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米びつ

コクゾウムシの駆除方法とは?発生させないための予防対策も解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年8月 5日

穀物に発生するコクゾウムシは厄介な害虫だ。お米に卵を産み付けることもあり、米びつで大量発生する恐れがある。この記事では、コクゾウムシによる被害と駆除方法を紹介する。コクゾウムシの基礎知識や発生する原因、効果的な予防対策とあわせて解説しよう。

  

1. コクゾウムシとは?

穀物
コクゾウムシ(穀象虫)はイネ科の穀物を食べるオサゾウムシ科の害虫だ。体長は2~3.5mmと小さく、赤褐色や黒褐色をしている。象の鼻のような形の口は硬い穀物に穴を開けるためのものだ。開けた穴に卵を産卵して、幼虫からサナギまでその中で育つ。
主に米やトウモロコシ、小麦など穀物を好むが、パスタや乾燥麺、ビスケットなどもエサとする。日本全国に生息しており、主な発生時期は3~11月だ。28度がコクゾウムシにとって適温で、18度以下になると活動を停止する。5度以下、または33度以上になると発育や繁殖ができない。

2. コクゾウムシによる被害

米
コクゾウムシの主な被害を紹介しよう。放置するとどうなるのか、確認しておくことが大事だ。

穀物の発熱現象

コクゾウムシが大量発生すると、お米などの穀物が発熱することがある。幼虫の生育期間を短くしたり、寒い時期に活動しやすくしたりするのが主な目的だ。発熱は29~38度にまでなることがある。穀物が熱くなっているときは、コクゾウムシが発生していると考えよう。

穀物への食害

お米など穀物への食害は深刻だ。穴を開けて食べられた穀物はスカスカになり、さらに卵を産み付けられる。穀物以外ではパスタや小麦粉、ビスケット、乾燥芋など加工食品を食害するので注意が必要だ。

見た目による不快感

米びつなどの中からコクゾウムシがわく様子は、非常に不快だろう。成虫になるまで外には出ないため、卵や幼虫、サナギが中にいても分からない。間違って食べてしまえば、精神的なダメージは大きいだろう。なお、コクゾウムシには毒性はないため、食べても基本的に害はない。しかし、人によってはアレルギーの原因になるので注意してほしい。

3. コクゾウムシの発生原因

米
コクゾウムシの主な発生原因をまとめた。予防のための基礎知識として、チェックしておこう。

購入した時点で付着していた

購入したお米や穀物に付着しているケースだ。お米を貯蔵している場所に入り込んで卵を産み付ける。無農薬のお米にはコクゾウムシがつきやすいので、注意が必要だ。一方で、店舗で販売しているお米は農薬が使われているものが多いため、あまり心配ない。ちなみに、白米より玄米のほうがコクゾウムシは繁殖しやすい傾向がある。

保管状態が悪く侵入された

コクゾウムシは小さく、少しの隙間さえあれば狭い場所にでも簡単に入り込む。嗅覚が優れており、お米や穀物のにおいを敏感に察知。米びつや食品の保存容器に入り込んで繁殖する。米ぬかや食べカスで保存容器や周りが汚れていたり、密封できていなかったりすると、コクゾウムシを引き寄せてしまう。

4. コクゾウムシを駆除すれば米は食べられる?

米を研ぐ
コクゾウムシの成虫は水に浮くため、水でゆっくりとお米を洗えばある程度は取り除ける。光を嫌う性質を利用して、数時間ほど新聞紙の上に広げて日光に干しておけば逃げていくだろう。
ただし、こういった方法でもお米の中に発生した卵や幼虫、サナギを取り除くのは難しい。食味も落ちており、さらにアレルギーの原因になることもあるので、食べずに破棄するのがおすすめだ。

5. 部屋の中にいるコクゾウムシの駆除方法

殺虫スプレー
コクゾウムシが発生したときは、お米や食品ごと処分してほしい。部屋の中で見かけたら、以下の方法で駆除しよう。

殺虫剤や燻煙剤を使う

不快害虫用のエアゾールをコクゾウムシに吹きかける。コクゾウムシは小さいため、吹き飛ばさないように少し離れた場所から噴射しよう。使用する際は殺虫剤が食品にかからないように注意する。口に入れるものを遠ざけてから使用するなどの対策が必要だ。
一方で、小さなコクゾウムシに1匹ずつ殺虫剤を吹きかけるのは大変だろう。まとめて駆除したいなら、バルサンなどの燻煙剤(くんえんざい)を活用する。適用害虫は商品によって異なるので、コクゾウムシに対応している燻煙剤を選んでほしい。

業者に依頼して駆除してもらう

自分で駆除するのが難しいなら、害虫駆除業者への依頼を検討しよう。専門的な技術や薬剤によって、大量発生したコクゾウムシを確実に駆除できる。料金は環境や生息状態によって異なるため、まずは見積もりを取ってほしい。複数の業者から見積もりを取り、料金やアフターフォローを比較してから選ぶとよいだろう。

6. コクゾウムシを発生させないための対策

唐辛子
コクゾウムシの発生は日頃からの対策で防げる。効果的な4つの方法を紹介するので、ぜひ実践してほしい。

米びつに唐辛子を入れる

唐辛子に含まれるカプサイシンには、コクゾウムシなどの虫を防ぐ効果がある。お米10kgにつき5本ほど入れるのがおすすめだ。一方で生の唐辛子を入れたり、ヘタがついていたりするとカビの原因になる。ヘタを取った乾燥唐辛子を入れて、1カ月に1回ほど交換しよう。

お米は密閉容器で保管する

密封タイプの容器を使用すれば、コクゾウムシが侵入しにくい。空気に触れるのを防ぐことで、お米の味を保つことにもつながる。コクゾウムシは乾燥を嫌うため、常温保存する場合は風通しのよい場所に置くとよい。
密封できるペットボトルで小分けにして保存してもよいだろう。ジョウゴを使用すれば簡単に入れられる。ただし、密封しても長期保存するとコクゾウムシがわきやすくなるので、1カ月くらいで食べ切ることが重要だ。

防虫剤を置く

お米用の防虫剤を米びつに入れることで、コクゾウムシの発生を防ぐ。安全な成分を使った防虫剤を選べば、お米にも安心して使用できる。唐辛子よりも効果が持続するものが多く、より手軽に対策ができるだろう。

冷蔵庫や冷凍庫で保存する

コクゾウムシは寒さに弱く、低温になると活動しなくなる。密閉したうえで冷蔵庫や冷凍庫に入れておくことで、発生を防ぐことが可能だ。お米を低温で保存すると酸化を防げるメリットもある。
ただし、保存容器の中に結露が発生しやすい。噴射口の近くに置かないように保存しよう。お米を大量に購入すると冷蔵庫に入らないことがある。保冷タイプの米びつもあるので、ぜひチェックしてほしい。

結論

コクゾウムシはお米などの穀物を好み、卵を産み付ける。食害や見た目による不快感などの被害があるので、見つけたら食品ごと処分してほしい。部屋の中にコクゾウムシが発生したときは、殺虫剤や燻煙剤を使って駆除しよう。米びつに唐辛子を入れる、密封容器で保管するといった方法で予防できるので、あわせて実践してほしい。
  • 更新日:

    2022年8月 5日

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