目次
1. 卒アルの捨て方の注意点

卒アルは、安易な方法で捨ててはいけない。あとからトラブルに巻き込まれないためにも、細心の注意を払った捨て方をしよう。
個人情報の漏洩に注意する
卒アルの捨て方で最も注意をしなくてはならないのは、個人情報が知らない人に漏れてしまうことだ。現在は住所や電話番号といった情報は卒アルには掲載されていない。しかし、ひと昔前までは、同窓会名簿も兼ねていたため、年代によっては卒アルに掲載されているケースもある。新聞や雑誌と同じ感覚で、資源ゴミなどに出すと個人情報が漏洩する危険があるので注意しよう。
個人情報がわからないようにして処分する
卒アルは、個人情報がわからないような捨て方をする必要がある。中身を見られないような捨て方、あるいは、個人情報を消す処理などをしてから捨てるようにしよう。
2. 卒アルの正しい捨て方

では、具体的にどのような捨て方をすればいいのだろうか。
細かくカットする
ハサミやカッターを使って、個人情報がわからないようにカットする捨て方が最も手軽だ。表紙・裏表紙などは、かなり厚みがあり、ハサミなどでは切りにくい場合もある。そのようなときには、表紙だけ外して新聞紙などに包む、卒アルであることがわからないようにして燃えるゴミとして出すなどすると安心だ。
シュレッダーにかける
個人情報がわからないようにする捨て方をするためには、シュレッダーにかけてしまうのが手っ取り早い。シュレッダーがない場合には、シュレッダーバサミを購入してもいいだろう。ただし、ページ数の多い卒アルをシュレッダーバサミで細断するのは、かなり根気がいる作業となる。
燃やす
卒アルの捨て方で、最も確実なのは燃やしてしまう方法だろう。しかし、現在、野焼きは原則禁止だ。
同じ燃やすなら、神社のお焚き上げをおすすめする。卒アルには、人の顔写真がたくさん印刷されているので、燃やすのをためらう方も多いだろう。お焚き上げなら感謝の気持ちを込めて処分できる。
専門業者に依頼する
費用はかかるが、業者に廃棄を依頼するという捨て方もある。たとえば、クロネコヤマトの「機密文書リサイクルサービス」を利用すれば、溶解処理をしてくれる。
ゴミ処理場に持ち込む
個人情報が漏れないように処理をしても、自治体のゴミの日に出すのは不安が残るという場合は、直接ゴミ処理場に持ち込むという捨て方もある。自治体によって処理料金が違うが、比較的低料金で処分してもらえる。
3. 卒アルを捨てる前に思い出を残す方法

卒アルはかなりかさばるので、処分してしまいたいという気持ちもわかる。しかし、一時の感情で捨ててしまってあとで悔やんでも、もう取り返しがつかない。後悔しないためにも、卒アルの思い出を残す方法を紹介しよう。
写真に撮っておく
ほとんどの卒アルのサイズはA4以上だ。家庭用のスキャナーではスキャンすることは難しい。コンビニなどでスキャンできても、あとで編集処理も必要になる。
そこで、残しておきたいページだけでも写真に撮っておくという方法がある。スマホで撮影し、データをパソコンなどに移しておく。
業者に頼んでデータ化してもらう
1ページ、1ページ写真を撮るのは大変だという場合、費用はかかるが、業者に頼んでデータ化してもらうという方法もある。専門業者なので、きれいにまとめてもらえる。CDなどに1冊の卒アルをまとめてデータ化してもらえるので、コンパクトになり、収納場所にも困らない。データ化しておけば劣化することもなく、好きなときに見ることができる。
結論
卒アルは個人情報の漏洩につながる危険性があるので、安易な捨て方をしてはいけない。正しい捨て方は、細かくカットする、シュレッダーにかける、燃やす、専門業者に依頼するという方法がある。捨てるのは簡単だが、後悔しないためにも卒アルを捨てる前に思い出として残しておくことも考えよう。写真に撮っておいたり、業者にデータ化してもらったりする方法がある。