目次
- 1. ワセリンを顔に塗って寝るのは問題ない?
- 2. ワセリンを顔に塗って寝る効果とは?
- 3. ワセリンを顔に塗って寝る方法
- 4. ワセリンを顔に塗って寝るときの注意点
- 5. 肌の乾燥が気になる方はワセリンを顔に塗って寝てみよう
- 米粒2粒ほどのワセリンを手のひらに乗せ、温める
- おでこ、鼻、あご、頬にワセリンを乗せ、広げるようにまんべんなく塗る
1. ワセリンを顔に塗って寝るのは問題ない?

ワセリンは、石油に手を加え、100%ミネラルオイルでできている保湿剤だ。無味無臭で、精製度によって白色や薄い黄色のものがある。では、石油が使われているワセリンを顔に塗って寝るのは問題ないのだろうか。
ワセリンを顔に塗ること自体は可能
ワセリンは石油が原料であるが、顔に塗って寝ることも可能である。精製の工程で肌に負担をかけるような不純物はほぼ取り除かれているため、子どもも使用できる製品だ。保湿剤として肌を守る役割を持っているため、肌のトラブルに悩んでいる人は顔に塗って寝ることをおすすめしたい。
2. ワセリンを顔に塗って寝る効果とは?

保湿剤であるワセリンを顔に塗って寝ると、朝どのような効果が現れるのかを解説しよう。
肌を乾燥から守ってくれる
ワセリンは肌に塗ると、油膜を張り内側からの水分の蒸発を抑える役割を果たす。ワセリンを顔に塗って寝ると、就寝中の肌を乾燥から守ってくれる。洗顔や入浴後の肌が潤っている状態のときに化粧水や乳液などでスキンケアを行い、最後にワセリンを塗ろう。翌朝洗顔するときに、肌の柔らかさや化粧品の浸透のよさに驚くだろう。日中のスキンケアにも使えるが、オイリーな質感が苦手な方には、夜顔に塗って寝る方法がベストである。肌の保湿以外にも、唇の乾燥や髪の毛などにも使える優秀な保湿剤だ。
3. ワセリンを顔に塗って寝る方法

ワセリンを顔に塗って寝るときの、正しい手順を解説しよう。
ワセリンの塗り方
ワセリンを顔に塗って寝る前の準備として、化粧水などで肌を湿らせ水分を補給しておこう。
ワセリンが硬くなっているときは、体温で温め柔らかくしてから塗るのがポイントである。寒いときはワセリンが硬くなりやすく、そのまま肌に乗せ無理に塗り伸ばそうとすると肌に刺激を与えてしまう可能性があるからだ。指や手のひらで顔に対して横に塗り伸ばすやり方は、摩擦で肌が赤くなることがあるため、肌が弱い方は気を付けていただきたい。
顔に塗って寝るときは、まず肌に水分を補給し、柔らかくしたワセリンを優しく塗ることで効果を得られると覚えておこう。
4. ワセリンを顔に塗って寝るときの注意点

ワセリンの使い方で、保湿効果を得るために意識することや、ニキビなどの肌トラブルが起きている場合に注意することはあるのだろうか。ワセリンを顔に塗って寝るときの注意点を解説しよう。
精製度が低いワセリンは肌トラブルを招くおそれがある
精製度の低いワセリンを顔に塗って寝ることは、かゆみやかぶれなどの肌トラブルを引き起こす可能性があるため気を付けよう。精製度が高いワセリンほど、肌への刺激を抑えられる。おすすめはドラッグストアや薬局でも気軽に購入できる白色ワセリンだ。白色ワセリンは肌を刺激する物質をできるだけ取り除いて作られているため、肌トラブルを引き起こす可能性は低いと考えられる。
パッチテストをおこなう
子どもも使用できるほど安全性の高いワセリン。しかし、以前保湿剤を使用して肌に異常が現れた経験のある方や肌の弱い方は、パッチテストでワセリンを使用しても大丈夫か確認しよう。二の腕の内側にワセリンを少し塗り、肌がかゆくなったり赤くなったりしなければ、顔に塗って寝る場合も問題なく使用できる。
塗り過ぎはNG
安心して使えるからといって、多量を塗りすぎてしまうとベタつきやテカリのある顔になってしまう。まずは少量を手に取り、温めて柔らかくしてから薄く伸ばそう。顔全体に塗るには米粒2粒ほどが目安だが、足りないと感じたらまた少量手に取って付け足していく方法がおすすめだ。
赤ニキビがあるときは塗らないほうがよい
ワセリンは保湿剤としては使用できるが、薬効成分は含まれていないため抗炎症作用は期待できない。ニキビの進行状態によってはまれに効果が現れる場合もあるが、菌が毛穴の中で増殖した赤ニキビがあるときは塗らないほうがよいだろう。ワセリンを塗ると、油膜で毛穴にふたをしてしまい、症状をさらに進行させてしまう可能性があるからだ。ニキビがあるときは、ワセリンの使用は控えるようにしよう。
5. 肌の乾燥が気になる方はワセリンを顔に塗って寝てみよう

朝、肌の乾燥が気になる方は、就寝前にワセリンを顔に塗って寝ることをおすすめする。しかし、ワセリンを顔に塗って寝る場合には、塗る量や肌の状態に注意していただきたい。日中の乾燥が気になる場合もワセリンを塗ってよいが、オイリー感が出てしまうことがある。夜顔に塗って寝る方法で保湿力をあげておくほうが、オイリー感も抑えられるだろう。
結論
ワセリンを顔に塗って寝ることで、朝起きたときの高い保湿効果を期待できる。肌への刺激が少ないため、顔はもちろん唇などのデリケートな部分にも使用できる。人に会うとき、カサカサした肌よりも、保湿された潤いのある肌の方が印象もよいだろう。薬局などで気軽に手に入るため、日々のスキンケアにワセリンを使用してみてはいかがだろうか。