目次
1. 排水口にアルミホイルを入れる効果とは?

排水口にアルミホイルを置くだけで、どのような効果が期待できるのだろう。
ヌメリを軽減できる
ヌメリとは、雑菌の塊のようなものなので、できるだけ発生させたくはない。アルミホイルを丸めてアルミホイルボールにし、排水口におくだけでヌメリを予防することができる。
カビの発生を抑えられる
排水口には、雑菌とともにカビも発生しやすい。アルミホイルを小さなボールにするだけで、カビの発生も抑えられる。
2. アルミホイルで排水口のヌメリを軽減できる原理

アルミホイルで、排水口のヌメリやカビがなぜ抑えられるのだろうか。それは、アルミホイルの性質に関わっている。
アルミホイルは水に濡れると化学反応を起こす。そして、化学反応を起こすときに金属イオンが発生する。この金属イオンを細菌が嫌うため、雑菌やカビの繁殖を抑えることができるのだ。アルミホイルは、水に接する表面積が大きければ大きいほど金属イオンの発生量が多くなる。そのため、アルミホイルはギュッと密に丸めず、ふんわりと丸める方がより大きな効果が期待できるだろう。
3. 排水口に入れるアルミホイルボールの作り方

では、具体的に排水口に入れるアルミホイルボールの作り方やコツを紹介しよう。
アルミホイルボールの作り方
アルミホイルボールの大きさは、大きすぎても小さすぎてもいけない。まず、ゴミ受けがきちんと設置できる大きさにすることがポイントだ。アルミホイルボールでゴミ受けが浮いてしまわないように適切な大きさに丸めよう。
あとは、クシュクシュと軽く丸めたアルミホイルボールを2~3個排水口のトラップ上に置くだけだ。アルミホイルボールを小さくしすぎると排水口に流れてしまうことがあるので注意しよう。
交換するタイミング
アルミホイルボールは、使っているうちに汚れなどで効果が薄くなるので、交換する必要がある。アルミホイルボールの状態を見て、汚れたら交換しよう。目安としては1ヶ月に1回程度の交換をおすすめする。
4. 排水口ヌメリ防止以外のアルミホイル活用法

アルミホイルボールは、排水口のヌメリを抑えるだけでなく、さまざまなシーンで活用できる。他の用途で使い終わったアルミホイルボールを排水口に置けば、無駄なく最後までアルミホイルボールを使い切ることができるだろう。
ピーラー代わりとして使う
アルミホイルボールは、ゴボウや生姜などの皮をむくピーラーとして使うことができる。ゴボウや生姜は、皮の部分に香りがあり、それをピーラーで取り除いてしまうと風味が落ちてしまう。そこで、アルミホイルボールで軽く擦れば、表面の汚れた部分だけを落とすことができる。皮に近い貴重な栄養価もそのまま残せて一石二鳥だ。
包丁を研ぐ
切れなくなった包丁を研ぐのは、けっこう面倒くさい。切れないなと思ったときに、気軽に包丁の切れ味を復活できるのがアルミホイルボールだ。やり方は簡単。包丁の刃の部分にアルミホイルボールを何度か擦りつけるだけだ。包丁の刃にできた細かいキズにアルミの成分が入り込んで凸凹が解消され、切れ味が復活する。
タワシ代わりとして使う
キッチンの排水口のヌメリやカビなどを抑え、役目を終えたアルミホイルボールをそのまま捨てるのはもったいない。捨ててしまう前に、タワシ代わりとして活用しよう。
魚グリルなど、臭いやコゲ汚れがひどく、スポンジに臭いが付いてしまいそうなときに便利だ。コゲ付いた場所をゴシゴシ擦ってキレイにしたら、そのまま捨ててしまえばいい。形が自由に変えられるので、細かい場所の汚れ落としにも使いやすいだろう。
結論
排水口にアルミホイルボールを置くと、金属イオンの効果でヌメリやカビを予防することができる。アルミホイルボールを作るときのポイントは、できるだけ表面積を大きくすることだ。ギュッと丸めず、ザックリと丸めるようにしよう。アルミホイルボールは、排水口のヌメリだけでなく、さまざまなシーンでも活用することができる。再利用を前提に試してみてはいかがだろうか。