1. マッシャーの代わりになる代用品
コロッケやポテトサラダを自宅で手作りしてみようと思ったとき、キッチンにマッシャーがないからといって諦める必要はない。実は、家庭にある調理器具やカトラリーがマッシャーの代用品として役立つこともあるのだ。ここでは、マッシャーの代用品として使えるツールを紹介する。
フォーク
マッシャーがないときに、まず思いつく代用品がフォークではないだろうか。その形状から、食材を刺したり崩したりすることができるので便利だ。ゆでた食材を用意したら、はじめは刺して形を崩し、ある程度細かくなったらフォークの背の部分を使って押していくと上手につぶせる。
スプーン
スプーンはどこの家庭にもあるカトラリーの一つだ。背の部分の面積が広いため、押しつぶすという作業に向いている。食材が大きいままではすべってしまうため、あらかじめ包丁で切ったりフォークで刺して崩したりしてからスプーンを使って押しつぶしていくと滑らかになるだろう。
袋
清潔なビニール袋や食品保存袋を使って手でマッシュする簡単な方法もある。この場合は、ゆでたばかりの食材が熱いためやけどに注意が必要だ。熱くて触れないときは、袋のうえからコップの底の部分を使ってつぶすなどの工夫をしてみよう。
泡だて器
食材を滑らかにマッシュしたいときは、泡だて器がおすすめだ。使い方はお菓子作りなどで材料を混ぜる方法と同じ。しかし、ある程度細かくやわらかい状態でないと食材が逃げてしまうので、しっかりと下準備をしてから使おう。
しゃもじ
日本の家庭には必需品のしゃもじも、マッシャーの代用品として活躍する。持ちやすい形状のしゃもじは、ラクに食材をつぶすことができるだろう。縦にざっくりとしゃもじを入れ、食材を崩してからつぶすのがコツだ。
穴が開いたお玉
穴の開いたお玉は、穴のない普通のお玉に比べて効率よく食材をつぶすことができるアイテム。食材を煮てからつぶすという作業を同じツールでできるので、洗い物を減らすことも可能だ。
フライ返し
フライ返しもマッシャーの代用品となるだろう。しゃもじと同じ方法で、やわらかくなった食材をまず崩してからつぶしていこう。
めん棒
離乳食を作る際にめん棒を活用したという人もいるのではないだろうか。マッシャーの代用品として使う場合も、離乳食作りと同じ要領で丁寧に食材をつぶそう。
2. マッシャーを代用するメリットとデメリット
自宅にマッシャーがあれば、それを使って調理するのが1番便利だと思うかもしれない。しかし、実はマッシャーの代用品を使うことで生じるメリットもあるのだ。ここでは、マッシャーの代用品を使用するメリットとデメリットを紹介する。
マッシャーを代用するメリット
マッシャーは本来、食材をつぶす作業だけに特化したツールだ。作業ごとに家庭のキッチングッズを揃えるとなると、それなりの収納場所が必要になる。代用品を使うことで収納スペースの節約につながるだろう。また、代用品であれば、マッシャーよりもシンプルな形状かつ、ほかの調理工程と兼用できることもあるため、洗い物が少なくて済む。さらに、少量の食材をつぶすときは、マッシャーよりもスプーンなどの代用品のほうがむしろ使い勝手がよい場合もあるのだ。
マッシャーを代用するデメリット
食材をつぶすために作られたマッシャーに対し、代用品はそれぞれほかの作業をする目的で作られている。代用品で食材をつぶそうとすると、より強い力が必要になるかもしれない。また、力を入れすぎると曲がったり壊れたりすることもあるので注意が必要だ。
3. マッシャーを代用する際の注意点
マッシャーの代用品を使用する際は、本来の用途と異なるため注意すべきポイントがある。ここでは、注意点をまとめたので、使用前にぜひ参考にしてほしい。
食材は小さくしてよくゆでる
マッシャーの代用品を使う場合は、つぶすときにより力が必要になる。食材をゆでたり温めたりする時間を長めにしてやわらかくしておこう。また、つぶしやすくするためにあらかじめ細かく切っておくことが大切だ。
ボウルの下に布を敷く
マッシャーの代用品で食材をつぶすとき、つい力が入りすぎることがある。ボウルなどを使う場合は布などを下に敷いておき、すべらないように工夫するといいだろう。
結論
マッシャーの代用品としておすすめのキッチングッズや、代用する際のメリット・デメリット、注意点を紹介した。代用品の存在を知ることで、食材をマッシュするという調理工程がより身近になり、日常の料理のバリエーションが広がるのではないだろうか。ぜひこの記事を参考にしてマッシャーなしでの調理に挑戦してみてほしい。