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洗面台

チョウバエはどこから入ってくる?発生場所や侵入させない方法を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年8月 6日

自宅にチョウバエが発生したときは、どこから入ってきたか突き止める必要がある。発生場所や侵入経路を確認して、すぐに対処することが重要だ。この記事では、チョウバエの生態やどこから入ってくるかといった知識を紹介する。発生を予防するコツや、正しい駆除方法とあわせてまとめた。

  

1. チョウバエとは?

トイレ
まずはチョウバエの生態や活動時期を解説しよう。どこから入ってくるのか特定するために、役立ててほしい。

チョウバエの生態

チョウバエはコバエの一種で主に水回りに発生する。日本では50種類ほどおり、代表的なのは約4~5mmくらいで濃い灰色のオオチョウバエと、約2mmで白っぽい灰色のホシチョウバエだ。
チョウバエは汚水や汚泥が溜まった場所に卵を産み付けて繁殖する。羽はあるが飛ぶ力は弱いため、成虫になった後も水回りに生息するケースがほとんどだ。夜行性なので昼間は大人しく、夜になると積極的に活動する。

チョウバエの活動時期

高温多湿を好むチョウバエの活動時期は4月~11月ごろだ。オオチョウバエの成虫は5~7月、オオチョウバエは8~9月に最も活発になる。寒さが苦手なので冬にはあまり見られないが、暖房がある暖かい環境だと1年中発生するので注意。時期にかかわらずどこから発生しているのか突き止めて、適切に対処する必要があるだろう。

2. チョウバエはどこから入ってくる?

洗面所
チョウバエがどこから入ってくるのか、具体的な例を紹介する。主な発生場所と侵入経路をまとめた。

トイレ

トイレタンクにチョウバエが発生していないか確認してみよう。汚水やヌメリに発生するため、日頃からトイレタンクの掃除をしていないなら注意が必要だ。また、トイレが汚れていると、臭いにつられて窓から入り込むことがある。

お風呂場

お風呂場の排水口や排水管が主な発生源だ。浴槽と浴室が一体型でない場合、浴槽下の空間に汚水が溜まることがある。エプロン(側面のカバー)を取り外して、中でチョウバエが繁殖していないか確認してほしい。

洗面所

オーバーフローと呼ばれる、洗面ボウルの穴から発生している可能性がある。オーバーフローを確認してもどこから発生してるかわからない場合は、洗面台や洗濯機(防水パン)の排水口をチェックしてみよう。

キッチン

油汚れや生ゴミが溜まるキッチンのシンクは、とくにチョウバエが発生しやすい。生ゴミを入れる排水口のゴミ受けや三角コーナー、油汚れを流す排水口には注意が必要だ。

小さな隙間

チョウバエは小さな隙間から侵入する。窓を開けていたり、網戸が閉め切っていなかったりすると、そこから簡単に入り込む。エアコンの排水ホースやホースを通す穴、排気口からも侵入するので気をつけよう。

3. チョウバエの発生を予防する方法

網戸
チョウバエがどこから入ったのかを特定したあとは、予防をすることが大事だ。簡単な4つの方法を解説する。

水回りを常に清潔にする

トイレやお風呂場、洗面所、キッチンは常に清潔に保ってほしい。水回りは洗剤やスポンジ、ブラシで掃除をして、排水管にはパイプクリーナーを使おう。トイレタンクの掃除には入れるだけで使える洗浄剤が便利だ。また、三角コーナーやゴミ受けの生ゴミは、溜めないように小まめに捨ててほしい。生ゴミをキャッチできる排水口用のネットを活用するのもおすすめだ。

小さな隙間を塞ぐ

どこから入るのかチェックしたあと、侵入経路となる小さな隙間は徹底的に塞ぐ。水回りの窓や網戸は念入りに確認して、隙間があれば隙間テープを貼り付けておこう。薬剤が残るタイプの殺虫剤をスプレーしておけば、一定期間侵入が防止できる。排水ホースや排気口には、専用のネットやフィルターを取り付けておくとよい。

乾燥させて雑菌の繁殖を防ぐ

水回りが濡れたままだと、ヌメリの原因である雑菌が繁殖したり水が腐ったりする。チョウバエはヌメリや腐った水を好むので、乾燥した状態を保つことが重要だ。お風呂やキッチンを使ったあとは、換気扇を回して湿気を取り除く。晴れた日は網戸をしっかり閉めた状態で窓をあけて、空気の入れ替えをするのがおすすめだ。

食品を放置しない

水回りで発生するチョウバエが食品に付着した場合、微生物汚染や異物混入のリスクがある。さらにシンクに食べ残しや汚れた食器を放置すると、雑菌が繁殖したり汚れた水が溜まったりしやすい。食品を好むショウジョウバエやノミバエも引き寄せるので、放置するのはNGだ。すぐに片付けてキレイな状態を保ってほしい。

4. チョウバエの正しい駆除方法

熱湯
チョウバエがどこから入るかわかったら、正しい方法で駆除しよう。2つの効果的な駆除方法を紹介する。

殺虫剤を使う

チョウバエの成虫には殺虫剤を吹きかける。幼虫には成虫用の殺虫剤が効かないことがあるので、専用のものを用意してほしい。どこから発生したのか確認したあと、排水口などの奥まで届くように吹きかけよう。

熱湯をかける

どこから発生したのか特定できたら、発生源に熱湯をかけて駆除してほしい。排水口に流せば卵や幼虫が死滅する。ただし、熱湯が奥まで届かないこともあるので、あとから殺虫剤を吹きかけて確実に駆除することが大事だ。
熱湯を使用すると排水管や周りの素材が傷むことがある。チョウバエは極端な低温にも弱いので、氷を使用するのもおすすめだ。排水口の上に大量の氷を置いて放置すれば、熱湯と同様の効果が期待できるだろう。

結論

チョウバエを家の中で見かけたときは、どこから発生したのか確認することが大事だ。トイレやお風呂場、洗面所、キッチンなどの水回りをチェック。排水口やトイレタンク、オーバーフローが主な繁殖場所だ。どこから発生したのか特定したあとは、正しい方法で駆除しよう。隙間を塞ぐ、水回りを乾燥させるなど繁殖を防ぐ対策もあわせて実践してほしい。
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  • 更新日:

    2022年8月 6日

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