目次
1. タカラダニとは?

タカラダニとは昆虫ではなくダニの一種だ。体長は1~2.7mmと小さく、多くは赤褐色をしている。日本全国で見られるが、その生態は不明な点も多い。
タカラダニの生態
タカラダニは6~7月に日本全国で発生する。幼虫はアブラムシやバッタなど節足動物に寄生して、満腹になったあとに離れて脱皮。その後若虫から成虫になり産卵後に死亡する。成虫はエサとして苔や花粉を好む。
タカラダニの発生場所
タカラダニは日当たりがよく草や苔がある場所や、コンクリートや岩石など乾いた場所に発生する。建物の壁面やベランダ、ブロック塀、屋上、ベンチの上など、さまざまな場所で見られるだろう。活発でコンクリートの壁も簡単に登るため、家の中まで侵入するケースもある。
タカラダニによる被害
タカラダニは人をかんだり刺したりしないので、直接的な被害はない。一方で住居の壁に大量発生したり、洗濯物に付着したりするため、不快と感じる方は多いようだ。つぶしたときにでる赤い体液は、布に付着すると落ちにくい。
また、体液が肌に付着すると、発疹やかゆみといったアレルギー症状が発生する恐れがある。駆除する際はつぶさないように気をつけ、体液が肌に付着した場合は水ですぐに洗い流そう。
2. タカラダニの駆除方法

タカラダニの駆除方法を5つ紹介する。場所やシーンにあわせて、適切な駆除方法を選んでほしい。
市販の殺虫剤を使う
スプレータイプの殺虫剤なら、吹きかけるだけなので簡単だ。大量発生したり手が届きにくい場所にいたりする場合でも、すぐに駆除できるだろう。タカラダニを吹き飛ばさないよう、少し離れた場所から吹きかけてほしい。
タカラダニの死骸はつぶすと赤い体液がでるため、水で洗い流すか掃除機で吸い取ってから処分しよう。なお、殺虫剤の中にはタカラダニに対応していないものもあるので、事前に確認しておくことが重要だ。
掃除機で吸い込む
室内で発生したり洗濯物に付着したりしたタカラダニは、掃除機で吸い取るとよい。つぶす心配が少ないので布製品にも安心して使用できる。ノズルでつぶさないように吸い取るのがポイントだ。足の長いカーペットに入り込んだ場合は、縦と横の方向にゆっくりと掃除機をかけるとよい。駆除のあとは、掃除機の中のゴミや紙パックごとしっかり処分しよう。
水で流す
乾燥した場所を好むタカラダニは水が苦手とされている。建物壁面やブロック塀に付着している場合は、ホースやバケツで水をかけて流そう。また、大量に発生したタカラダニを一気に駆除したいなら、高圧洗浄機を使用するのがおすすめだ。タカラダニのエサとなる花粉までまとめて洗い流せる。
中性洗剤をスプレーする
台所用中性洗剤を水で薄めたあと、霧吹きに入れてタカラダニにスプレーしよう。大量の水を流せないときや、水道が近くにないときに役立つ方法だ。赤ダニが動かなくなったら、別のスプレーボトルに入れた水で洗い流すとよい。
粘着テープを使う
粘着テープや粘着クリーナーにタカラダニを貼り付けて駆除する。室内はもちろん、壁面やベランダなど、屋外での駆除にも使用が可能だ。つぶすと赤い体液がでてしまうので、力の入れすぎには注意してほしい。また、窓のサッシなど侵入経路に両面テープを貼れば、家の中に入り込むのを防止できるだろう。
3. タカラダニを発生させない予防対策

日頃からタカラダニの発生を予防して、駆除の手間を減らすことが大事だ。効果的な4つの方法を紹介する。
防水材を塗布する
タカラダニはツルツルとした壁面が苦手だ。壁面に防水材を塗布することで、数年間は発生を予防できるだろう。苔や汚れをキレイに取り除いたあと、ローラーを使って防水材を塗布する。穴やへこんだ部分があれば、塗布する前に補修材で埋めておいてほしい。塗料は混ぜる必要がない「1液型のウレタン防水剤」がおすすめだ。
苔を取り除く
タカラダニが好む苔は小まめに取り除く。高圧洗浄機や苔専用の洗浄剤があると便利だ。また、苔に熱湯をかけてから、スポンジやブラシで擦ってもよい。熱湯をかけてから擦る作業を繰り返すことで、頑固な苔もスッキリと除去できる。
花粉を除去する
花粉はタカラダニのエサになるので、水でキレイに洗い流すことが大事だ。ホースやバケツで水をたっぷりとかけたあと、スポンジやブラシでこすり洗いをする。高圧洗浄機なら細かいスキマの花粉まで簡単に落とせるので、擦らなくてもOKだ。
効果が持続する薬剤を撒いておく
スプレータイプの殺虫剤の中には、タカラダニの発生を予防できるものがある。タカラダニが好む場所に吹きかけておけば、一定期間は発生を防げるだろう。ただし、室内用の殺虫剤は屋外だと効果が持続しないので注意。家の外壁や庭に使用する場合は、屋外に対応した殺虫剤を選んでほしい。
4. タカラダニ駆除を業者に依頼した場合の費用相場

タカラダニが大量発生した場合、自分だと駆除が難しいことがある。徹底的に駆除したいなら業者への依頼を検討しよう。業者に依頼する場合の料金は15,000円~が目安だ。高圧洗浄機で洗い流したり、専用の薬剤を散布したりすることで、タカラダニをまとめて駆除できる。予防対策までしてくれる業者も多いため、より高い効果が実感できるだろう。
結論
タカラダニは、赤い体液がでないよう、つぶさずに駆除したい。野外に発生した場合は水で流す、洗濯物に付着したら掃除機で吸い取るなど、適した方法を選んで駆除しよう。また、タカラダニの発生は日頃からの対策で防げる。苔や花粉を取り除く、効果が持続する薬剤を撒くなど十分な予防をしてほしい。