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洗濯物

洗濯物の一度付いたら取れにくい「嫌な臭い」を一発除去!?普段の洗濯にアレを加えるだけでできる超強力な消臭術とは

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年9月13日

しっかり洗っているのに、洗濯物の臭いが気になる、そのような経験を持つ方も多いだろう。洗濯物に臭いが残ってしまうのには原因がある。洗濯による臭いと乾燥による臭い、それぞれの原因と取り除く方法を紹介しよう。

  

1. 洗濯物の臭いが取れない原因

洗濯槽
洗濯したのに洗濯物の臭いが取れないといった場合、どのような原因があるのだろうか。

汚れが残っている

洗濯物が臭う原因として、汗や皮脂汚れが残っていることが考えられる。汗や皮脂汚れの主な成分は、タンパク質だ。そして雑菌がタンパク質を分解し、嫌な臭いを発生させる。汗や皮脂汚れが残ってしまうと臭いだけでなく、黄ばみの原因にもなる。洗濯機に衣類を詰め込み過ぎていると、水や洗剤の量が足りずに汚れが残ってしまうことがあるため注意してほしい。

洗濯機の中に洗濯物を放置している

汚れた衣類をそのまま洗濯槽に入れて、放置していないだろうか。風通しの悪い洗濯槽に入れてしまうと、一気に雑菌が増殖してしまう。節水や節電のため、洗濯物がたまってから洗濯したいという気持ちもわかるが、汚れのひどいものはその日のうちに洗濯することをおすすめする。

洗濯物がきちんと乾燥されていない

雨の日など、洗濯物を部屋干しする方も多いだろう。しかし、洗濯物が長い間湿っていると雑菌が繁殖しやすくなり、嫌な臭いが発生してしまう。部屋干しは乾くまでに時間がかかる。扇風機やサーキュレーターで風を当てる、エアコンを除湿にするなどの工夫が必要だ。

洗濯槽にカビが生えている

洗濯物の臭いの原因は、洗濯槽にあるのかもしれない。洗濯槽の裏側は、雑菌が繁殖しやすく、さらにカビが生えやすい場所である。洗濯をしていて、ワカメのような物体が浮いているようなら、要注意だ。洗濯槽の裏側にビッシリとカビが生えている可能性が高い。定期的に、洗濯槽の掃除をする習慣を付けよう。

2. 洗濯物の臭いの取り方

洗濯機
一度付いた洗濯物の臭いは、取れにくいものだ。ガンコな洗濯物の嫌な臭いの取り方を紹介しよう。

煮洗いする

なかなか臭いが取れない洗濯物には、煮洗いがおすすめだ。その名の通り、臭いが取れない衣類などを10分以上お湯でグラグラ煮て徹底的に滅菌する方法である。ただし、この方法が使えるのは丈夫な綿製品だけだ。色の濃いものやプリントされたもの、ポリエステル素材のYシャツなどは色が落ちたり、シワが取れなくなったりする可能性があるので避けよう。

乾燥機にかける

衣類が少しでも湿っていると、雑菌の温床になる。部屋干しではなかなか完全に乾かないという場合には、積極的に乾燥機を使おう。高温ですぐに乾燥させることで雑菌の増加を抑え、洗濯物の臭いの発生を防ぐことができる。

重曹や漂白剤を使う

洗濯物の臭いを消すためには、重曹や漂白剤を使うと効果的だ。普段通りの洗濯に重曹を約大さじ1杯加えるだけで、洗濯物の臭いを消してくれる。重曹は水では溶けにくいので、必ず30~40℃のお湯を使おう。
漂白剤の場合は、洗濯表示を確認してから使用してほしい。漂白剤には塩素系と酸素系がある。白い綿製品には塩素系、色柄物には酸素系と使い分けることが大切だ。

スチームアイロンを使う

洗濯物の臭いの原因の多くが生乾き臭だ。雑菌が増殖することで起こる。雑菌は高温で死滅するので、スチームアイロンを使って除菌しよう。ただし、素材によっては、高温に耐えられない衣類もある。必ず、洗濯表示を確認してからアイロンをかけるようにしよう。

3. 洗濯物を臭いから守る方法 | 洗濯編

洗剤
ここでは、洗濯物を臭わないようにするための洗濯方法を紹介しよう。

弱アルカリ性の洗剤を使う

今使っている液体せっけんを粉末石けんに替えてみよう。粉末石けんは、洗浄力の強い弱アルカリ性だ。汗や皮脂汚れをしっかりと取り除けるため、雑菌の繁殖も抑えることができる。ただし、衣類によっては不向きな場合もある。色柄物やデリケートな衣類は避けた方がいいだろう。

お湯で洗濯する

いつも水で洗濯している方は、40~50℃くらいのお湯で洗濯してみよう。雑菌のエサとなる皮脂汚れが落ちやすくなる。ただし、熱に弱いポリエステルなどの化学繊維は縮んでしまうこともあるので注意が必要だ。

洗剤や柔軟剤を入れすぎない

洗濯物の汚れ落ちをよくするために、洗剤を規定量以上に入れていないだろうか。また、仕上がりの香りをしっかり付けたいと、柔軟剤を多めに入れていないだろうか。これらは、規定量以上入れても効果は変わらない。それどころか、入れすぎることですすぎが十分に行えずに洗剤などが残り、雑菌のエサとなってしまうのだ。洗剤・柔軟剤は、適量を守るように心がけてほしい。

お風呂の残り湯ですすぎをしない

節水のため、お風呂の残り湯で洗濯する方も多いだろう。残り湯で洗濯をするのはOKだが、すすぐのはNGだ。お風呂の残り湯には、皮脂や雑菌が多く含まれている。すすぎに使ってしまうと、それらが衣類に付いて生乾き臭を発生させてしまう。

4. 洗濯物を臭いから守る方法 | 乾燥編

洗濯物
最後に、洗濯物を臭わないようにするための乾燥方法を紹介しよう。

消臭スプレーをしてから干す

洗い終わって干すときに、消臭スプレーをかける方法だ。消臭スプレーは、雑菌に対して効果の高い除菌タイプを選ぼう。

洗濯後はすぐに干す

洗濯が終わったら、できるだけ早く干すことだ。グズグズと洗濯槽に入れっぱなしにしておくと、それだけ雑菌が繁殖しやすくなる。今取り掛かっている家事を中断しても、洗濯物を干すことを優先しよう。

風を当てて素早く乾かす

洗濯物の臭いをなくすためには、干し方も大切だ。可能な限り洗濯物の表面が空気に触れるように干すことを心がけよう。また、風通しをよくすることで、湿気を飛ばすことができる。とくに部屋干しのときには、扇風機の風を直接当てるなどして、雑菌の増殖を抑えるようにするといいだろう。

結論

洗濯物の嫌な臭いは、汚れが残っている、湿っている、洗濯槽にカビが生えているといった原因が考えられる。洗濯物の臭いを取るためには、煮洗い、乾燥機にかける、重曹・漂白剤を使うなどの方法を試してみてほしい。また、洗濯をするときには、弱アルカリ性の洗剤やお湯を使ってみるのもいいだろう。乾燥させるときにはすぐに干すこと、風を当てることが大切だ。
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  • 更新日:

    2022年9月13日

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