目次
- 廃油処理ボックスを車やバイクの下にセットする
- 古いオイルを流し込む
- 密閉して処理する
- ゴミとして出す場合、ビニール袋は念のため2重にしておく
1. エンジンオイルの間違った捨て方

エンジンオイルは勝手に捨ててはいけない。以下のような捨て方は環境汚染にもなるので、絶対にやってはいけない。
川や下水に流す
エンジンオイルは川や下水に流してはいけない。川に流すと深刻な水質汚染、環境破壊を招き、川の生態系に大きな影響を及ぼすことになる。また、廃油は下水処理場で処理することができない。川や下水に流す行為は不法投棄となり、刑罰が科されるケースもある。
土の上に流す
川や下水に流せないのなら、敷地内の土の上に流すのはいいのではないか。そう考える方もいるかもしれない。しかし私有地であっても、表面の土から地下に浸透し、地下水を汚染する危険性がある。
不法投棄する
古いエンジンオイルを缶やペットボトルに入れて、山林やコインパーキングなどに捨てた場合も、不法投棄となって刑事罰の対象となる。
2. エンジンオイルはゴミとして処分できる?

エンジンオイルはゴミとして処分できるのだろうか。エンジンオイルの捨て方は、自治体によって違ってくる。たとえば東京都の千代田区では、自治体の引き取りは行っていない。
一方で、横浜市では「廃油処理箱」に入れて処理してあれば、燃えるゴミの日に出すことができる。住んでいる自治体に確認してみよう。
3. エンジンオイルの正しい捨て方

エンジンオイルは正しい捨て方をしなければならない。最も簡単で安全な方法が廃油処理箱を利用する捨て方だ。
廃油処理箱を利用する
廃油処理箱はエンジンオイルを吸収し、固める捨て方だ。この捨て方なら、自治体によっては燃えるゴミとして出すことができる。廃油処理箱を購入するときは、捨てるエンジンオイルの量に見合った容量を選ぶことが大切だ。
廃油処理箱の利用手順
エンジンオイルは可燃物であるため、火気厳禁だ。廃油処理箱に入れたあとは、燃えるゴミの日まで風通しのよい室外に保管しよう。
4. ゴミとして出せないエンジンオイルの捨て方

住んでいる自治体によっては、廃油処理箱に入れてもゴミとして受け付けてくれないところもある。その場合は、ほかの捨て方を考えなくてはならない。
購入店に持って行く
エンジンオイルを購入したお店に引き取ってもらえるか交渉してみよう。お店によっては無料で引き取ってくれるところもある。エンジンオイルを購入するときに確認しておいてもいいだろう。
回収が可能かガソリンスタンドに確認してみる
ガソリンスタンドで古いエンジンオイルを引き取ってくれるか聞いてみよう。ガソリンスタンドは、定期的に廃油回収業者が引き取りに来るシステムになっている。ただし、セルフのガソリンスタンドでは引き取ってもらえない可能性もあるので、事前に問い合わせよう。
バイクショップに依頼する
バイクのエンジンオイルの捨て方として、バイクショップやバイク用品販売店への持ち込みも考えられる。とくにエンジンオイルを購入したバイクショップでは、レシートや会員証などを提示することで、無料で処分してくれるところもある。
廃油回収業者に頼む
古いエンジンオイルの捨て方として、廃油回収業者に依頼する方法もある。ただし、ほとんどの廃油回収業者は店舗単位で回収しているため、少量のエンジンオイルの回収には応じてくれないところも多い。費用の面なども含め、事前に確認しておこう。
5. エンジンオイル缶の捨て方

エンジンオイルを交換したとき、残されるのが缶だ。缶の捨て方も自治体のルールに従うようにしよう。
一般的には資源ゴミとして処分する
エンジンオイルの空き缶は、ほとんどの場合自治体の資源ゴミとして捨てることができる。あらかじめ、自治体のHPなどを見て確認しておこう。
オイルが残っている場合は新聞紙を使う
エンジンオイルの缶にオイルが残っている場合には、きれいに拭き取ることを忘れないようにしよう。オイルは可燃物なので、残っていると危険だ。残ったエンジンオイルを新聞紙に含ませて、燃えるゴミとして捨てる。
結論
エンジンオイルは、捨て方によっては環境破壊につながるため不法投棄になる可能性がある。正しく捨てよう。エンジンオイルの正しい捨て方は、廃油処理箱の利用、購入店やガソリンスタンドへの持ち込みなどがある。エンジンオイルの空き缶は、中のオイルをよく拭き取って、資源ゴミに出そう。