目次
1. メガネが曇る原因とは?

メガネの曇りをなくすためには、まずはメガネが曇るメカニズムから押さえておこう。メガネが曇る主な原因には、結露・油分・コーティングのはがれの3種類がある。
結露
メガネが曇る原因のほとんどはレンズの結露だ。たとえば寒い場所で吐いた息がメガネにかかると、温まった息と冷えたレンズの温度差が大きく、呼気中の水蒸気が急に冷やされて結露を起こす。とくにマスクをしているときや満員電車に乗っているときは、水蒸気を多く含んだ暖かい空気がレンズにつきやすく、結露がひどくなりやすい。
油分
メガネのレンズが白く曇っているなら、油分が原因の場合もある。指でレンズを触った際に皮脂がついた、運動時に汗が垂れたなどの理由で、油分が付着した可能性が高い。
コーティングのはがれ
レンズのコーティングがはがれると、表面が白く曇って見えることがある。結露や油分による曇りは拭けば取れるが、コーティングのはがれが原因の場合は曇りを取ることができない。この場合はレンズを交換するとよいだろう。
2. メガネの曇り止めの代用品

メガネが曇らないようにするには市販の曇り止めを使う方法があるが、家にあるものでも代用が可能だ。ここからは、メガネの曇り止めの代用品となるアイテムを7つ紹介する。
ハンドクリーム
曇り止めの代用品としておすすめなのはハンドクリームだ。含まれる界面活性剤がメガネのレンズに薄い膜を作り、曇りを防ぐ効果がある。指にハンドクリームを出し、レンズに薄く伸ばしてから拭き取ろう。
シェービングフォーム
ひげそりに使うシェービングフォームには界面活性剤が入っているものが多い。そのため曇り止めはシェービングフォームで代用できることもある。手にシェービングフォームを出し、メガネのレンズに塗ろう。2~3分おいてから拭き取るのがおすすめだ。
中性洗剤
台所用の中性洗剤にも界面活性剤が含まれているので、曇り止めの代用品として使える。中性洗剤を水で薄めた液で、メガネのレンズを洗ってみよう。
中性のハンドソープ
同じく界面活性剤を含む、中性のハンドソープで代用する方法もある。ハンドソープを指につけて、メガネのレンズにやさしくつけよう。あとは残ったハンドソープを拭き取ればOKだ。
歯磨き粉
メガネの曇り止めには歯磨き粉も使える。ただし歯磨き粉には研磨剤が使われているものが多く、メガネを傷つけてしまうおそれがある。そのため歯磨き粉で代用する際は、事前に研磨剤が入っていないか確認してから使いたい。
固形石鹸
曇り止めは固形石鹸でも代用できる。乾いた固形石鹸を指につけたら、メガネのレンズに薄く塗って拭き取ろう。
じゃがいもの汁
意外な代用品としては、じゃがいもの汁が挙げられる。じゃがいものデンプンがメガネの曇りを防ぐので、じゃがいもの実や皮でメガネのレンズをなで、汁を軽くつけよう。最後に汁を拭き取れば完了だ。
3. マスクでメガネが曇る場合の曇り止め方法

マスクをしているときに息がメガネにかかり、レンズが結露して曇るシチュエーションはとくに多いのではないか。レンズに曇り止めを塗ること以外にもできる対策があるので、マスク着用中は以下のポイントを心がけたい。
マスクと顔の間の隙間をなるべくなくす
曇り止めには、マスクをできるだけ顔にフィットさせ、マスクと顔の隙間を減らすことが効果的だ。隙間がなくなれば息が漏れにくく、メガネが曇らなくなる。マスクのワイヤーを折り曲げて鼻にしっかり密着させ、隙間をなるべく作らないようにしよう。
マスク上部を内側に折り曲げる
マスクの上部を内側に折りたたむと、マスクと顔の隙間を減らせて曇り対策に役立つ。内側に曲げた部分が鼻まわりにフィットしやすく、息が漏れにくくなるためだ。
結論
メガネの曇り止めには界面活性剤が効くので、それらを含むハンドクリーム・ハンドソープ・中性洗剤などで代用できる。曇り止めを使いつつ、マスク着用時はワイヤーを鼻にフィットさせて隙間をなくすことで、メガネの曇りをさらに対策しよう。