目次
1. 化粧水の基本的な捨て方

化粧水の捨て方は、自治体によって燃えるごみ、燃えないごみ、資源ゴミなどに分類される。ホームページなどを見ながら自治体のルールに従って分別しよう。
捨て時の見極め方
化粧水は、食品と違って賞味期限や消費期限が決められているわけではない。どのタイミングで処分をしたらいいのか迷うところだ。
しかし化粧水は未開封で3年、開封後は1年を目安に使い切ることが理想だとされている。開封後1年未満であっても、「分離している」「変な臭いがする」「変色している」などの異常が見られたら、迷わず捨ててしまおう。
中身と容器に分けて捨てる
化粧水の中身の捨て方について細かく規定している自治体は少ないようだ。しかし、容器とは基本的に分けて捨てるようにしよう。
2. 化粧水の捨て方の手順

ここでは、化粧水の捨て方について説明しよう。化粧水の捨て方は、ほかの化粧品の捨て方にも共通しているので覚えておこう。
中身の捨て方
化粧水の中身をトイレや洗面台に流しても、排水口などへの影響はほとんどないようだ。ただし、水質汚染のことを考えると、そのまま流してしまうのは正しい捨て方とはいえないだろう。ジェル状の化粧水も含め、新聞紙やティッシュなどに浸み込ませて可燃ごみとして捨てるのが正しい捨て方だ。
容器の捨て方
容器の素材には、プラスティックやガラスビンなどがある。自治体によっては、食品の入っていたビンは資源ゴミだが、それ以外は不燃ゴミに指定しているところもあるので、確認しておこう。
3. 化粧水以外の化粧品の捨て方

化粧水だけでなく、ほかの化粧品にも正しい捨て方があるので紹介しよう。
クレンジングの捨て方
クレンジングには、ローション、クリーム、オイル、ジェルなどいろいろなタイプがある。ローションタイプはトイレなどに流しても問題はないが、粘度の高いクレンジングは詰まってしまう可能性がある。レジ袋に新聞紙や要らない布などを入れて、中身を吸い込ませてから燃えるゴミとして捨てよう。
乳液の捨て方
乳液などトロミのある液体を洗面所などに流す捨て方をしてしまうと、詰まる危険性がある。そのため、クレンジングと同じように、新聞紙などに浸み込ませてから捨てよう。使用期限内で品質に問題がないようなら、贅沢にボディローションとして使いきってもいいだろう。
ファンデーションの捨て方
パウダーファンデーションなどの固形顔料は、容器から取り出してバラバラにならないようにティッシュなどにくるみ、可燃ゴミに出す捨て方をするといい。リキッドタイプのファンデーションの場合も、ティッシュなどに中身を浸み込ませてから可燃ゴミに出そう。
リップの捨て方
リップは、口紅の部分を最大限に伸ばしてから折り、ティッシュなどにくるんで捨てる捨て方がいい。口紅が容器に残っていたら、綿棒などでかき出しておこう。水分の多いリップグロスは、綿棒で中身をかき出して、ティッシュなどに浸み込ませてから可燃ゴミとして捨てよう。
マニキュアの捨て方
マニュキュアの捨て方は、中身を布などに浸み込ませてから可燃ゴミに出す方法がおすすめだ。ハケやキャップも可燃ゴミでOKだ。容器はビン類として処分しよう。なお、マニュキュアは、時間が経つと固まってしまうことも多い。その場合は、中身を取り出すことができないので、燃えないゴミとして処分しよう。
マスカラの捨て方
マスカラの捨て方は、中身と容器を分別して出すだけでOKだ。中身を出す際はまず、汚れないように紙コップなどにキッチンペーパーを敷き、そこにマスカラの引き口部分を当てておこう。1日~2日放置すれば、キッチンペーパーが中身を吸い取ってくれる。
香水の捨て方
香水の捨て方は、化粧水と同じように、布やティッシュなどに浸み込ませてから可燃ゴミとして出す方法でいい。ただし、香水は少量でもかなり香りが強いものだ。そのままゴミ袋に入れると香りが気になるケースもあるので、ビニール袋を二重にして香りが漏れないように処分しよう。
結論
化粧水を捨てるときの見極めは、未開封で3年、開封後は1年を目安にしよう。分離や異臭、変色など、品質に異常があった場合も捨て時だ。化粧水を捨てるときは、中身は新聞紙に吸わせ、容器は素材ごとに分別するといい。各自治体のルールを守って捨てるようにしよう。そのほかの化粧品類も、化粧水と同じように中身と容器を分けて分別してゴミに出してほしい。