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Wi-Fiルーターの寿命って何年か知ってる?知られざる寿命の見極め方とWi-Fiルーターに潜む「寿命の危険性」とは

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年9月22日

パソコンやスマホを快適に使うためには、Wi-Fiルーターは欠かせないアイテムだ。Wi-Fiルーターにも寿命があることをご存じだろうか。ここでは、Wi-Fiルーターの寿命の見極め方、対処法、買い替え時期やポイントなどを紹介しよう。古いWi-Fiルーターの処分方法なども参考にしてほしい。

  

1. Wi-Fiルーターの平均寿命は何年?

ルーター
Wi-Fiルーターには「本体」「通信規格」「セキュリティ」と3種類の寿命がある。

本体の寿命

Wi-Fiルーター本体の寿命は、4~5年が一般的だ。4~5年経つと、通信速度の低下、接続状態が不安定になるなどの不具合が出始める。

通信規格の寿命

通信規格の寿命は、2~6年だ。無線LANの新規格は、定期的に更新されている。更新周期が2~6年となっており、より快適なインターネット環境を整えるためには、Wi-Fiルーターも通信規格をグレードアップする必要がある。

セキュリティ上の寿命

セキュリティ上の寿命は2~5年だ。無線LANは不正アクセスを防ぐため、暗号化されている。しかし、古い暗号化方式では、暗号解析されてしまう可能性がある。暗号が解析されてしまうと、個人情報の流出につながる。セキュリティ向上のため暗号化方式は2~5年のサイクルで更新される。

2. 寿命間近のWi-Fiルーターに表れる症状

wi-fi
寿命間近のWi-Fiルーターには、どのような症状があらわれるのだろうか。

通信速度が遅い

Wi-Fiルーターの寿命が近づくと、インターネット通信の速度が遅くなってくる。ページの切り替わりが遅くなったり、検索時間が長くなったりしたら、そろそろ寿命が近いのかもしれない。

通信が途切れる

突然、通信が途切れてしまうことが頻繁に起こる。回線に問題がなければ、Wi-Fiルーターの買い替えを検討する時期かもしれない。

Wi-Fiに繋がりにくい

Wi-Fiに繋がりにくく、繋がっても通信状態が不安定という場合、Wi-Fiルーターにトラブルが発生している可能性がある。回線に問題がなければ、Wi-Fiルーターの寿命を疑おう。

本体の電源が入らない

本体の電源が入らなくなってしまったら、もうすでにWi-Fiルーターの寿命が尽きているのかもしれない。

3. Wi-Fiルーターの不具合を感じたときの対処法

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購入してからそれほど経っていないのに、Wi-Fiルーターの調子が悪い。そのようなときの対処法を紹介しよう。

再起動する

パソコンを含め、精密電子機器の場合、再起動すると改善することが多い。まず、Wi-Fiルーターの不具合が起こったら、電源を切ってしばらくしてから再起動させてみよう。

ドライバを再インストールする

Wi-Fiルーターにはドライバというプログラムがインストールされている。ドライバーを再インストールすることで、問題を解決できる可能性もある。

ソフトウェアを更新する

Wi-Fiルーターには、ソフトウエアのアップグレードを定期的にしなければならないものもある。古いバージョンのソフトを使っている場合は、最新のものに更新する必要がある。

モデムに問題がないか確認する

もしWi-Fiルーターに問題がなかった場合、次に疑うのがモデムだ。モデムの再起動を試し、それでも問題が解決できなければ、直接LANケーブルにつないで原因を探る。

同時接続する端末数を減らす

Wi-Fiルーターに複数の機械が接続されている場合、端末に大きな負荷がかかることがある。接続機器の数を減らし、回線速度が改善するか試してみよう。

4. 寿命前にWi-Fiルーターを買い替える時期

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Wi-Fiルーターは、寿命が来る前でも買い替えなければならない時期がある。

契約回線を変更したとき

契約回線を変更し、最大通信速度が変わると、速度に応じたWi-Fiルーターが必要になる。光通信など回線のスペックに合わせたWi-Fiルーターを選ばないと、せっかくの性能が活かせない。

スマホやタブレットを新しくしたとき

スマホやタブレットを新しく買い替えたときも、Wi-Fiルーターをチェックしたほうがいい。デバイスは日々進化しており、とくに新しい機種になるほど通信速度が速くなる。使っているWi-Fiルーターの性能が見合っていなければ、買い替える必要がある。

接続する端末が増えたとき

Wi-Fiルーターに接続する端末が増えたときに、通信状態が不安定になる場合がある。機種によるが、同時にWi-Fiルーターに接続できる端末の数には上限がある。もしかすると、今使っているWi-Fiルーターはキャパを超えているのかもしれない。

引っ越しをしたとき

引っ越しをしたタイミングでWi-Fiルーターを買い替えるケースもある。新居の間取りによっては、通信が不安定になるからだ。間取りに合わせた適切なWi-Fiルーターにすることで、通信トラブルが解決できる。

5. Wi-Fiルーターを買い替えるときの選び方

ルーター
新しくWi-Fiルーターを買い替えるとき、どのようなポイントで選べば失敗がないだろう。

通信速度で選ぶ

Wi-Fiルーターを選ぶとき、通信速度は非常に重要なポイントだ。最大通信速度を確認し、自分の今の環境にマッチしたものを選ぼう。もちろん通信速度が速いWi-Fiルーターは、値段も高くなる。それほど速度を求めない場合は、安価なWi-Fiルーターで十分だ。

同時接続可能台数で選ぶ

Wi-Fiルーターは、推奨する接続台数が決まっている。キャパを超えてしまうと通信速度が低下してしまうので、同時接続可能台数でWi-Fiルーターを選ぼう。

部屋の間取りで選ぶ

Wi-Fiルーターは、使用する環境によって選ぶ種類が変わってくる。ワンルームであれば、それほど広い範囲に電波を飛ばす必要はない。しかし戸建てのようにいくつも部屋があって広い場合には、電波が広範囲に飛ぶWi-Fiルーターを選ぶ必要がある。

機能性で選ぶ

最近のWi-Fiルーターは、さまざまな機能を持った商品が販売されている。「メッシュWi-Fi」「ビームフォーミング機能つきWi-Fi」など便利な機能があるので、お店の人に聞いてみるといいだろう。

6. 寿命を迎えたWi-Fiルーターの処分方法

ICチップ
寿命を迎えたWi-Fiルーターは、小型家電リサイクル法で処分方法が決められているので注意しよう。自治体で回収してもらうには、不燃ゴミか小型家電用回収ボックスを利用する方法がある。各自治体で違ってくるので確認しよう。
Wi-Fiルーターを処分するときには、レンタル商品かどうか確認する。プロバイダからのレンタル品は返却する必要がある。また、Wi-Fiルーターには個人情報が残っているため、初期化してから処分しよう。さらにモバイルルーターの場合、SIMカードが挿入されていることがある。必ず抜き取ってから処分しよう。

結論

Wi-Fiルーターには本体、通信規格、セキュリティの3つの寿命がある。通信速度が遅くなる、切れる、繋がらないなどの症状があったら、寿命を疑って買い替えることをおすすめする。Wi-Fiルーターを選ぶポイントは、通信速度、同時接続可能台数、間取り、機能をチェックすることだ。適切なWi-Fiルーターで快適なインターネット環境を整えよう。
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  • 更新日:

    2022年9月22日

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