目次
1. とうもろこしにかぶりつくのはマナーが悪い?

とうもろこしの食べ方マナーについて基礎知識をまとめた。キレイに食べる方法とあわせて紹介しよう。
かぶりつくのはマナー違反ではない
とうもろこしにかぶりつく食べ方はマナー違反ではない。食べ方のマナーで迷ったときは難しく考えず、手に持ってかぶりついても問題ないだろう。一方で一緒に食事する相手を不快にさせないのがマナーの基本。汚い食べ方をするのはなるべく避けるべきだ。
ただ芯に歯型が残ったり口の周りに食べカスがついてしまったりと、とうもろこしをキレイに食べられないことがある。歯にとうもろこしが挟まってしまうケースもあるだろう。かぶりつくのはマナー違反ではないが、相手を不快にさせないような配慮をしておきたい。
かぶりついてキレイに食べる方法
とうもろこしをかぶりつくときはキレイな食べ方を意識しよう。一列ずつ同じ方向に食べていくのがポイントだ。まるごと食べる場合は、横方向に向けて一列ずつ食べるとよい。5~7cmくらいに短くカットされたとうもろこしなら、縦方向のほうが食べやすいだろう。
また、下の歯を使った食べ方をすればキレイに食べられる。付け根に歯を当てたらアゴを動かして粒を取り除き、歯を当てたとうもろこしを上から下に向かって回転させよう。粒と粒の隙間に歯を差し込むと根元から食べられるうえ、繊維が挟まりにくくなる。
2. とうもろこしを簡単に食べる方法

かぶりつく食べ方だと、とうもろこしが食べにくいと感じることもあるだろう。マナーとあわせて、簡単な食べ方を確認しておくのがおすすめだ。
手で粒を外す
まずはとうもろこしの粒が揃っている一列を見つけて手で外していく。一列を外したあとは、その隣の列も同じように取り外そう。2列分の隙間が開いたら、周りの粒を空列に向かって倒す。空列のほうに粒を倒す作業を繰り返していけば、すべての粒を簡単に取り外せる。なお、とうもろこしをやや固めに茹でるとやりやすい。
バターナイフを使って外す
バターナイフを使って、とうもろこしの粒を削ぎ落とす食べ方だ。粒の根元にバターナイフの先端を差し込んだら、先端に向かって強く押し込もう。一度に2列分を外せるので、あとは同じ工程を繰り返してほしい。なお、バターナイフの代わりに、天削箸(てんそげばし) という先端が斜めになった割り箸を使う方法もある。
とうもろこしカッターを使う
とうもろこしを食べる機会が多いなら、専用の「とうもろこしカッター」があるとよい。コーンカッターやコーンピーラーとも呼ばれており、力を入れなくても粒を簡単に外すことができる。すべての粒をまとめて外せるタイプのとうもろこしカッターを使えば時短になるため、サラダやスープなどを作るときに役立つだろう。
3. 洋食で出てくるとうもろこしの食べ方

洋食でとうもろこしが出てきたときの食べ方を紹介する。マナー違反にならないように、基礎知識をチェックしておこう。
手で持って食べる
基本的には上記で紹介した食べ方と同じだ。とうもろこしを手で持って食べてもマナー違反にはならない。下の歯で食べる、一列ずつ同じ方向に食べるといったコツを実践すれば、一緒に食事する相手に不快な思いをさせることはないだろう。食べたあとは指先を洗うためのボウル(フィンガーボール)を使用して手をキレイにするとよい。ない場合はナプキンを使って手を拭いておこう。
ナイフとフォークを使う
とうもろこしを食べるときにナイフとフォークを使用するマナーはない。しかし、薄い輪切りの小さなとうもろこしの場合は、使ったほうがキレイに食べられるだろう。芯にフォークをしっかり刺して押さえながら、ナイフで粒を外すとよい。
外した粒はフォークでスプーンのようにすくって食べよう。もしフォークから落ちてしまう場合は、ナイフでサポートするとキレイに食べられる。ただし、フォークやナイフを使用するときに大きな音を出すのはマナー違反だ。とうもろこしから粒を外すときに音をたててしまいそうなら、手で持って食べたほうがよいだろう。
結論
とうもろこしを食べるとき、手で持ってかじりついてもマナー違反ではない。しかし、一緒に食事をする方を不快にさせないためには、キレイな食べ方を意識することが大事だ。一列ずつ同じ方向に食べる、下の歯を使うなどのポイントをチェックしておこう。手で粒を外したりバターナイフを使ったりといった簡単な食べ方も紹介したので、覚えておくとよい。洋食でとうもろこしを食べるときのマナーもあわせてチェックしておこう。