやカビ菌が部屋中に広がると危険だ。くしゃみやせき、鼻水といったアレルギー症状の原因になるので注意しよう。呼吸不全などの危険がある、夏型過敏性肺炎(※1)に発展するケースもある。
3. エアコンを自分でクリーニングする方法

掃除ができる部分は、小まめにクリーニングをして清潔に保とう。自分でするエアコンのクリーニング方法をまとめた。
カバーやルーバー、フィルターは自分で掃除できる
カバーやルーバーなど、外から見える部分は乾拭きで掃除する。汚れがひどい場合は、水やぬるま湯を含ませた布を固くしぼってから水拭きしよう。
4. エアコン内部のクリーニングは業者に依頼しよう
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多くのエアコンメーカーでは、自分で内部の掃除をすることを推奨していない。故障の原因になるので、専門的な知識と技術をもった業者に依頼しよう。
業者にクリーニングを依頼したほうがよいケースとは?
「フィルター掃除をしてもにおいが取れない」「熱交換器(アルミフィン)の汚れがひどい」「長期間内部をクリーニングしていない」といった場合は、業者にクリーニングを依頼したほうがよい。内部に発生したカビや汚れを徹底的に除去してもらえる。
業者に頼んだ場合の料金の目安
エアコンクリーニングを業者に依頼する場合、1万~2万5千円が料金の目安だ。「フィルターお掃除機能」付きのエアコンのほうが、料金が高くなる傾向がある。そのほかにセット割引やオプションがあるケースもあるので、公式サイトや見積もりでチェックしておこう。掃除の範囲を確認してから料金を比較することも重要だ。
結論
エアコンの汚れを放置すると、電気代が高くなったりアレルギーの原因になったりする。内部は1~2年に1回、フィルターは月2回の頻度でクリーニングするとよい。フィルターや本体の外側は自分で掃除できるので、紹介した方法でキレイにしよう。一方でエアコン内部は自分でクリーニングするのが難しいため、業者に依頼するのがおすすめだ。
(参考文献)
※1:オムロンヘルスケア株式会社「夏型肺炎とは」