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瓦

不要になった「瓦」はアレに再利用できるってほんと!?知って得する『瓦の便利すぎる活用術』とは

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年9月 8日

不要になった瓦を処分する前に再利用を検討してみよう。上手に活用すれば廃棄物が減り、処分にかかる費用も抑えられる可能性がある。この記事では、瓦の再利用アイデアを3つ紹介する。瓦を再利用するメリットやデメリット、葺き直しが可能かなど、気になるポイントとあわせて見ていこう。

  

1. 瓦を再利用することで得られるメリット

瓦
まずは瓦を再利用するメリットを紹介する。なぜ再利用するべきなのか、あらかじめチェックしておこう。

処分にかかる費用を抑えられる

瓦を処分するためには費用が必要だ。たとえば20坪の木造住宅の場合、瓦を処分するだけで10万円ほどかかることがある。再利用すれば処分する瓦が少なくなり、費用を抑えられるだろう。

新たに砂利を購入する費用も抑えられる

瓦を粉砕機にかければ、砂利の代わりとして使用できる瓦チップになる。種類や店舗によって異なるが、砂利の値段の目安は1立方メートルで3,000~5,000円ほどだ。瓦を砂利にして再利用することでこの費用を抑えられて、さらに運搬費用も削減できる。

廃棄物が減るため環境にも優しい

瓦を再利用すれば廃棄物を減らすことにつながるため、環境に優しい。最近では再資源化が進んではいるが、処理場まで運搬すれば燃料がかかる。資源を有効活用でき、さらに燃料を削減できるのが魅力だ。

2. 瓦を再利用する際に考えうるデメリット

瓦
瓦を再利用する際のデメリットをまとめた。注意点をあらかじめ確認しておいてほしい。

粉砕機を使用する場合はコストがかかるおそれがある

瓦を砂利として使用する場合、粉砕機で瓦チップにする必要がある。ハンマーを使って自分で粉砕する方法もあるが、時間と労力がかかるため現実的ではない。自分で砕くと破片が尖ってしまうので、歩きにくくなったり靴が傷ついたりする可能性がある。
解体で排出した瓦の場合、解体業者が粉砕機を所有していれば対応が可能だ。一方で所持していないなら自分で粉砕機をレンタルすることになり、その分費用がかかる。瓦の量が少なければ、再利用しても逆にコストがかかってしまうだろう。さらに粉砕機は大きいため、庭に十分なスペースがなければ使えない。

3. 瓦の再利用アイデア3選

砕いた瓦
瓦を再利用するアイデアを3つ紹介する。おすすめの使い方をチェックしておこう。

そのまま外構(エクステリア)として再利用する

瓦を庭の外構として活用する再利用方法だ。たとえば瓦を土に埋め込めば花壇の仕切りとして活用できる。瓦の形や色を活かすことで、オシャレな仕上がりになるだろう。鬼瓦のようなデザイン性に優れたものは、庭のオブジェとして使ってもよい。

粉砕してガーデニングに再利用する

粉砕した瓦は保水性に優れており、植物の周りに敷くのに適している。コンクリート同士の溝に敷いてもオシャレだろう。瓦の色をガーデニングに活かせるのが魅力だ。とくに鮮やかな赤い瓦を使えば庭が華やかな印象になる。

粉砕して砂利の代わりに庭に撒く

粉砕した瓦を砂利の代わりとして再利用するアイデアだ。草が生えにくくなる、水はけがよくなるといった効果がある。踏むと音がするため防犯効果にも期待できるだろう。古い瓦を再利用することで、砂利を新しく購入するより費用も抑えられる。

4. 古い瓦を再利用して屋根を葺き直しするのはアリ?

瓦
古い瓦を屋根に葺き直しする場合のデメリットをまとめた。古い瓦をそのまま再利用するとどうなるのか解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

ナシではないがおすすめはしない

古い瓦を再利用して葺き直しすることはできる。しかし、屋根のリフォームや家の解体をするときは、10~15年ほどたってるケースも多いだろう。使われている瓦が古い場合、欠けや割れで同じものが必要になっても手に入らない可能性が高くなる。
また、古い瓦を再利用するのと新しく葺き替えるのとでは、人件費がほとんど変わらない。材料費だけ足せば新しく葺き替えができるので、費用対効果を考えれば葺き直しはあまり得策とはいえない。瓦にも耐久年数があるため、新しい瓦を使ったほうが長持ちする。

5. 瓦を再利用するならガーデニングや外構がおすすめ

庭
使わなくなった瓦にはさまざまな再利用方法がある。粉砕して植物の周りに撒いたり、そのまま花壇の仕切りにしたりと、工夫次第で有効活用できるだろう。葺き直しに使うのはデメリットが多いので、ガーデニングや外構として使うのがおすすめだ。

結論

瓦を粉砕すれば砂利の代わりとして再利用できる。解体業者が粉砕機を所有していることがあるので、相談してみよう。そのまま外構として利用したり、粉砕してガーデニングに役立てたりと、瓦はさまざまな用途で活用が可能だ。紹介したアイデアを参考に、ぜひ再利用を検討してほしい。
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  • 更新日:

    2022年9月 8日

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