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マニキュア

「中身が残っているマニキュア」をそのまま捨てると大惨事に…絶対にやってはいけない危険を招く誤った処分方法とは

投稿者:ライター 山岸綾乃 (やまぎしあやの)

鉛筆アイコン 2022年9月 9日

店頭に並べられたカラフルなマニキュアを見ていると衝動的に買ってしまい、いつの間にかたくさん溜まって処分に困ったことはないだろうか。今回は、マニキュアの正しい捨て方や誤った捨て方、不要になったマニキュアの活用方法について紹介していく。

  

1. マニキュアを捨てる前に自治体のルールをチェック

マニキュア
古いマニキュアや空になったマニキュアの捨て方に困った経験がある人もいるだろう。マニキュアのように複数の素材が使われている容器は、そのまま捨てずに分別するよう求めている自治体があるほか、割合が多い方の素材を優先して処分してもよい自治体もある。

細かく分別を指定している自治体もある

自治体によっては分別の指定が細かい地域もあるため、マニキュアを処分する前に捨て方を必ず確認しよう。調味料や飲み物が入っていた瓶は資源ゴミとして扱われることもあるが、マニキュアが入っていた瓶は資源ゴミではなく、不燃ゴミとして回収する自治体が多い。キャップやハケはプラスチックまたは可燃ゴミとして扱われ、中身は可燃ゴミとするのが一般的だ。マニキュアを処分するときは、自治体で決められた捨て方を守ろう。

2. マニキュアの正しい捨て方と注意点

マニキュアの瓶
古いマニキュアは中身をそのままにして捨ててもよいのだろうか。正しい捨て方を紹介しよう。

中身が残っているときの捨て方

中身が残っている状態のマニキュアは、そのまま捨てずに中の液体を取り出そう。
  • ビニール袋を用意し、中に液を吸い取るための紙を入れておく
  • 瓶の口を紙に当て、逆さにして液体を出す
  • 逆さにしたまま一晩ほど放置する
  • 瓶を外してビニール袋を縛る
ビニール袋はそのまま可燃ゴミとして捨てることが可能だ。

中身が固まって出せないときの捨て方

マニキュアはしばらく使わず放置していると、液体が固まってしまうことがある。瓶を逆さにしても中身が出てこない場合は除光液を使用しよう。
  • 瓶の中に除光液を入れ、キャップをしっかり閉める
  • 上下に振ったら、一晩放置する
  • 中身が液体状に戻ったら、「中身が残っているときの捨て方」を実践する
どうしても中身が出せない場合、そのまま不燃ゴミとして処分できる自治体が多いが、念のため自分の住んでいる自治体での捨て方を確認してから処分しよう。

キャップが固着して開かないときは?

瓶とキャップの間に残ったマニキュアが固まってしまったことでキャップが開けられない場合は、温めれば開けられるようになる。
  • 牛乳パックや要らない瓶に熱湯を入れる
  • マニキュアを入れ、3分ほど放置
  • お湯から取り出す
  • キャップが開くようになったら、「中身が残っているときの捨て方」を実践する

注意点|換気をしながら作業しよう

中身を出す作業を行うときは、風通しのよい環境を作るようにしよう。マニキュアは揮発性の高い成分が含まれており、においがキツいため気分が悪くなる可能性があるのだ。作業中は部屋を締め切らない、またはベランダなど外で行うのがよいだろう。捨て方はもちろん、捨てるときの作業方法にも気をつけよう。

3. マニキュアの誤った捨て方とは?

マニキュア
マニキュアの処理について、誤った捨て方を解説していこう。

中身が残ったまま容器ごと捨ててしまうのはNG

まだ使用できるマニキュアの中身が容器に残っているが処分したい場合、そのまま捨ててしまうのはNGだ。少量とはいえ、マニキュアにはエタノールやアセトン、酢酸ブチルなど(※1)引火性のある成分が含まれている。自然発火した場合、ボトルが破裂する恐れがあり危険なのだ。中身は空にして、安全な捨て方を心がけよう。

排水口に流してしまうのもNG

マニキュアの中身を洗面台に流してしまうとパイプや排水溝を汚す恐れがある。マニキュアの液体は、水に溶けにくい成分なので付着すると落とすことができないのだ。パイプを汚したり、詰まらせたりしないためにも、誤った捨て方をしないよう気をつけよう。

4. 不要になったマニキュアを活用するアイデアもある

マニキュア
最後は、捨て方ではなくリユースできる方法を紹介しよう。中身が古いマニキュアや色に飽きてしまったマニキュアの捨て方について紹介してきたが、実は捨てずにうまく活用する方法がいくつかあるのだ。DIYをする人には、塗料として使う手段をおすすめする。文房具やスマホのケースなど、身近にあるよく使うものに塗ってアレンジするのもよいだろう。また、要らないマニキュア同士を混ぜれば、新しい色のマニキュアを作ることもできる。中身を出しキレイに洗えば、小さな花を飾れる一輪挿しとしても活用できるのだ。お好みのマスキングテープを貼って、飾りものとして置いておくのもよいだろう。捨て方を考える前に、再利用する方法を探してみるのもおすすめだ。

結論

マニキュアの捨て方について紹介した。手間がかかるかもしれないが、中に液体が残っている場合は発火を引き起こす恐れもあるため、自治体の指示に従い正しい捨て方を心がけよう。また、捨てずに再利用するのも環境にとってよい方法だ。小さいゴミだからとそのまま処分せず、安全や環境のためにもルールを守っていただきたい。
(参考文献)
※1出典:厚生労働省「参考資料1 ネイルサロンで使用するマニキュア等について」
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  • 更新日:

    2022年9月 9日

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