目次
- 熱湯
- ハンマー
- 冷却スプレーかエアーダスター
- 車のへこんでいる部分に熱湯をかける
- ハンマーで裏側から車のへこみ部分を叩いていく
- 冷却スプレーかエアーダスターで急激に冷やしへこみを元に戻す
1. 車のへこみを熱湯で直すリスクやデメリット

車のへこみは熱湯をかけるだけで直ると思う方もいるだろうが、失敗する可能性がある。まずは熱湯で直すリスクやデメリットを見ていこう。
塗装面に悪影響を及ぼすおそれがある
車のへこみを熱湯で直す際は、正常な塗装面にかからないように注意しよう。塗装部分に熱湯がかかると塗装面を保護しているクリアーを溶かしてしまう可能性がある。へこみの部分だけに熱湯をかけたとしても、かけた部分の塗装の寿命は縮まってしまうため、自己責任で行うようにしよう。
やけどにはくれぐれも注意する
熱湯をかけてへこみを直すときは、熱湯を扱ううえに、へこみを押し出す必要もあるので、やけどや怪我をする可能性が高い。そのため、自分で直す作業は得策とはいえない。
安易に直してしまうことで正確な損傷箇所が不明確になる
自分で直してしまうと、へこみ以外の損傷に気づけない場合もある。たとえば、ぱっと見バンパーだけが損傷していると思っていても、実はフェンダーまで塗装がはがれている場合もあるのだ。車の損傷は素人の目では判断することは難しいため、プロに見てもらう方が無難だろう。
事故などでできたへこみを熱湯で直して隠すのは絶対にNG
事故でできたへこみを熱湯で直し、隠すのは絶対にやめておこう。警察や保険会社などへ連絡し、調査がすべて終わってから自分で直す場合は、修理費用を浮かせられる可能性はあるが、隠したいがために直すことはおすすめできない。
2. そもそも車のへこみは熱湯で直るものなのか?

熱湯を使って車のへこみを直すときは、さまざまなリスクがあることがわかったが、そもそも熱湯で直るものなのだろうか。
直せたとしてもせいぜいバンパーの軽いへこみ程度
熱湯を使って修理する場合は、バンパーやフェンダーの小さなへこみ程度と考えた方がいいだろう。車の大きなへこみや複雑なへこみとなると素人では直すことが難しい。車の修理費用を抑えたいからと自分で直し失敗すると、さらに修理費がかかる可能性があるため、注意が必要だ。
3. 実際に車のへこみを熱湯で直すとしたらどうやる?

実際に車のへこみを熱湯で直す場合、どのようにしたらいいのだろうか。車のへこみを自分で直すことは、あまりおすすめできないが、どうしてもやるというのであれば以下の直し方を試してみるとよい。ここでは、金属製のボディではなく、樹脂製のバンパーを直す方法について紹介してく。
用意するもの
熱湯で車のへこみを直す手順
叩くときは、やさしく叩いて形を整えていくことがポイントだ。無理に叩くと元に戻せないこともあるため、無理に叩くことは控えるようにしよう。
4. 車のへこみは素直にプロに任せるのが賢明

車のへこみを熱湯で直す場合、やけどを負うリスクや失敗するリスクが高い。ちょっとした車のへこみだからと熱湯をかけて修理するよりも素直にプロに任せた方がいいだろう。また、熱湯をかけて車のへこみが直ったからといっても気づかないところに傷がある場合もあるので、一度車屋に相談するのがおすすめだ。
結論
車のへこみを熱湯で直す方法を紹介した。熱湯で直すことはできるが、素人が行うことでさまざまなデメリットもある。そのため、自分で直すことはおすすめできない。自分の愛車を直そうと失敗してさらに傷つけてしまうことにならないように、プロに頼むようにしよう。