目次
- 電話や公式サイトから申し込みをする
- コンビニなどの店舗で手数料納付券を購入する
- 手数料納付券に必要事項を記入して布団に貼り付ける
- 指定された日時に回収場所へ出す
1. 布団の正しい捨て方

布団を処分したいときはまず捨て方を確認しよう。5つの捨て方とそのやり方を紹介する。
可燃ごみに出す
一般的な自治体では布団の分類は可燃ごみ、もしくは粗大ごみだ。たとえば、福岡市や千葉市では、指定の袋の口を縛ることができて破れないなら可燃ごみに分類される。横浜市だと、たたんだとき一番長い辺が50cm未満なら可燃ごみだ。神戸市では指定の袋に入り、5kg以下であれば燃えるごみになる。
このように捨て方や分別の基準は自治体によって異なるので、確認が必要だ。基準のサイズ以上の布団であっても、切ることで規定の大きさ以下にすれば燃えるごみになる。ただし、サイズに関係なく粗大ごみとする自治体もあるので、公式サイトや問い合わせで調べておこう。
粗大ごみに出す
基準以上の布団は粗大ごみとして処分するが、名古屋市や世田谷区など、布団のサイズに関係なく粗大ごみとするケースもある。なお、手数料納付券の金額や出せる枚数は自治体によって違う。たとえば目黒区は2枚まで300円、大阪市だと4枚まで200円で捨てることが可能だ。
不用品回収業者に依頼する
布団をまとめて処分したいなら、不用品回収業者に依頼する捨て方がよいだろう。都合のよい日に自宅まで取りに来てもらえるため、手間がかからない。
その他の不用品とまとめて処分したい方にもおすすめだ。ただし、自治体での捨て方と比較して料金は高めなので、まず見積もりを確認してほしい。
下取りサービスを利用する
新しく布団を購入する場合は、購入店舗に下取りサービスがあるかチェックしてみよう。購入と同時に処分できるため、手間がかからないのが魅力だ。
一方で下取りサービスを実施していない店舗も多く、対応する布団の条件や料金にも違いがある。公式サイトや問い合わせで調べておくことが重要だ。
引っ越し業者に引き取ってもらう
引っ越し業者を利用するなら、不用品の引き取りサービスを実施しているか確認しよう。布団や不用品を引っ越し当日にまとめて引き取ってもらえる。見積もりのときに引き取りを依頼すればOKだ。
ただし、引き取りサービスの有無や料金、対象となる不用品は業者によって異なる。見積もりのときに詳細を確認しておこう。
2. 捨てる以外の布団の処分方法
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まだ使用できる布団なら、ゴミとして捨てるのはもったいない。ゴミとして捨てる以外の捨て方をまとめたので参考にしてほしい。
寄付する
寄付をすれば、不要な布団を誰かのために役立ててもらえる。災害時の物資になったり動物たちの寝床になったりと、さまざまなシーンで活躍するだろう。
ただし、発送の手続きなど手間がかかり、送料もすべて自己負担だ。受け付けている布団の条件も確認したうえで、寄付をするかどうかを決めてほしい。
オークションやフリマに出品する
新しい布団やブランドの布団であれば、オークションやフリマで売却できる可能性が高い。不要な布団をお金に変えることが可能だ。
リサイクルショップに売る
状態がよい布団の場合、リサイクルショップに売る方法がある。まだ新しい高級布団なら、高値で買い取ってもらえるケースもあるだろう。
しかし、においや汚れがついたり、元値が安価だったりする布団を買い取ってもらうのは難しい。状態が悪い布団は、最初から正しい捨て方で処分したほうがよい。
3. 布団の捨て方の注意点
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布団の捨て方を間違えるとトラブルの原因になる。2つの注意点を事前に確認しておくことが重要だ。
自治体のルールを確認しておく
ルールは自治体によって違うので、公式サイトや問い合わせで確認しておこう。捨て方を間違えると収集してもらえないので注意が必要だ。分別や捨て方、収集場所、回収日を調べてから布団を処分してほしい。
違法業者に注意する
不用品回収業者に依頼する場合は、無許可の業者(※1)に注意してほしい。法外な料金を請求されたり不法投棄されたりと、トラブルにつながる可能性が高い。必ず「一般廃棄物処理業許可」がある業者に依頼しよう。
4. 布団の捨て時の見極め方

布団の寿命は敷布団が3~5年、掛け布団は5~10年、羽毛布団は10~15年が目安だ。使用するうちに汗や摩耗で中の素材が傷み、寝心地が悪くなる。敷布団の場合は寝ていて体が痛い、掛け布団の場合は中綿がヘタってきて寝ていて寒いと感じたら捨て時と考えよう。寿命を迎えた布団を使用し続けると体に負担がかかるので、正しい捨て方で処分してほしい。
結論
布団を処分したいなら、自治体の公式サイトで正しい捨て方を確認しよう。布団のサイズで分別が異なることがあるので、ルールを調べておくことが重要だ。その他には不用品回収業者に依頼する、下取りサービスを利用するなどの捨て方がある。寄付や売却など捨てる以外の方法とあわせてチェックして、どのように処分するか選んでほしい。
(参考文献)
※1:環境省「廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!」