目次
1. Wi-Fiルーターの正しい捨て方

Wi-Fiルーターの捨て方は主に3通りある。以下の中から自分に合った捨て方を選び、不要になったWi-Fiルーターをうまく処分しよう。
自治体のルールに沿って捨てる
Wi-Fiルーターのもっとも一般的な捨て方は、自治体のゴミ回収に出すことだ。捨て方のルールは自治体によって異なるが、不燃ゴミや有害ゴミとして扱うケースが多い。定められた日にちに指定のゴミ袋に入れて捨てよう。
また、Wi-Fiルーターは「小型家電リサイクル法」の対象品目に指定されている。自治体によってはスーパーやショッピングモール、役所などに設置している「小型家電回収ボックス」でWi-Fiルーターを回収していることもある。お住まいの地域のホームページなどで確認してほしい。
不用品回収業者を利用する
Wi-Fiルーター以外にも処分するものがある場合や早く捨てたい場合は、不用品回収業者を利用するとよい。不用品回収業者に依頼すると、自分が指定した日時で回収に来てもらえ、Wi-Fiルーターを早く処分できる。ただし、出張費などがかかるケースが多いため、料金は事前に確認しておくのがおすすめだ。
メーカーに引き取りを依頼する
メーカーによっては、自社のWi-Fiルーターを引き取ってくれるところもある。ゴミとして出すのに抵抗がある人でも手軽に処分できるのがメリットだ。しかし、この場合も料金がかかるケースが多いので、あらかじめチェックしておこう。また、家電量販店で新しいWi-Fiルーターを買った場合、古いルーターを下取りしてもらえることもある。
2. Wi-Fiルーターのゴミ以外の捨て方

お持ちのWi-Fiルーターの状態によっては、買取業者やフリマアプリなどを利用して売却する捨て方もできる。お金になる可能性もあるので、普通の捨て方よりもお得に処分したい場合は検討してみよう。
買取業者に売る
手軽に売却したいなら、リサイクルショップなどの買取業者にWi-Fiルーターを買い取ってもらうとよい。年式や機種によっては高い値段はつかない可能性もあるが、配送や梱包などの手続きなく簡単に売却できるのがメリットだ。
フリマやオークションに出品する
少しでも高く売りたい場合は、フリマアプリやオークションサイトで出品してみよう。フリマアプリやオークションサイトでは自分で好きな値段をつけられる。しかし、梱包や発送の手間がかかること、買い手が見つかるまでに時間がかかる可能性もあること、場合によっては送料を負担しなくてはいけないことが難点だ。
3. Wi-Fiルーターの捨て方の注意点

Wi-Fiルーターの捨て方には注意点がある。レンタル品をうっかり捨ててしまったり、個人情報を記録したままで手放してしまったりするとトラブルに発展することもあるので気をつけたい。
レンタル品でないことを確認する
捨てる前に、お持ちのWi-Fiルーターがレンタル品でないことを確認しよう。プロバイダと契約した際に送られてきたWi-Fiルーターは、レンタル品の場合がある。レンタル品を誤って処分すると、プロバイダに機種代金を支払わないといけなくなる。契約書を確認する、プロバイダに問い合わせるなどの方法でチェックしておこう。
処分する前に初期化する
Wi-FiルーターにはパスワードやSSID、通信記録、利用者の名前などの個人情報が記録されている。Wi-Fiルーターをそのまま捨てると個人情報が流出し、悪用されるおそれがあるので注意したい。記録された情報を消すにはWi-Fiルーターを初期化する必要がある。初期化の方法は端末によって異なるが、リセットボタンを押す、設定画面から操作するなどの方法が一般的だ。
SIMカードを抜いておく
モバイルWi-Fiルーターの場合は、捨てる前にSIMカードを抜いておこう。SIMカードにも個人情報が記録されているため、悪用を防ぐためにもしっかり処分したい。なお、プロバイダと契約して工事した場合は、Wi-FiルーターにSIMカードが挿入されていないため対応不要だ。
結論
Wi-Fiルーターを処分するときはゴミに出す捨て方以外に、メーカーに引き取ってもらう、売却するなどの方法も選べる。捨てる前にレンタル品でないことを確認し、個人情報を確実に消去してから処分しよう。Wi-Fiルーターを正しく捨てることでリサイクルにもつながるので、捨て方をきちんとマスターしてほしい。