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お米に湧く厄介な害虫「コクゾウムシ」からお米を完全防備!?1ミリたりともお米に寄せ付けない『究極の予防策』とは

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年9月10日

コクゾウムシの幼虫はお米などの穀物の中で育つ。発生を防ぐためにも、基本的な知識を確認しておくことが大事だ。この記事では、コクゾウムシの基礎知識や幼虫と成虫の特徴を紹介する。発生や侵入を防ぐ方法や、お米に発生するその他の害虫とあわせてまとめた。

  

1. 「コクゾウムシ」とは

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コクゾウムシの基礎知識を解説する。特徴や幼虫から成虫になるまでの期間を紹介しよう。

お米に発生する食品害虫

コクゾウムシ(穀象虫)とはお米などの穀物を好む害虫だ。日本ではコクゾウムシとやや小型のココクゾウムシが見られる。穀物以外では小麦粉やパスタ、乾燥麺、ビスケットまでエサにするので注意。嗅覚が非常に優れており、お米などの穀物や食品のカスのにおいを嗅ぎつけて家に侵入してしまう。

お米の中に産卵するため気づきにくい

コクゾウムシは長い口吻(こうふん)を使い、お米などの穀物に穴をあける。あけたお米の穴に産卵して、その中で孵化(ふか)した幼虫が成長するわけだ。お米から出てくるのは成虫になってからなので、それまでは気づかないケースが多い。卵や幼虫を食べてしまったり、知らないうちに大量発生したりする可能性がある。

産卵から幼虫を経て成虫になるまでの期間は?

20~30℃で湿度70%の環境下であれば、産卵から成虫までの期間は1ヶ月ほどだ。成虫になったコクゾウムシは、またお米などの穀物に穴をあけて卵を産む。20~30℃で2~7ヶ月生存して、条件によっては400個もの卵を産卵することがある。放置すると大量発生する可能性があるため、すぐに駆除することが大事だ。

2. コクゾウムシの幼虫と成虫はどんな見た目や大きさ?

米
コクゾウムシの幼虫と成虫の特徴をまとめた。幼虫や成虫の大きさや見た目を詳しく解説する。

コクゾウムシの幼虫

コクゾウムシの幼虫はイモムシやウジのような見た目をしている。大きさは1mmほどで色は白だ。非常に小さくお米など穀物の中で成長するため、幼虫のときに見つけるのは難しい。

コクゾウムシの成虫

象の鼻のような長い口が特徴の害虫だ。色は黒褐色か赤褐色なので幼虫と比較すると見つけやすい。サイズはコクゾウムシが2.3~3.5mm、ココクゾウムシは2.1~2.9mmほどだ。発達した後翅(こうし)には飛行能力がある。

3. コクゾウムシの発生・侵入を防ぐ方法

調味料
適切な対策をして、コクゾウムシの成虫の侵入や幼虫の発生を防いでほしい。3つの効果的な予防方法をまとめた。

お米の保管場所や温度に気をつける

コクゾウムシの成虫や幼虫は低温に弱いといった特徴がある。お米を少量で購入しているなら、5℃以下の冷蔵庫で保存するのがおすすめだ。また、保冷タイプの米びつも売られている。ぜひチェックしてほしい。なお、コクゾウムシは光と乾燥が苦手だ。冷蔵庫で保管するのが難しい場合は、温度に注意しながら明るく風通しがよい場所で管理しよう。

密閉容器に入れて保管する

米袋には目に見えない通気穴があいているため、侵入されやすい。袋を食い破り侵入することもあるので、米びつや密封容器で保管することが重要だ。ジョウゴを使って、ペットボトルにお米を入れて保存するのもよいだろう。ビスケットや乾燥麺などもしっかり密封して保存する。お米や食品のクズにはコクゾウムシが寄ってくるので、保存容器は清潔に保ってほしい。

米びつに防虫剤を入れておく

米びつには防虫剤を入れておくのが効果的だ。専用の防虫剤なら、お米などの食品にも安心して使用できる。また、防虫剤の代わりにトウガラシを入れてもよい。乾燥したトウガラシをお米10kgにつき5本ほど入れる。カビの原因になるのでヘタの部分は取り除く。トウガラシの効果が持続するのは1ヶ月くらいなので、定期的に交換しよう。

4. お米に発生する害虫はコクゾウムシ以外にもいる

米
コクゾウムシ以外にもお米を食害する害虫がいる。「ノシメマダラメイガ」と「コナナガシンクイムシ」の特徴をチェックしておこう。

「ノシメマダラメイガ」「コナナガシンクイムシ」にもご注意

ノシメマダラメイガは10mmほどの小さなガだ。乳白色のイモムシのような見た目をした幼虫は、吐いた糸でお米の粒をつないで巣を作る。お米の粒がくっついているときは、ノシメマダラメイガの幼虫が発生してる可能性が高い。
コナナガシンクイムシの大きさは2~3mmで、暗褐色の細長い体をしている。顎が大きくお米をかみ砕いて食べるのが特徴だ。お米など穀物の表面に卵を産み付け、孵化した幼虫はお米の中に侵入して成虫まで育つ。10.8℃以上で発育するため、より低温でお米を保存する必要があるだろう。

結論

コクゾウムシは穀物やお米を好み、幼虫はその中で成長する。外側からだとほとんどわからないため、間違って食べてしまうこともあるだろう。知らないうちに大量発生するリスクもあるので、十分に対策をしておきたい。お米の保存場所や温度に気をつける、米びつに防虫剤を入れておくなど、侵入や発生を予防することが重要だ。
  • 更新日:

    2022年9月10日

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