目次
1. 瓶の蓋が開かない原因

瓶の蓋はなぜ開かなくなってしまうのだろうか。その原因を紹介しよう。
冷やされて蓋が収縮している
瓶の蓋は、内容物の密閉性を高めるために、温度によって伸縮する素材が採用されている。蓋の温度が低い場合は収縮するため、蓋と瓶が密着して開けることが難しくなるのだ。
内容物が接着剤の働きをしている
糖度の高いジャムやはちみつなどは、粘着力が高い。そのため、瓶の蓋や開け口に付着して乾燥すると接着剤の働きをし、蓋が開かなくなってしまう。
2. 瓶の蓋の開け方 | 道具なし

こちらでは、道具を用いない瓶の蓋の開け方を紹介しよう。
蓋ではなく瓶のほうを回す
円形の構造のものは、直径が大きいものほど力を大きくかけることができる。そのため、瓶の蓋が開かないときは、蓋を回そうとするよりも、瓶を回す方が効率的に力をかけられる。
肘を支点にしてひねる
瓶の蓋を手首の動きだけで開けようとすると力が有効に伝わりにくくなる。そのため、手首を動かさないように固定し、肘を支点にして、腕全体の力が蓋にかかるように肘だけを曲げて蓋を回すと効率的に蓋を開けることができる。
瓶の底を叩いてみる
瓶の底を叩き、瓶に衝撃を与えると瓶と蓋の間に空気が入り、開きやすくなる。叩くときは、安全確保のためにタオルをたたんで厚めに敷き、その上に瓶を逆さまに置くとよいだろう。
瓶の蓋を叩いてみる
瓶の蓋を硬いところにぶつける方法もある。力は、蓋の一部が少しへこむくらいを目安にするとよいだろう。
3. 瓶の蓋の開け方 | 道具あり

こちらでは、身近にある道具を使用する瓶の蓋の開け方を紹介しよう。
スプーンを隙間に差し込む
スプーンを瓶と蓋の隙間に差し込み、瓶の中に空気を入れ、瓶の密封性を低くして開ける方法もある。コツは、スプーンの先端を瓶と蓋の隙間に差し込み、蓋を浮かすように軽く押し上げることだ。蓋の片方だけでは瓶の中に空気が入らない場合は、反対側の隙間にも同じようにスプーンを差し込んでみるとよいだろう。蓋の中心が上がり、空気が瓶の中に入ったことを確認してから蓋を開けてほしい。
ガムテープを蓋の側面に貼る
ガムテープの粘着力を滑り止めとして利用する瓶の蓋の開け方もある。まず、瓶の蓋の周囲より少し長めにガムテープを切り、粘着剤のある方を外側に向け、縦長に二つ折りする。瓶の蓋にテープを貼り付け、その上から手を添えて瓶の蓋を回して開けてほしい。
輪ゴムを蓋に取り付ける
幅の広い輪ゴムを瓶の蓋に取り付けると手が滑りにくくなり、瓶の蓋を開けることができる。
熱で温める
瓶の蓋をお湯やライター、ドライヤーなどを使用して温めると金属が膨張するため、開けやすくなる。この方法は簡単にできるが、瓶の蓋を開けるときは、タオルなどを使用して火傷に十分注意してほしい。
ゴム手袋をはめる
ゴム手袋をはめると滑りにくくなるため、瓶の蓋に効率的に力を伝えることができ、開けやすくなる。
4. 栓抜きがないときのビール瓶の蓋の開け方

栓抜きなしでビール瓶の蓋を開けるときに代用できるアイテムと、それぞれを使用した瓶の蓋の開け方を紹介しよう。
10円玉を使う
利き手ではない方の手で瓶の蓋の真下を握り、瓶を握った手の親指と蓋の間に10円玉を差し込んで準備する。利き手で10円玉を下に押し、テコの原理を利用して開けることができる。
金属製のスプーンを使う
利き手ではない方の手で瓶の蓋の真下を握る。利き手でしっかりとスプーンの首の部分を持ち、瓶の蓋と親指の間に差し込んで準備してほしい。瓶を握る手の親指にスプーンを押し付けるようにして、スプーンの先端を上に引き上げると瓶の蓋を開けられる。
ベルトのバックルを使う
瓶の蓋よりも大きいベルトのバックルを使った瓶の蓋の開け方もある。
まず、バックルの穴に瓶の蓋を通し、ベルトの穴に通す棒を蓋の下に差し込む。利き手ではない方の手で、バックルを支えるように握って準備する。ベルトを優しく上に引っ張るとテコの原理を利用して瓶の蓋を開けられる。
結論
今回は、瓶の蓋が開かない原因をはじめ、さまざまな道具を使用した瓶の蓋の開け方、栓抜きがないときのビール瓶の蓋の開け方などについて解説した。瓶の蓋がなかなか開かずに困ったときは、当記事を参考に効率的かつ安全な方法で瓶の蓋を開けてほしい。