2022年8月19日目次
1. ガスボンベは何ごみ？
カセットコンロに使用するガスボンベの捨て方は、各自治体によって「燃えないごみ」「資源ごみ」に分別する。また「穴を開けて出す」「穴を開けずに出す」など各自治体で捨て方のルールが異なっている。最近では穴を開けずに出す自治体が主流になっているので、ホームページなどで確認しよう。
捨てるときの大前提としては、ガスボンベの中のガスは空にしてから出すことだ。ガスボンベのガスが少しでも残っていると、ごみ収集車や焼却炉の中でガスが漏れ、爆発・火事になる危険性がある。実際にごみ収集車で火災が発生することも珍しくない。大きな事故にならないように、ガスボンベの捨て方は慎重に行うことが大切だ。
2. ガスボンベの正しい捨て方
では、具体的にガスボンベの正しい捨て方を紹介しよう。
火の気のない風通しの良い屋外に移動する
ガスボンベのガスを抜くときは、必ず火の気のない風通しの良い屋外で行うようにする。キッチンなどの狭いスペースや火の気のある場所では、引火やガス中毒などになる危険性がある。
中のガスを抜く
ガスボンベを振ってみて音がするようであればまだガスが残っているので、完全に中のガスを抜こう。キャップを取ってから先端を地面に押し付けることで、簡単にガスを抜くことができる。
100均でもガスボンベのガス抜きアイテムが売られているので、それを利用してもいいだろう。
中身が空になったことを確認する
ガスボンベが空になったかどうか確認する。中身が残っていれば、水が動くようなサラサラという音がするので、もう一度ガス抜きをする。
3. 未使用で中身ありのガスボンベの捨て方
未使用のガスボンベを大量に処分したい場合、1本1本ガス抜きをするのも大変な作業になる。未使用、あるいはガスの残ったガスボンベの捨て方を紹介しよう。
自治体に問い合わせる
数は少ないが、ガス入りでも回収してくれる自治体がある。たとえば、さいたま市の場合「中身あり」と書いた張り紙を貼って透明の袋に入れれば回収してくれる。住んでいる自治体に問い合わせをして確認してみよう。
販売元メーカーに問い合わせる
製造元のメーカーに問い合わせてみよう。ほとんどのメーカーでは、中身が入った自社製品に関しては引き取ってくれる。ただし、送料等は自己負担となる。送付手順や注意点などは、直接メーカーのお客さまセンターなどに問い合わせてみよう。
不用品回収業者に依頼する
大量のガスボンベがあり、引っ越しなどで処分する時間がないという場合、不用品回収業者に依頼するという方法もある。費用がかかるが、日時の指定が可能な場合やその日のうちに回収してくれることもある。他にも処分したいものがある場合には利用してもいいだろう。
4. ガスボンベの捨て方の注意点
ガスボンベの捨て方には、いくつかの注意点がある。ガスボンベは危険物でもあるので、注意深く処理する必要がある。
ガスが入っている状態で穴を開けない
ガス抜きを十分せず、ガスボンベの中にガスが残っている状態で穴を開けてはいけない。
ガスが噴出し、途中で止めることができず非常に危険だ。必ずガス抜きを完全に行ってから、穴を開けるようにしよう。
キッチンや車の近くでガス抜きしない
ガスボンベのガスは、ガス抜きをしてもその場にとどまりやすい。キッチンでガス抜きをするとシンクなどにたまってしまう。時間がたったあとでも引火する危険性がある。また、車の近くでガス抜きをすると、ガソリンに引火する危険性がある。
結論
ガスボンベの捨て方は燃えないごみ、資源ごみなど各自治体のルールに従うようにする。基本的にガスボンベのガスは、完全に抜いてからごみとして出す。ガス抜きは、キッチンや車の近くで行うのは引火する危険性がある。必ず屋外の風通しの良い場所で行うことが大切だ。中身が入ったガスボンベの捨て方に困ったら、自治体やメーカー、不用品回収業者に問い合わせてみよう。
オリひとを楽しむための注意事項はこちらこの記事をシェアする
