- 1. エアコンの移設はどこに頼めばよい?
- 2. エアコンの移設工事にかかる費用の相場は?
- 3. エアコンの移設を家電量販店にお願いした場合の費用は?
- 4. エアコンの移設は自分でもできる?
- 5. そもそもエアコンは移設するべき?買い替えるべき?
- 屋根置き取付
- 天井吊り取付
- 壁面取付
- 配管パイプ交換 1mあたり3,850~4,950円
- 室外化粧カバー 8,800円~
- コンセント交換 3,300円
- 電圧切り替え 3,300円
- 専用回路増設 13,200円~
- 木造穴あけ 3,300円
- 部屋にエアコン専用コンセントがなく、新たに新設する場合
- エアコンの電源プラグと部屋のコンセントの形状が合わない場合
- エアコンの定格電圧と部屋の電源の電圧が異なる場合
1. エアコンの移設はどこに頼めばよい?
エアコンの移設といっても、引っ越しがともなう移設や家の中の移設では依頼先が違ってくる。
引っ越しにともなう移設なら「引っ越し業者」がおすすめ
引っ越しにともなう移設の場合、引っ越し業者がエアコンの移設をオプションで取り扱っている場合も多い。取り扱っていない場合でも、頼めばエアコン工事業者を紹介してくれるだろう。
エアコンの移設を引っ越し業者に依頼するメリットとしては、エアコンの運搬費用が引っ越し料金に含まれていることだ。また、エアコン工事業者を自分で探す手間もなくなる。
同じ家の中なら「エアコン工事業者」「家電量販店」などがおすすめ
同じ家の中でエアコンの移設をしたい場合には、エアコン工事業者か家電量販店に依頼するのがおすすめだ。運搬の必要がないため、取り外し、取り付け作業をしてくれるエアコン工事業者に直接依頼しよう。近隣の街の電気屋さんに頼んでみてもいいだろう。また、家電量販店では、提携しているエアコン工事業者がいるので相談に乗ってくれる。
2. エアコンの移設工事にかかる費用の相場は?
実際のエアコンの移設にかかる工事費用はどのくらいなのだろうか。
標準的な移設工事ではいくらくらい?
エアコン移設のための工事費用は「エアコン取外し+エアコン取付け」がワンセットになって16,500円が一般的な相場になっている。引っ越しによる移設の場合には、この金額に運搬費用が加算される。
追加工事費用やオプション費用は別途必要
エアコンを移設する場所の環境によっては、別途費用が必要になってくる場合がある。たとえば以下のようなオプションが考えられる。
それぞれ14,800円。工事費のみの場合は5,500円となる。
そのほか追加工事では以下のようなものがある。
3. エアコンの移設を家電量販店にお願いした場合の費用は?
エアコンの移設を家電量販店に依頼した場合の費用を紹介しよう。新規購入の場合は、家まで運んでもらえるが、引っ越しなど購入をともなわない移設では基本的に運搬はしてもらえない。
エディオン
新規購入商品取り付け(セパレート) 13,420円(税込)~
既存エアコンの取り付け(セパレート) 18,700円(税込)~
既存エアコン取り外し(セパレート) 8,800円(税込)~
既存エアコンの取り付け(セパレート) 18,700円(税込)~
既存エアコン取り外し(セパレート) 8,800円(税込)~
ケーズデンキ
エアコンの冷房能力によって移設工事費が変わってくる。
4.0kwまで 14,300円(税込)
4.1kw以上 19,800円(税込)
4.1kw以上 19,800円(税込)
ヤマダ電機
エアコンの冷房能力によって移設工事費が変わってくる。
~ 3.6kw 10,466円(税込))
3.7kw ~ 4.0kw 15,714円(税込)
4.0kw超 18,857円(税込)
3.7kw ~ 4.0kw 15,714円(税込)
4.0kw超 18,857円(税込)
ただし「移設のみ」は対応してもらえない可能性もある
家電量販店は、エアコンの移設のみを依頼することができるのだろうか。
たとえば、ケーズデンキの場合、新規にエアコンを購入し、取り付けの際に古いエアコンの移設工事はしてもらえる。このときの移設工事には27,000円(税別)ほどかかる。ただし、既存のエアコンの移設工事のみは取り扱っていないので注意したい。
4. エアコンの移設は自分でもできる?
エアコンの移設には、意外と費用がかかる。「よし!自分でやってみよう」という方もいるかもしれない。エアコンの移設工事はDIYでできるものなのだろうか。
不可能ではないが業者にお願いしよう
DIYでエアコンを移設するのは、決して不可能ではない。しかし、次のような工事を行う場合には、電気工事士の資格が必要だ。
エアコンの取付け・取外しには、専門的な技術が必要だ。工事で必要な器具や部品なども高価なものが多いため、結果的には業者に依頼したほうが費用を抑えることができる。DIYで移設する場合には、安全に注意しながら慎重に行おう。
5. そもそもエアコンは移設するべき?買い替えるべき?
エアコンの移設に関しては、もうひとつ悩ましいことがある。それは、移設費用を考えると新しく購入したほうがいいかもしれないということだ。
買い替えを検討したほうがよいケース
最も簡単なのが、古いエアコンを処分して新しいエアコンに買い替えるという方法だ。ただし、古いエアコンを処分する費用が発生する。また、古いエアコンを移設するかどうかの判断として、エアコンの製造年月日をチェックすることだ。10年以上経ったエアコンは、省エネという面では劣っている。長い目で見ると、わざわざ移設費用をかけるよりも新しく購入したほうが、電気代の節約で購入費用をカバーできる可能性が高い。
結論
エアコンの移設は、引っ越す場合には引っ越し業者に、そのほかではエアコン工事業者や家電量販店に依頼するといいだろう。エアコンの移設工事費は標準工事に加え、移設場所の環境によって、オプションや別工事が発生する場合があり、料金が加算される。あらかじめ下見や見積もりを取っておくと安心だ。