目次
1. 盗聴器の簡単な見つけ方

盗聴器の見つけ方の中にはすぐに実践できる簡単なものがある。以下の方法で試してみよう。
目視による盗聴器の見つけ方
1番簡単な方法は「目視」である。箱形の盗聴器はマッチ箱ほどのサイズで、死角になっている場所や車中に仕かけられることが多い。また、電卓などの小型電化製品や日用品に似せた「擬態型盗聴器」もある。ただ、延長コード型やコンセント型の場合、盗聴器かどうか判断が難しい。身に覚えのない小型家電や延長コードなどがあれば注意しよう。
FMラジオによる盗聴器の見つけ方
FMラジオは盗聴器発見に役立つことがある。FMラジオと同じ電波を利用している盗聴器もあるため、受信する周波数が合致すれば、ラジオから盗聴音声が受信できる。部屋で流している音がラジオから聞こえた場合は、盗聴されている可能性が高いといえる。
盗聴器発見器による盗聴器の見つけ方
盗聴器専用の発見器を使う見つけ方もある。周波数を少しずつ上げながら、部屋から出ている音が発見器から聞こえないかチェックしていくといい。
スペクトラムアナライザーによる盗聴器の見つけ方
スペクトラムアナライザーとは、電気信号の周波数をキャッチし、その結果を表示、解析する測定器だ。本来は無線機の点検などで使われるが、盗聴器を探すこともできる。レンタルや通販で手に入るが、複雑な操作をしなければいけないのが難点だ。
スマホアプリによる盗聴器の見つけ方
iPhoneの盗聴器アプリなどを使う見つけ方もある。有料や無料のアプリがさまざまあるが、そもそもスマホにはアナログ電波を探査する機能はないため、アプリを使う方法は見つかる可能性が低いかもしれない。
2. 盗聴器が発見されやすい場所

効率のよい盗聴器の見つけ方で大事なのは、発見されやすい場所を知ることだ。
家電や家具
家電や家具に多く仕かけられているのが、電波の送受信を利用する「無線機式盗聴器」だ。中でも名刺サイズのカード型盗聴器は使われやすい。家具の裏や下部、照明機器の内部やコンセントなども確認してみよう。
固定電話機
電話線を利用する盗聴器もある。電話の内容だけでなく室内音も盗聴可能だ。盗聴器は電話機本体に内蔵するタイプや、電話線に付属するコネクタなどに似せて後付けできるタイプがある。
スマホ
スマホでは、盗聴アプリを利用したデジタル盗聴が増えている。盗聴アプリの特徴はそれぞれ異なり、音声データを自動録音するものや遠隔操作でリアルタイムに会話を盗聴するものがある。盗聴アプリは気付きにくいうえに見つけ方が難しい。音声読み上げアプリだと思っていたら、実は盗聴アプリだったパターンや、スマホカメラに盗聴器が内蔵されているパターンもある。
家の外
家の外には「有線式盗聴器」が仕かけられることがある。ドアの外や外壁に取り付けることで室内の会話を盗聴できる。
車の中
車の中はプライベート空間なので格好の盗聴場所だ。しかし、狭い空間ゆえに盗聴器の隠し場所は限られる。座席シートの下や隙間、またドアポケットなど普段あまり目に留めない場所を確認する見つけ方がいいだろう。
3. 盗聴器を見つけたときの対処法

では、盗聴器を見つけた場合どのように対処すればいいのだろうか。
見つけたことがバレないようにする
盗聴器を発見したことを知られない見つけ方をすることが大事だ。盗聴器を見つけても声は出さないようにしよう。万が一犯人に盗聴器が発見されたと知れたら、新たな盗聴や迷惑行為を受ける可能性がある。
盗聴器を外さない
警察に相談する際に重要なのは、盗聴器が仕かけられている事実だ。また犯人の指紋なども証拠となるため、見つけてもそのままにしておこう。
専門の業者に依頼する
素人では、盗聴器の見つけ方に限界がある。業者に依頼すれば専門的な知識と幅広い見つけ方を知っているので安心してまかせられるだろう。見つけたあと、どのように対処すればいいかわからない場合も、業者に頼めば適切に処置してくれる。
結論
盗聴器が身の回りに潜んでいる可能性は少なからずある。これだけ聞くと不安になるが、盗聴器の見つけ方には、いまからでもすぐに実践できる方法があることが分かった。まさか自分が...と気掛かりなときは、目視やFMラジオを使った方法でチェックしてみよう。